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magomeさん のコメント

小林師範、岸端編集長、時浦師範代、今週も多忙の中、配信ありがとうございます。「しゃべらせてクリ!」と「Q&A」の両方に載ったこと、まことに痛快との一言が私の心を支配しました。これからも熟考して思考を深めるためにも「しゃべらせてクリ!」や「Q&A」に応募しては更なる笑いと思考の平衡感覚が取れた感覚に磨きをかけていこうと思います。

私は東京生まれの東京住まいで、地理上はオリンピックの主な舞台となるお台場の近くに住んでいるのですが今回、オリンピックが決定しても全然うれしくありませんでした。私が住んでいる地区はお台場と同じ地区になるので地元の新聞では大騒ぎしていますが、オリンピックの開催時にはコンビニの成人漫画を含む成人雑誌が販売中止になるなど、娯楽に規制がかかるのではと心配でなりません。過去にも石原元都知事が都知事時代に都条例である青少年育成条例第7条のように暴力的とされる漫画に全て規制を欠ける条例を出すと発表したり、パチンコ屋を注視してカジノを作ろうと画策するなど、グローバル企業に追随する政策を度々発表し、ここでオリンピックの開催時に「国際社会に悪い印象を与える」とされてこれら娯楽に対する規制が本当に執行されてしまうのではないのかと思いますが、これは考えすぎでしょうか?
もし、青少年育成条例改正案が執行されてしまうとゴー宣も都内での政策、販売が出来なくなってしまう可能性があります。
過去にもソウルオリンピックの時もソウル市内の犬肉を販売する店や犬肉料理を提供する店が営業禁止になるなどの規制がとられましたが、今回のオリンピックでは昭和39年の東京オリンピックと違い、TPP参加によるグローバル企業の参入が確実とされることから、日本の産業にも大幅な介入が予想されますが、実は、自称保守派が推奨する都条例による漫画規制とパチンコの撤廃で共通することか、漫画(主に都条例改正案による規制対象とされる漫画)とパチンコは外資系が全く手が付けられない業界であるということです。もし、TPPに参加し、パチンコが撤廃されれば代わりに外資系によるカジノなどのギャンブル産業が介入し、漫画も著作権が強化されて都条例などによる規制が掛かれば外国製の漫画やそれに代わる娯楽作品が有利になるといわざるを得ません。TPP参加とオリンピックによる、グローバル企業の大幅な参入が予想される将来においてパチスロや漫画などの外資系が入る余地がない娯楽産業が「国際的に不適切」として規制、撤廃されてグローバル企業がこれら娯楽産業を支配するということもまた、考えすぎなのでしょうか?
もし、グローバル企業が漫画やパチンコなどの娯楽産業を狙っているとすれば自称保守はグローバル企業の御先棒を担いだ極左の先兵であることがもはや明確となります。
昭和15年東京オリンピック開催が決定したとき、日本は今と状況が似通っていたのでしょうか?私としては昭和15年の東京オリンピックの時のような状況にはなってほしくはありませんが、できれば返上してイスタンブールにしてほしいと思います。もう、手遅れで、言っても仕方のないことなのでしょうが。
東京オリンピックに悲観的な人々の間では北京オリンピックやベルリンオリンピックのようになるのではと心配する人も多いです。北京オリンピック前はチベットやウイグル弾圧があれほど問題となったにもかかわらず、開催後は完全に忘れ去られてしまいましたが、日本が同じことをやらないという保証が何処にあるのでしょうか?もし、日本が同じく福島原発の汚水処理問題を開催後に忘れ去られてしまった場合、言論の自由があるにもかかわらず、北京オリンピックと同じということになり、日本も中国も同じと言われてしまいます。そのように指摘されても私は弁護のしようがありません。
「釣った魚にエサはやらない」
これは私を含む多くの男性の心にぐさりと突き刺さる言葉であると同時に、我が國の現状を明確に表している言葉なのだと思います。今回の安倍氏や猪瀬氏の行動を見ていますと、選挙民という魚を餌で釣った後、彼らは選挙民である國民に餌をやりませんから。
