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リボンの騎士さん のコメント

配信ありがとうございます。ブルーマンデーが過ぎた翌日の
ライジング配信が何よりの楽しみです(^^)

とは言いましても、前号も今号も、母親のひとりとして読むのが
本当にきつかったです。
仲介者がいたとはいえ、母親によって預けられ、知らない男と
電車を乗り継ぎ、行き着いた先で、以前痣がつくほど暴力を
ふるわれた男の顔を見たときの男の子の恐怖を考えると、
胸が締め付けられるどころではありません。

私もシングルマザーですが、シングルマザーが絶対弱者の聖域だ
というのはそのとおりだと思います。私はあまり報道を見ませんが、
批判が怖いマスコミはそういう報道が一切できず、コメンテーターと
やらも、制度不足という、誰にも批判されないようなありきたりのこと
までしか触れられていないのだとしたら、そういう理由なのでしょう。
日本の戦前は悪、先の戦争は侵略戦争であり日本軍は悪だったという、
戦争論が世に出るまで、当たり前のように戦後あった価値観、聖域や
タブーとずっと闘ってこられた小林先生ならでは、ゴー宣ならではの、
バッシング覚悟の思い切って切り込まれた考察だと思いました。

中に書かれてありました児童扶養手当は、私も貰っていたことが
あるのですが、支給されている間は年に一度、役所に赴いて、
簡単な面談を伴った現況調査があります。その時期に役所へ行くと、
まあ本当にいろいろなシングルマザーが集まっていて、見た目だけで
判断してはいけないのは当然ですが、えっ?と思ってしまうような
お母さんもいるのは事実です。

日本では、子育てにまつわる神話とやらがたくさんあり、3歳神話、
母乳神話などがありますが(何の科学的根拠もないはずです)、
やはり一番は母親神話、だと思います。その母親神話による悲劇と
いう側面もあったのではないか、ということに気づかされた前号と
今号のゴー宣でもありました。
よその国のことは知りませんが、この国では父親と母親が親権を
争うと、さすがに母親より父親に引き取られた方がいいだろうという
ケースでも、母親が親権を持つということが少なくありません。
それと、殺された男の子のお母さんの親族も近くにいたとのことですが、
そういう環境、人間関係を母親自ら手放してしまったのではないか、
というのはその通りだろうと私も思いましたし、さらに言えば、私が
彼女の親だったら、とても子育てできないような不肖の娘から子供を
引き離し、自分(たち)の手で孫を育てるくらいに思ったはずですが、
不肖娘が自分で育てると言い張れば、たとえ行政や調停が間に入った
としても、叶わなかったかもしれません。
もっとも、子供の父親、その家族、母親の実家というのもどんなもの
だったのか、という疑問も拭えませんが。。。

