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ライスバーガーさん のコメント

「ゴー宣」の感想をひさびさに書けますね。
安保条約の事、自分はまったく思い付かなかったので、目からウロコが落ちてしまいました。
ホントそうですよね・・・。これに気付くよしりん先生が天才なのでしょうか?
政治や軍事の専門家は、指摘しているんでしょうか?
マスコミが、それらを取り上げないんでしょうか。つまり意見収集や勉強を、
マスコミ人がしていないのでしょうか。

それとも、専門家はただ自分の研究に没頭しているだけで、
マスコミ人は、話題になっている発言を分析せずに流すだけで。
「公のために、日本のために、自分は何をなすべきか?」
という根本的な信念が、足りないから、こういう見解が出てこないのでしょうか。

そう考えると、よしりん先生やゴー宣道場の存在が、
その根本的信念を広めてゆく核となるために肝要であるし、
専門家やマスコミ人にそれが伝わる事を、願ってやみません。

もうひとつ思ったのは、安倍晋三がオバマになめられ、嫌われてるのは
当然ですが(日本人でもそうですからw)、
べつに安倍に限ったことではなかったような気がしてしまいます。
さも日本のマスコミは対等な会談のように装ってきましたが、
昔から、日米首脳会談は、アメリカの大統領に完全になめられてきた印象があります。
日本はスパイや人脈を作って、アメリカに下調べや根回ししなくてはいけないと、
こういう事があるたんびに、いつも感じます。
でないと、天皇陛下まで侮辱されているようで、アイデンティティーが傷つきます。

そして、「施政下」。この言葉で、安倍は結局了承したわけですね。
オバマ側は、それ以上の言葉を出してこなかったわけでしょう。
強気で、時間の制約があり早くこれで合意しろって、圧をかけながら。
官邸やら、その周辺はこれでいいのかって、あたふたしたんでしょうね。
ひょっとしたら、オトモダチの岡崎とかに電話して、訊ねたかもしれません。
「”領土”って言葉にしてくれない。大丈夫かな?」
「だいじょうぶだいじょうぶ。大きい功績だよ。マスコミ対策は私がやるから!」
なんつって。妄想がひどすぎます?(笑)
でもなんかそういう、アメリカへの対応をオトモダチとあたふた話してる想像図しか
思い浮かばないんですよ。
とにかく、「施政下」でマスコミを誤魔化せる、誤魔化そうと、決めたわけですね。
しかし、小林よしのりは騙されなかったぞ、と。