今月発売したSAPIOの「大東亜論」は男女問わず、國を背負う人のあるべき姿を明確に表した章でありました。方針を曲げることは時には自分を殺さなければならないほどの覚悟が必要と箱田が身を以て顕わし、頭山の姿は悪魔というよりも國を背負う為に持たねばらなる鬼の心を表しているのだと感じました。そして今回の最終頁の言葉、「烏合の衆より、一人を以て立つ男が必要なのである!」は民主主義の限界を表しているように感じました。この言葉を自称保守を含む、民主主義、近代主義絶対者が聞けば「北朝鮮の金一家みたいな人が出てくる」と言いそうです。しかし、このような噂だけで運ぶ烏合の衆は結局は空気に翻弄されて歴史の闇に消えて行き、現場や立場は違えど「一人を以て立つ者」が歴史の中心的役割を果たしてきたことは歴史が証明しています。
今後は、私自身の人生の本題が「歴史を繋ぎ一人を以て立つ者」であり、ゴー宣道場のコメント欄を含む公の場でもこの本題を心のどこかで常に意識し続けることとなるでしょう。今後の「大東亜論」が楽しみです。もしかしたら、これまでの小林師範の作品以上に私の心を動かすのではと常に期待していますので、どうか、御身体に気を付けて、作品に取り組んでいただくよう、お願いします。
作品の完成のためならば何年でも待ちますので。
時浦師範代のwiki直しはwikipediaの内実が見えて、本当に新鮮です。小林師範に私怨を抱いている人が書き込めばろくでもない内容になるのは当然で、これは「南京大虐殺」や「日韓併合」でも似た内容が見られます。ネットでは極左の工作員の方が保守系よりも早くから活動していたようで、保守系が増えてきたのは小林師範の「戦争論」発売以降であるとwikipediaの「戦争論」に書いてあったのを覚えていますが、果たして事実でしょうか?私が知る限りは「戦争論」、「戦争論2」発売以降も保守系というよりも嫌韓、嫌中のホームページは増えましたが、反グローバルや反構造改革を含む、保守系のホームページは私の知る限り、ここ、ライジングのコメント欄だけです。熱心な小林師範を応援するサイトはもはや皆無なのではと思います。
やはり、ライジングの存在は必須です。「大東亜論」、連載の支障にならなければいいのですが、これは思い過ごしか?

長文失礼しました。
No.70
137ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第53号 2013.9.10発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※2020年オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まった。今週の「ゴー宣」はお祭り騒ぎで浮かれきっている大衆に、冷や水をぶっかける!安全を保証?状況はコントロールされている?汚染水はブロックされている?健康問題はまったく心配ない!?オリンピック東京招致の「希望的同調圧力」に負けない批判精神は、小林よしのりにだけはある!! ※大好評の「よしりんウィキ直し!」。今回から、いよいよ『ゴーマニズム宣言』の項に突入!本文の添削に入る前から、早くも大荒れの模様!インターネットの「集合知」に未来はあるのか!? ※『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」!今回のお題はこちら!おぼっちゃまくん、電波ジャックして何を訴える!?     【今週の目次】 1.ゴーマニズム宣言・第55回「PART1.汚染水問題はコントロールされていない!」 2.しゃべらせてクリ!・第15回「ぽっくん、メディア・ジャックぶぁい!の巻」 3.よしりんウィキ直し!・第5回「ゴーマニズム宣言『ノートページ』編」 4.Q&Aコーナー 5.新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6.読者から寄せられた感想・ご要望など 7.編集後記 第55回「PART1.汚染水問題はコントロールされていない!」  2020年オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まった。  スポーツが好きで、お祭りが好きで、取らぬ狸の皮算用が好きな人は、はしゃぎたまえ。  プレゼンテーションとか言うらしいが、日本人のしゃべり方がグローバリズムに合わせて、表情もジェスチャーも異様に感情過多になってる姿が、気味が悪いと思うのは、わしだけだろうか?   高円宮久子さまは自然体でさすがだが。  中でも「汚染水対策」に関する安倍晋三の口から出まかせには、あきれてしまった。あれで説得力があったなどと騙される国際社会も日本人も、相当な馬鹿である。 安倍「 私が安全を保証します。状況はコントロールされています 」 わし(おいおい、コントロールされているのか?) 