• このエントリーをはてなブックマークに追加

na85さん のコメント

 よしりん師範、61才の誕生日、遅ればせながらおめでとうございます。そして小林よしのりライジング、まもなく100号、おめでとうございます。師範方、師範代、編集長、スタッフの皆様、今回も執筆・編集・配信ありがとうございます。

 内側に後ろ暗いところのある団体が取材を申し込まれた際に歓迎されるのは、暗部を見ない100%の礼賛者と虚偽やでっち上げでも批判したい者です。前者は広告塔として、後者は自分たちの暗部より大きな被害を申告して同情を買うためにです。被害者と加害者のいる多くの問題において前者はサヨク・左翼であり、後者は自称ホシュ・ネトウヨです。そして全く歓迎されないのが、見たままの真実を描き出そうとする真のジャーナリズムであり、日本でそのような存在は小林よしのりでした。そしてアイヌ問題では小林よしのりの個人誌『わしズム』だけでした。
 「アイヌ民族を先住民族とすることを求める国会決議」を可決すれば後々こうなることは判り切っており、よしりん先生の危惧は現実となりました。』」・そして、アイヌ協会の認定した自称アイヌが様々な利権を貪るというアイヌ問題の暗部はあの頃から全く変わっていない上、アイヌ協会が慰安婦問題のケースに倣って国際社会に虚偽の被害を訴え、国際世論を代表する欧米諸国によって二次大戦中の慰安婦が性奴隷と認定されたように、アイヌ問題が世界中の少数民族問題・民族浄化問題と同一視され始めるという最悪の事態を迎えようとしています。
 これでアイヌ問題も慰安婦問題と同様、戦うべき相手は米国となるかもしれません。それどころか、慰安婦問題では倫理的(笑)な欧米キリスト教国と被害を訴える中韓が相手でしたが、民族問題を抱える国は世界中に存在しているため、そういった問題国家が日本にも同等かそれ以上の悪として存在してもらいたいと考え、アイヌ問題で叩き始めるに違いありません。チベット・ウイグル問題を抱える中国などは大喜びでしょうし、北米インディアンのいる米国もアボリジニのいるオーストラリアもです。つまり東京裁判の原告側に座った戦勝国の多くが敵となるのではないでしょうか。
 民族問題を抱える国とは、歴史的に多くの民族が行き交う大陸にあったり、元は豊かだった土地を砂漠化させてしまった場所であったり、長く大国からの支配を受けていたり、戦乱を繰り返していたり、虐殺を経験して民族ごと流転した歴史をもっていたり、新天地を求めて辿り着いた先で先住民族を大虐殺をしたり、こういう血塗られた歴史や不安定要素を抱える国々だと思われます。
 これに対して日本列島は四方を海に囲まれているため他民族の流入は制限され、自然の恵みは豊かであり、時折カミの怒りとしての自然災害が牙を剥くけれど、縄文時代以前から流入した多くの民族が混じりあいながら平和に暮らせる土地でした。元が何系であろうとすぐに混血し、和人・日本人として単一民族を形成してこれました。つまり日本は、その土地柄と人々の気性から民族問題など起こりえない条件を持ち合わせていたと言えるのです。そんな日本が国際社会から民族浄化国家と認定されるような危険を自ら招きよせているのです。
 やはり全ての問題は、戦後日本が米国の庇護の下にいたことで国際社会とまともに対峙してこなかったことに帰結すると考えられます。本気で名誉ある地位を占めたいと考えるならば、東京裁判で喪失させられた大東亜戦争における日本の正義を国際社会に認めさせるしかないと考えます。でなければアイヌや琉球民族の土地を国家的に侵略して民族浄化を行い、先の戦争では他国民を奴隷狩りして性奴隷にしたほか、様々な野蛮な戦争犯罪を国家として行った最も邪悪な国だと永久に認定されるでしょう。

