• このエントリーをはてなブックマークに追加

こいらさん のコメント

うーん、笹師範と高森師範のブログを見て思ったのですが、安倍が靖国に参拝した時点で(たとえ不戦の誓いをしたとは言え)もう諸外国に事実上宣戦布告をしたようなものなのかな?とも思うのです。
よしりん先生が以前のゴー宣で、確か小堀桂一郎氏との対談で「中国を屈服させるには首相が毎年終戦記念日に靖国に参拝すればいい」みたいなことを言っていた記憶がありますが…。
要するに安倍は事実上戦争状態を作ってしまった、とも言えるのです。ただ、安倍や自民に戦争をしているという自覚、さらには日本を中国やロシア・あるいはアメリカと戦争をするという覚悟がどこまであったのか、むしろそんな覚悟はなかったのではないのかな?とも思えるのです。
どうでしょう、安倍の靖国参拝に賛成しているネトウヨは、アメリカと戦う覚悟はできているのでしょうか?アメリカはTPP交渉をもっと強引に進めてくるし、辺野古にできるであろう新しい米軍基地は日米同盟のためではなくって、アメリカの大義のためなら日本をアメリカに対する敵国とみなして、イラク戦争や湾岸戦争の時のように日本を再び軍事力で侵略する拠点になる可能性だってありうると思います。その時に日本国民は自衛隊だけに戦争を任せっぱなしにできるのか?日本国民が自覚的にアメリカと戦うことができるのか?場合によっては日本人がアメリカにテロ攻撃を含む何らかの破壊行為も含めた軍事力の行使を自衛隊に頼らずにやれるのか?
そしてこれが大事なのですが、日本とアメリカ(あるいは中国)との軍事的な衝突を、常日頃世界の平和を祈っておられる天皇陛下の「御意」に沿う行動なのか?
高森師範にお訊きしたいのは、天皇陛下のご意思と国民の総意がずれてしまった場合、やはり日本の公の代表でいらっしゃる天皇陛下のご意思を優先した方がいいのか?その付近の擦り合わせがなされず、大衆が暴走したことが先の大東亜戦争の一因でもあったのかもしれません(もっともアメリカの侵略を止めるためには戦争は不可避だったのかもしれないのでしょうけど…)。
おそらく、国民の代表としての安倍が、天皇陛下の「むやみに日本国民を戦火に巻き込む必要がない」というご意思を忖度できないで靖国に参拝したのであれば、安倍がやったことは不敬なことですよね。どうだろう。
とにかく、判断基準を「国民の立場」ではなく「天皇陛下のお立場」で考えると、この靖国問題の答えらしきものは出そうな気がします。
長文失礼しました。
No.65
132ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
(号外 2013.12.28発行)   ゴーマニズム宣言 「失笑!安倍首相の靖国参拝は『不戦の誓い』だった!」   首相の靖国参拝はもう新たな局面に入ったのではないだろうかと思っている。 どうせ来月発売の自称保守&ネトウヨ系の言論誌は、安倍首相よくやったと絶賛一色だろうが、国際的な感覚が全くない、内弁慶な議論でしかない。  以前のように朝日新聞や左翼が中韓にご注進に及んでこの問題をこじらせてきたとか、中曽根総理が「公式参拝」を言い出すまでは普通に靖国参拝していたとか、その頃は中韓も文句を言わなかったとか、そういう歴史的事実を述べても、アメリカを始め世界に対して説得力を持つレベルではなくなった。  安倍首相の靖国参拝を受け、在日米大使館は「失望した」と声明を出したが、それを安倍政権が軽く受け止めていたため、米国務省がさらに同じ内容の声明を出して、米政府の姿勢を明確にした。  日米防衛相の電話会談も延期になって、ようやく日本政府も事の重大さに気づき始めたようだ。  アメリカだけの話ではない。欧州でも安倍政権は失笑されている。  一国の首相にしては世界からの視線に鈍感過ぎるのではないか?  安倍首相は世界中から異様なタカ派だと見られている。  フランスの極右政党党首ルペンや、ロシアの極右政党党首ジリノフスキーのように、短絡的で偏り過ぎた極右の首相と思われているだろう。  わしの目からは、もはや完全な ネトウヨ首相 だ。ネトウヨと同レベルの国際感覚なのである。  慰安婦問題もそうだが、首相の靖国参拝は、もう国際的には新たな局面に入ってしまって、自称保守論壇の内向きな強硬意見は、日本を孤立させるだけの自慰行為になってしまった。  そもそもわしは小泉純一郎の首相在任中の靖国参拝の時も警告を発していたのだが、新自由主義・グローバリズムで、日本の国柄を破壊する政策を遂行するために、ナショナリズムは利用されるようになってしまった。   靖国参拝はもはや新自由主義の隠れ蓑になってしまったのだ。  この矛盾がどうしても自称保守&ネトウヨには理解できない。靖国参拝さえしておけば愛国者と認定する単細胞が、今の自称保守&ネトウヨなのである。  しかもこの連中は皇位継承問題では「男系Y染色体固執」で団結しており、天皇陛下の御意思も踏みにじって恬として恥じない。皇統断絶の危機を招来している一群なのである。   つまり「天皇なきナショナリズム」だ。  天皇のため、郷土(クニ)のために戦った英霊たちは、悲嘆に暮れていることだろう。  しかも自称保守にしても、かつて小泉が8月15日を避けて参拝した時には批判していたはずである。  だが今回の12月26日という無意味な日の首相参拝には、なぜかこぞって称賛の声を挙げている。  いつの間にやら靖国参拝のハードルはすっかり下がり、いつでもいいから、とにかく行きさえすりゃいいということになってしまったようだ。  さらに肝心なことは、首相が靖国神社をどういう場所と捉え、何のために参拝するのかという意識である。  安倍は今回どういう意識で靖国神社を参拝したのかを、談話で発表している。その談話のタイトルは 「恒久平和への誓い」 というのだ! http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/discource/20131226danwa.html  これだけで、安倍は靖国神社がどういうところか一切理解していないということが明らかである。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!