どうしてみんなアメリカの奴隷になっちゃうのか、
よしりん先生に質問したいです。
No.53
126ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第89号 2014.6.17発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…「集団的自衛権」行使容認を改憲せずに押し切ろうとしている安倍政権。実はもうひとつ、集団的自衛権行使を容認するなら改定が不可欠なはずなのに、安倍政権が手をつけずに済まそうとしているものがある。「日米安全保障条約」である。一体それは何を意味しているのか?国賓待遇、TPP交渉での譲歩、「日米ガイドライン」の見直しによっての「集団的自衛権」行使容認…媚びへつらいの先に日本は何を得るというのか!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ロリコンの定義とは何?晴れて恋愛解禁の身となった大島優子とデートの約束はした?「わたしにぜっこーもんしていいよ」を誘い文句にしても良い?消費税が増税されたのに、高い品物が昨年より売れているのは何故?6月11日に国会で成立した「改正電気事業法」をどう思う?日本人の笑いのレベルは高い?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてくり!」。新聞信じちゃいけましぇん!茶魔が社会派キャラに転向!?力作から脱力作まで揃った中、MVPに輝くのは誰か!?   【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第90回「媚びへつらいのための集団的自衛権」 2. しゃべらせてクリ!・第50回「新聞信じちゃいけましぇん!の巻〈後編〉」 3. よしりん漫画宝庫・第68回「『ろまんちっく牛之介』②奇想天外恋愛バトル・ストーリー!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第90回「媚びへつらいのための集団的自衛権」  わしが「SAPIO」の『ゴーマニズム宣言』で、時事ネタを描かなくなったからか、新聞がインタビューを求めてくることが多い。  ありがたいことなのだが、新聞は文字数が限られる。1時間以上話しても、記事ではかなり省かれ、凝縮されるので、どれだけ伝わるのかわからない。  ライジングでは文字数制限がないので、詳細に書けるのだが、届けられる人数が少ない。やむを得ない。諦観しよう。  最近の新聞のインタビュー依頼のテーマは「 集団的自衛権 」である。  日本が「 集団的自衛権 」を行使できるようにするのならば、憲法改正は不可欠である。ところが安倍政権は、改憲をせずに押し切ろうとしている。  これだけでも言語道断なのだが、実はもうひとつ、集団的自衛権行使を容認するなら改定が不可欠なはずなのに、安倍政権が手をつけずに済まそうとしているものがある。   それは、「 日米安全保障条約 」である。  日米安保条約では、米国には日本を守る義務があるが、日本が米国を守る義務はない。 その代わり、日本には米国に基地を提供する義務があり、条約は双務的になっている。   基地の提供は米国の世界戦略に貢献するだけではなく、日本は在日米軍関係経費、基地交付金など 毎年6400億円 を負担している。  集団的自衛権の行使容認となれば、「日米による相互防衛」となるから、 日本は米軍への基地提供義務を廃止するか、そうでなければ米国が国内に自衛隊基地を提供する義務でも課さなければバランスが取れない。   日本だけが基地を提供し、お互い守り合うのであれば、日本にだけ過重な負担を強いる「不平等条約」になってしまうのである。  対等な独立国同士であれば、「 集団的自衛権行使と引き換えに、基地提供義務を廃止 」という条約改定をやらなければならない。  ところが安倍政権は安保条約改定には一切触れることもせず、「 日米ガイドライン 」の見直しによって集団的自衛権行使に踏み切ろうとしている。  日米ガイドラインとは「日米防衛協力のための指針」であり、日本への攻撃や周辺事態(具体的には朝鮮戦争が再開し、日本に飛び火する事態を想定)の際に日米双方の役割分担を定めた文書である。   米国が基地とカネという既得権益を手放すわけがなく、安保条約改定になど応じるはずがない。   それがわかっているから、安倍政権は最初から条約改定を一切口にせず、条約よりも下位にある日米ガイドラインの見直しで集団的自衛権の行使をしようとしているわけだ。  日本の一方的な負担増を、日本の側から申し出ているのだ。あまりにも露骨な米国追従、媚びへつらいである。これを屈辱とも思わないのだから、属国根性極まれりである。  なぜこんなことをやりたがるのか。実はその理由を、安倍自身が10年前の岡崎久彦との対談本『この国を守る決意』であけすけに語っている。  安倍は、日米安保条約は「双務的」であり、さらに集団的自衛権まで行使する必要はないという批判に対して、 米国が日本を守り、日本が基地を提供するという現行の条約では「双務性」が足りない と言う。  そして 「日米安保をより持続可能なものとし、双務性を高める」ために、集団的自衛権の行使が必要だと主張している。  日米安保条約第5条には、米軍が日本を守ることが規定されている。だが安倍は、条約は「ただの紙」でしかないというのだ。  安倍はこう言っている。 信頼関係と連帯のない同盟というのはただの紙でしかありません。それがあって初めて同盟に魂が入り、有効に機能するということです。 「五条にこう書いてあるではないか」と言って、まるで法の番人のようにアメリカに突きつけたところで、何の効力も発揮しないということなんです。これは相手の立場に立って考えてみればすぐにわかることだと思います。ですからこれからも、日本はその不断の努力が必要であると。 (P61~62)  その「 不断の努力 」が、米国に対する「 不断の媚びへつらい 」なのだ。   いざという時に見捨てられないように、とにかく米国に媚びて媚びて媚びまくれ! 尽くして尽くして尽くしまくれ! 基地を提供しているだけでは足りない、さらに米国のために自衛隊員の血まで流してさしあげろ! ここまでやっているのだから、北朝鮮や中国がヤバくなっても見捨てないで下さい、助けて下さいねと、アメリカ様にしがみつけ!!  安倍が言っているのは、要するにそういうことだ。  この対談本が出たのは 2004年1月。岡崎久彦がイラク戦争の米軍勝利を確信し、これで世界史的な「アメリカ帝国」ができ上がるぞ、これからは「パックス・アメリカーナ」の時代だぞと欣喜雀躍していた頃 である。  この本でも岡崎は、イラク戦争を支持したことで「 日米関係がこの150年で最善だ 」と喜び、「 一年前に集団的自衛権の行使を認めていれば、今回のイラク戦争で世界三大国の一つになっていましたよ 」と悔やんでいる。  それから10年、日米関係は安倍政権によって史上最悪といわれる状態になったし、イラク戦争をめぐる岡崎の発言はすべて間違っていたことも明白になった。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!