 さて、木蘭師範、そいつ失礼にもほどがありますね。事故で処理?きれいさっぱり忘れられる?そういうのは放出するだけの男の側の論理ですね。「合えばいいなあと思う相手なら、合うように努力を惜しまぬ姿勢で臨むだけです!」。この件には「なるほど」と膝を打ちました。「しかも、さわりの部分だけって……。腹立つ~!『もう、しょうがないなあ、笑わせるんだから♪』とかいう路線を狙ってるにしてはいまいちセンスないのが余計に腹立つ~!」の件、大笑いでした。
 それから、ヤマサチのラップ、かなりセンスいいですね。「悪そうな兄はだいたいウミサチ」って(笑)。チョーリスペクトっす。

 国際社会でも「さわり」を許せばだいたいヤラレル! na85
No.46
121ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第99号 2014.9.2発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…札幌市議会議員の金子氏がツイッターに「アイヌ民族なんて、いまはもういない」「利権を行使しまくっているこの不合理」などと書き込み非難を浴びている。「アイヌ」の議論は封殺されタブーになりつつあるが、果たして本当に「アイヌ民族」はいるのか?「アイヌ利権」はないのか?小林よしのりはアイヌ差別を助長したのか?慰安婦問題と同じ轍を踏み、悪化の一途をたどるアイヌ問題の実態を直視せよ! ※「ザ・神様!」…新婚初夜明けに、いきなりの修羅場に見舞われた天孫ニニギノミコト。予想外にエキセントリックだったコノハナノサクヤビメは、なんと「一回だけ」のまぐわいで三人の息子を妊娠!燃えさかる火のなかで生まれた三人の息子たちにも「一回だけ」に纏わる事件が迫っていた!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!高齢になっても柔軟な思考でいるためには何が必要?描き下ろし中のゴー宣スペシャル、現在の作成状況はどれくらい?アイスバケツチャレンジについてどう思う?国家公務員OBの天下りは必要悪?ギャグシーンのツッコミで男が女を殴るシーンに素直に笑えなかった…これは男尊女卑的感覚?映画『喰女クイメ』は観た?ズバリ、愛は地球を救いますか?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第99回「慰安婦問題と同じ道をたどる『アイヌ民族』問題」 2. しゃべらせてクリ!・第59回「夏休み明けで電池切れぶぁ~い!の巻〈前篇〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第40回「『一回だけお願い』に要注意! ~海佐知&山佐知 その1~」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第99回「慰安婦問題と同じ道をたどるアイヌ問題」  札幌市議会議員の金子快之(やすゆき)氏がツイッターに「 アイヌ民族なんて、いまはもういない 」「 利権を行使しまくっているこの不合理 」などと書き込み、これが「ヘイトスピーチだ」と非難を浴びている。 「アイヌ民族は出て行け」とか、「汚いアイヌめ」とか、差別的な罵詈雑言を浴びせればヘイトスピーチだろうが、アイヌがいるかいないかは議論の問題である。ヘイトスピーチとは何の関係もない。  金子氏が所属する自民党・市民会議は、当初は発言を問題視しない方針だったが、非難が収まらないのを見て日和り、金子氏に会派離脱を勧告、受け入れない場合は除名処分にするとしている。さらに、菅官房長官も政府として遺憾の意を表明している。   かつて慰安婦問題も、こんな風にタブーだったのだ。左翼運動家や韓国から猛抗議が来たら、議論は封殺されるのが常識だった。懐かしいタブーな空気ではないか。  金子議員のホームページを見てみると、「札幌市は韓国・大田市との姉妹都市提携を破棄し、一切の交流を止めるべき」とか、集団的自衛権行使に賛成した上で「(反対派は)よほど日本を中国に売り渡したいのでしょうか」とか、オスプレイ歓迎とか、海外への原発輸出賛成とか、安倍首相の靖国参拝を支持し、「失望した」と言ったアメリカに失望したとか、とにかく見事なほどに自称保守の紋切り主張がワンセット揃っている。  