もちろん、一番悪いのは子供を殺めた男に決まっているのですが、
通り魔殺人などという性質の事件とは違うということがゴー宣を
読んでよくわかりました。
聖域やタブーを恐れて思考停止していては、また子供が犠牲になって
しまうのであって、ではこのような悲劇を再び繰り返さないために、
親、大人はどうあらねばならないのか、どうするべきなのか、、、
子供達のために、ありきたりの総括で終わらせるわけにはいかない、
そういう小林先生の強い思いや怒りがビンビン伝わってくるような
この度のゴー宣でした。
No.40
127ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第80号 2014.4.1発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…ネット仲介のベビーシッターに預けられていた2歳の男児が死亡した事件。世間では殺された子供のことは忘れられ、「働くシングルマザー」は容易に批判できない「聖域」になってしまっている。子育て支援の制度不足のみに焦点が移されているが、本当にそれで良いのか?同じような犯罪を防げるのか?この事件から何が問われているのか、マスコミが絶対に報じない事実を元に、さらに掘り下げてみよう。 ※「ザ・神様!」…物語はいよいよ天孫降臨へ!!しかしアマテラスオオミカミが遣いに出した神々は尽く、オオクニヌシが繰り出す策に懐柔されてしまう。すっかりおかんむりのアマテラスは、鳴女という名の一羽の雉を遣いに出すことに。ところが、この一羽の雉から恐ろしい悲劇が始まる…! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!エロい目で見ることが許される女性の年齢は何歳から?「ごちそうさん」で好きな登場人物は?日本の歴史上、最適なバランス感覚を保ち運営されていた時代はあった?「笑っていいとも」の終了をどう思う?振り向かない女を長く想う経験はある?乃木坂46の曲は聞いてる?貿易協定に反対して立法院を占拠した台湾の学生たちをどう思う?よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第81回「人間よりもネットを信用した母はたしなめるべきである」 2. しゃべらせてクリ!・第41回「春爛漫!貧ぼっちゃま花壇の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第30回「アメノワカヒコの反逆~すったもんだの天孫降臨 その3~」 4. よしりんウィキ直し!・第18回「ゴーマニズム宣⑭:『天皇論追撃篇』(新天皇論)④」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第81回「人間よりもネットを信用した母はたしなめるべきである」  インターネットで依頼したベビーシッターによって、2歳の幼児が死亡した事件について、もっと詳細に書く必要があると思った。  子供を育てる母親は大変な苦労をしている、シングルマザーなら子育てと仕事の両立がさらに困難だ、いわば社会的弱者である母親を批判してはいけない、という俗情が世間的にはある。  シングルマザーに対する偏見は10年以上昔の事で、今や離婚は珍しいことではなく、バツイチ・バツニと明るく自称できる時代だ。  シングルマザーは容易に批判できない「聖域」になっていて、今回のような「 ネットで他人に無警戒に子供を預ける 」という暴挙でさえも、母親への批判よりは、子育て支援の制度不足にのみ、焦点が移されてしまう。  つまり殺された子供のことは忘れられ、母親が被害者としてしか見られなくなってしまうのだ。そして人々は言う。「 ネットでシッターを探して何が悪い 」と。  わしには恐るべき居直りだとしか思えないが、そんな総括の仕方では、また同じような犯罪が繰り返され、また子供が犠牲になるだろう。  幼児を殺した犯人はもちろん第一に責められるべきであり、すでに逮捕された。では母親は反省ゼロでいいのか?  前回はあえて母親の情報は伏せたが、未だに母親を純粋な被害者だと思い込み、批判を封じる声があるので、今回はあえてこの母親像を詳述したい。マスコミが絶対に報じない事実が見えてくるだろう。  被害者の横浜市在住の母親(ここでは「A子」としておく)は一体どういう女性だったのか?  ネットに残っていたプロフ(プロフィール)が2種類確認できたが、3年ほど前のものと見られるプロフでは「龍琥ママ」というハンドルネームで、 金髪の写真が残っている。  事件後にマスコミの取材を受けていた時の、今どき珍しいケバい金髪の後ろ姿でおおよその見当はついたが、地道な就職先が見つかる雰囲気ではない。  2人の子供まで金髪に染めているというが、2歳の子を金髪に染めるのは、健康に悪いと思うが?  週刊文春(4.3)によると、A子は「 生活保護を受給しつつ、キャバクラなどのアルバイトで生活費を稼いできたようだった 」という。  このプロフの「誕生日」の欄は「旦那さん1993.03.11(18) 嫁さん1991.08.08(20) ちびさん2011.04.22(0.8)」となっている。   A子が龍琥ちゃんを出産した時は19歳、しかも父親は18歳だったのだ。  「自慢なこと」の欄には、「 支えてくれて助けてくれる身内がいること 守ってくれて傍にいてくれる家族がいること ほんっと私恵まれました 」と書かれている。   この時点では支えてくれる身内・家族がいたのだ。  そして、「好きな男性のタイプ」の欄には、この「旦那さん」に宛てたと思われるメッセージが書かれている。 \復活/ ki-chan since23.08.15 total=2年4ヶ月  なんだかんだ色々あったけど やっぱり大好きなんだな  次はない。許さない。 3人で仲良くやってく  頑張ってくださいねパパ  ところがその旦那とはすぐに別れてしまい、乳児を抱えたままキャバクラ勤めを再開したのである。  とはいえ、A子のブログを見ると2012年12月の時点で 龍琥ちゃんは保育園に入っていることが確認できる。   しかもA子の実家は近くにあったようで、子供を連れて頻繁に帰っているし、熱を出した時などは、救急病院に連れて行ってもらったりもしている。  確かに「恵まれました」と言っていい環境だったのである。  また、この時には別の「旦那」ができていて、「旦那ちゃん…素直に言えなかったけど隣にいてほしかったんです。ありがとうね大好きです」といった記述があり、やがて次男を妊娠している。  ブログは「りっくんの寝顔ぶちゃ可愛 ママの天使。宝物。」といった具合に、育児は大変だけど子供が可愛くてたまらないといったことが連日書かれていて、一見すると普通の若い子育てママのブログのようにも見える。  ところが、時々突然怒ってブチキレた記述が出てくる。   どうやら龍琥ちゃんの親権をめぐってもめていたようで、父親やその家族と思われる人々に対するものすごい罵詈雑言が書かれている。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!