• このエントリーをはてなブックマークに追加

カレー千衛兵さん のコメント

『ザ・神様!』がマンネリだなんてトンデモナイ!!!

40回近く連載してもなお、
神様たちの生き生きしている様子が、
頭の中で絵となって浮かべることができるので、
毎回楽しませて頂いてます (⌒▽⌒)

個人的には、毎号必ず存在する【デストロ~イなセリフ】
で笑うのがストレス発散になって大好きです♪

今週の【デストロ~イなセリフ】は、
「だってあなた、私のなかで……」です(爆笑)
前号の【デストロ~イなセリフ】は、
「天孫降臨で満足して、その先は面倒くさくなって読んでなかったんですかね!?」
がサイコーでした(爆笑)

「躍動感」と「笑い」が魅力的な『ザ・神様!』。
これからもテンションアゲアゲで、
長期連載して欲しいです。

PS.『ザ・神様!』の中に、木蘭さん個人が登場してしまう話が特に好きです。
No.44
124ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第97号 2014.8.19発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…日本のゴジラの概念を完全に理解し、オリジナル作品に十分なオマージュを捧げた上で作り上げられた今回のハリウッド版『ゴジラ』。しかし日本には、この『ゴジラ』を酷評する者がいる。曰く「本来のゴジラは南方で死んだ兵士を悼んでいた」「安倍政権が行った集団的自衛権の行使容認をアメリカ側が歓迎し、祝福する映画」「あんなのは本当のゴジラじゃない」等々…。果たして、今回のハリウッド版『GODZILLA』はなぜ「快挙」と言えるのか?そしてゴジラの最大の価値観とは何か!? ※「ザ・神様!」…ブスを差別したがために、未来永劫の天皇までそのお命を短く儚いものとしてしまった、天孫ニニギノミコト。そうまでしてコノハナノサクヤビメと夫婦になったものの、ニニギの受難はまだ続く…!!新婚の二人に訪れた、さらなるとんでもない事件とは!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!女子高生の制服のスカートはナゼにあれほど短いのか?現在の日本、『戦争論』の意図通りになった?ロビン・ウィリアムズの映画では何が好き?萌え絵を使った抱き枕がある!?ゾンビ映画で好きな作品は?石ノ森章太郎に憧れた先生にとって傑作、もしくは憧れるきっかけとなった作品は何?セクシー感あふれる大人になるには?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第97回「ゴジラの日本的価値観とは?」 2. しゃべらせてクリ!・第57回「ベタでも海ではスイカ割りぶぁい!の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第39回「えっ、一回だけなのに!? ~激情妻・コノハナノサクヤビメ」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第97回「ゴジラの日本的価値観とは?」  現在公開中のハリウッド版 『ゴジラ』 は、快挙である!  ハリウッドでゴジラ映画が製作されたのは2回目だが、前作1998年のローランド・エメリッヒ監督作品はゴジラとは名ばかりの「巨大イグアナ」の群れが暴れ回り、倒されるという映画で、大不評に終わった。  この時は、やはり日本ならではのゴジラの概念は、アメリカ人には理解できないのかと思ったものである。  ところが今回のギャレス・エドワーズ監督は、日本のゴジラの概念を完全に理解し、オリジナルの作品に十分なオマージュを捧げた上で新たな作品を作り上げ、これが全米で受け入れられて大ヒットしたのだ。  こ れは、日本人の「ゴジラ」に込めた文化概念がアメリカ人の感性を侵略したことに他ならず、日本のアメリカへの文化侵略がまた一つ達成された瞬間を我々は目撃したことになる。  ところが、日本にはこのハリウッド版『ゴジラ』を酷評する者がいる。例えば東京新聞8月13日付のコラム「大波小波」は、「 実際に見て驚いた。悪い冗談としか思えない 」とまで書いている。このコラムはこう言う。 