安倍「 汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされています 」 わし( たった0・3平方キロメートル範囲内で、完全にブロックだと?よくも言ったものだ! ) 安倍「 健康問題は今までも、現在も、将来も、まったく問題ありません 」 わし( まったくないものにするとは、なんという悪魔だ! )   原発事故に関する知識と、人間的な誠実さがひとかけらでもあったら、決して口にできないことを安倍は全世界に向け、笑顔で言ってのけたのである!  安倍は「 ヘッドラインだけではなく事実を見てほしい 」と言った。要するにネトウヨの言う「 マスゴミの言うことを信じるな 」と同じ意味だが、全世界に向かって、公式の場で日本の首相が「 日本のマスコミも、世界のマスコミも信じるな 」と言ったのだから、こんな非常識な発言はない。  だが日本のマスコミはこの侮辱にも抗議一つしない。本当に事実を見れば、安倍の言ったことこそ嘘八百であるにも関わらず。    安倍が言ったように、「福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル」は、確かに堤防や水中カーテンで仕切られている。  だが、たとえ「0.3平方キロメートル」で「完全にブロック」されていたとしても、 地上タンクから漏れた高濃度汚染水の全てが、その「0.3平方キロメートル」のエリア内に流出しているわけではない。  汚染水漏れを起こした地上タンクからの排水路には水の流れた跡があり、高濃度の放射線が観測され、その排水路から水が流れた可能性があることは東電も認めている。   そして、その排水路は「0.3平方キロメートルの港内」ではなく、外の海と直接つながっているのである!   さらに堤防や水中カーテンで汚染水を「完全にブロック」などできるわけがなく、東電も「港湾内と外洋を水が行き来している」と認めている。   福島沖の海底には40カ所の放射能のホットスポットが見つかっている。   「0.3平方キロメートルの港内」では1キロあたりのセシウムが74万ベクレルのアイナメが見つかっているが、その港の外の20キロ先で捕れたアイナメからも2万5800ベクレルが検出されている。 また、東京湾でも原発20キロ圏内と同じレベルの汚染箇所が見つかっている。   汚染水については「打つ手がない」というのが現実で、これほど大量の高濃度汚染水が長期間漏れ続けている事態は過去に例がないのだ。  また、「健康問題は今までも、現在も、将来も、まったく問題ない」という発言も、そう言った後に安倍は「 完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している 」と続けている。   つまり、今ごろ「完全に問題ないものにするための対策に着手した」に過ぎず、 過去はもちろん現時点でもまだ「まったく問題ない」状態ではない。 発言が完全に矛盾、破綻しているのだ。  そもそも、安倍晋三は9月3日、IOC総会のたった4日前になってやっと原子力災害対策本部会議を開き、汚染水流出に対処するための基本方針と総合的対策を決定したのだ。  安倍はこれまで汚染水問題をほったらかしにしておいて、 開催地決定の直前にこの問題が浮上し、東京の招致に深刻な影響を与えそうになってから、泥縄式に「基本方針と総合的対策」を決め、「政府が全面的に責任を持つ」と見栄を切ったのである。  もともと、誰も本気で被災地のことなんか考えていない。  東京都の招致委員会は当初、開催理念の中心に「東日本大震災からの復興の象徴となる五輪」を掲げていたが、海外コンサルタントから「復興、復興と言うと、放射能問題など不安を思い起こさせ逆効果になる」と助言され、招致活動で「復興」をアピールしなくなり、今年1月の立候補ファイルでは「復興五輪」の文字が消えた。   ところが、6月に公表されたIOCの評価報告書で電力供給の回復や津波対策が肯定的に記されたのを見て、再び「復興五輪」を持ち出したのだ。   結局被災地のことなど、五輪招致に利用できるかできないか以外は何の関心もないのだ。  だからこそ招致委員会理事長「旧皇族詐欺師の父親」こと竹田恒和も「 東京は水、食物、空気についても非常に安全なレベル 」「 東京は福島から250キロも離れているから安全 」と、 東京が安全ならばよい という本音を漏らしたのである。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!