金子議員個人には全然共感を感じないので、あえて火中の栗は拾わぬが、しかしこの件によって「アイヌ」の議論が封殺されることは問題がある。 「アイヌ民族なんて、いまはもういない」というのは学術上も証明されている事実であり 、わしが本格的に論じ始めたら、まともな反論はできるはずがない。  わしは6年前、平成20年(2008)秋号の「わしズム」で『 日本国民としてのアイヌ 』という大特集を組んだ。  当時、国会で「 アイヌ民族を先住民族とすることを求める国会決議 」が全会一致で可決され、その後、中山成彬国交省(当時)が「日本は非常に内向きな単一民族」などと発言したことで辞任に追い込まれる事件もあり、アイヌ問題についての関心が湧いたのである。  なにしろそれまでわしはアイヌといえば、ヒゲをたくわえた男や民族衣装をつけた女が『イヨマンテの夜』の歌に合わせて「熊送り」の儀式をしているイメージしか浮かばないという有り様だった。  実は『イヨマンテの夜』は古関裕而作曲によるラジオドラマの劇中音楽に後から歌詞を加えたもので、アイヌの民族音楽とは何の関係もなく、その曲想は同じ作曲者の『モスラの歌』と共通しているなんてことは、当時は全く知らなかった。  ともかく北海道には今でもアイヌの暮らしをしている人がいるのかどうかもわからない。おそらくほとんどの日本国民が、アイヌの実態について知らないに違いない。それを知らせる役割を果たしたいとわしは思った。 「アイヌはいる。会いたい。知りたい」とわしは純朴に思っていただけだ。  当初は特集のタイトルを『 偉大なれ、アイヌ 』と予定し、最大のアイヌ団体である 北海道アイヌ協会(当時・北海道ウタリ協会) に取材を申し込んだ。  協会からは取材のOKが出て、わしは取材の前に読むよう指定された本も律儀に読み、さらに独自に多くの文献を集めて猛勉強を始めた。   ところがアイヌ協会は、突然取材拒否を通達してきた。 「小林よしのり及び『わしズム』への不信感」 がその理由だった。   アイヌ協会は以前には北海道庁の内部に置かれており、関連の財団法人を通じて国と道から年間合計6億円の補助金が投入される、半分公的な団体である。 それが取材拒否とは到底納得のいかないことだった。  わしはアイヌ差別には断固反対するが、だからといってアイヌ協会の説明を鵜呑みにするつもりはない。取材には白紙の状態で臨み、途中で湧いた疑問は率直に質し、自分自身で理解したアイヌの実態を描くつもりだった。  ところがアイヌ協会にとっては、そういう取材者が一番都合悪かったのだ。 アイヌ協会の主張をそのままプロパガンダしてくれる取材者しか受け入れたくなかったのだ。  なぜなら、彼らにとっては本当のアイヌの実態を知られることこそが、一番まずいことだったのだから。   アイヌ出身の言語学者で、アイヌ文化研究の第一人者だった 知里真志保 は、今から59年も前、昭和30年(1955)の時点でこう断言している。 「 民族としてのアイヌはすでに滅びたといってよく、厳密にいうならば、彼らはもはやアイヌではなく、せいぜいアイヌ系日本人とでも称すべきものである 」  滅びたといっても、決して民族浄化されたわけではない。  もともと北海道島では縄文時代の太古より 和人 と 千島系 、 樺太系 、 大陸系 など様々な人々が混住、混血を繰り返し、文化的にも混交して盛衰を繰り返していた。 「アイヌ」はその中から鎌倉時代という比較的新しい時代に成立したものであり、歴史的に別民族ではなく、日本民族の一分派であった。   しかもアイヌは3大系統7分派に分立しており、アイヌが自ら一社会集団を形成したことは一度もなく、時代の流れとともに日本国民の中に吸収、同化されていったのである。  古代から混血を繰り返してきたため、ただでさえアイヌに「純粋な血統」は存在しない。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!