本来の日本の『ゴジラ』は、南方で死んだ兵士を悼み、核兵器の脅威を訴えるメッセージを持っていた。日本の映画人よ、一刻も早く本道に戻り、3・11以降の日本人の魂を鎮めてくれる『ゴジラ』を撮りあげてほしい。  本来のゴジラは南方で死んだ兵士を悼んでいた???  ゴジラ映画はわしも小学生の頃から見てきたが、そんなふうに思ったことは一度もない。  今回のライジングは我がスタッフである「怪獣オタク」の時浦の知識を得て、執筆している。  ゴジラが南方で死んだ兵士を悼んでいるというのは、実は評論家の川本三郎が言い始めた意見だそうだ。  川本は『ゴジラはなぜ「暗い」のか』と題したエッセイでこう書いた。 戦争で死んでいった者たちがいままだ海の底で日本天皇制の呪縛のなかにいる……。ゴジラはついに皇居だけは破壊できない。これをゴジラの思想的不徹底と批判する者は、天皇制の「暗い」呪縛力を知らぬ者でしかないだろう。  わしにはイデオロギーの色眼鏡を通した無理すぎる深読みとしか思えないが、この説は民俗学者の赤坂憲雄が『ゴジラは、なぜ皇居を踏めないか?』という論考でさらに発展させ、怪獣マニアの一部に強い影響を与えた。  実際、2001年の金子修介監督作品『 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 』ではゴジラを「戦争で亡くなった人々の怨念の集合体」として描いている。ただしそれはこの一作のみの設定で、これは決して「本来のゴジラ」ではなく、むしろ例外的なものである。  第一作 『ゴジラ』 の製作者たちの話を見ても、ゴジラを戦没者の魂を悼む存在とする意図など全く出てこない。   だが一方で、反核のメッセージは明確に語っている。 何しろ映画の企画が始まったのが 第五福竜丸事件 の直後だったこともあるし、監督の本多猪四郎は個人の体験からこのようなことをよく語っていた。 原爆……僕が帰ってくる時にね、丁度、いよいよ負けて軍隊引き揚げて帰ってくる時に、広島を通ったんですよね。その時にね、70年間は絶対に此処には草1本生えないということを言われたでしょ。そういうものがやっぱり、気持ちの中にあるんですよね。原爆という物に関する憎しみみたいなものって言うか、こういう物作って、こんな物を次から次にやってたら、えらいことじゃないかという、そういう気持ちが、演出家としてね、あの『ゴジラ』を動かすのに……一つの迷いも出て来なかったわけですよ。  海底で眠っていたジュラ紀の生物・ゴジラが水爆実験によって目を覚ます。完成した映画ではどこの国の水爆実験かは明確にされていないが、香山滋の原作ではゴジラは明確にビキニ環礁からやってきたことになっている。   だが、アメリカの核兵器への怒り、憎しみを表すのなら、なぜゴジラはアメリカを襲わず、よりによって唯一の被爆国である日本を襲うのだろうか?   これでは加害者を明確にしない広島平和祈念公園の「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の碑文と同じ「自虐史観」ではないのか?という疑問も湧く。  しかし考えてみれば、ゴジラにとっては、自分を起こした水爆実験をやったのがアメリカ人か日本人かなんてことは、わかるはずがないのだ。  自然界から見れば、環境を破壊しまくる核実験を繰り返す「人間」の存在そのものに怒りが湧くはずで、そこにアメリカ人だの日本人だのという区別はないだろう。  そう、既に多くの人が指摘していることであるが、 ゴジラの本質とは、荒ぶる自然の神の象徴なのだ。  自然災害は相手を選ばずに襲い来る、理不尽なものである。そう思えば、核兵器に対する怒りを表しながら、被爆国・日本が破壊されるという理不尽にも説明がつくわけで、一作目の『ゴジラ』はかなり優れた文明批評を含んだ映画だったのである。   日本人にとって自然は畏怖すべきものであるが、欧米人にとって自然は征服すべきものである。 エメリッヒ監督版では欧米人の自然観を捨てられなかったためにゴジラが「巨大イグアナ」になり、人間に退治されてしまった。  だが今回、イギリス人のエドワーズ監督は、はっきりこう語っている。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!