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r-ver2.0さん のコメント

毎週の配信ありがとうございます。
>諫議大夫さま
MVPおめでとうございます。
日曜日の道場は本当に刺激的でした。
帰ってきてから生放送を見返したのですが、騒ぎたいだけの馬鹿の
コメントが物凄く鬱陶しい上にどうでもいい事しか
書き込まれてなかったのでOFFで正解ですね。
宇野、古市両氏にはまた何らかの形で来て貰いたい所です。

「大人を演じる」と言うくだりは社会的な自分の立場にあまりに無自覚になり
自分の立ち居振る舞いは他から見てみっともないものではない、あるいは
「お天道様が見ている」という恥の概念が薄れてきた事や自分の立場を自覚しない者が
「大人」になれず、またなろうとしない幼児化に繋がるのかもしれないと愚考しました。

>「最下層の弱者も海外に出稼ぎに行かざるを得ない時代が来る」
>というくだりでした。
>これは、最下層の弱者が、「ある程度語学に長けていて、なおかつ海外へ行けるだけの
>資金を調達できて、且つそのような術を滞りなく実行できるようなパワー」
>があれば
一昨年のことですが私は会社経由で派遣で海外のプラントに出稼ぎに行って来ました。
私の場合、往復の際には航空運賃は支給され、現地の宿舎に滞在して食事と寝所を用意される形でした。
語学に長けている方ではなかったのですが、持ち込んだ辞書と昔の学校で習った記憶を頼りにどうにか
契約を無事終えて帰国する事が出来ました。私の場合は一応技術系派遣会社を通しての出向と言う形で
出張手当と残業手当も出ましたが、一般職でも派遣会社からの経由と言う形なら最下層の弱者の
海外への出稼ぎは語学に長けていない場合でも有り得ると思います。
私の同僚は中東の某国に出向してましたが、情勢の悪化により6月に予定を変更する形で
無事帰国出来たので一安心していた所です。
会社にもよるのでしょうが最下層の場合だと待遇が悪くなる事は想像できます。
以前livedoorがコールセンターを中国に置くことで、日本の労働基準法が適用されないので
現地水準の低賃金で働いていると言う記事が産経になる前のMSNで記事にもなっていました。
確か時期はホリエモン逮捕直後くらいだったはずです。
ただ、その後ちょっと調べてみたのですが続報が見当たらなかったので件の記事については
本当かどうか、ある程度割り引いて考えておく必要がありますが。

派遣労働に関しては安倍首相が派遣の期限上限撤廃を言い出し、所謂ピンハネ率の規制には
一向に手をつけようとしません。派遣会社パソナ取締役の竹中平蔵が産業競争力会議の民間議員として
入っているのだから安倍政権が続く限りは改正は絶望的です。
小林先生の
>最下層の日本人は中国の企業の下っ端で働くしかなくなる
という危機はもう直ぐ其処まで来ているとしか思えません。
No.15
124ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第104号 2014.10.14発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…批評家・宇野常寛氏と社会学者・古市憲寿氏をゲストに迎えて行なわれたゴー宣道場「幼児化する大人たち」。「大人」とは何か?拡がる格差社会と幼児化の関連とは?そもそも日本の国家自体が子供なのではないか?「大きな物語」と「終わりなき自分探し」、AKB48評論から見えるもの、「日本的な世間」の正と負、グローバル化が進む現代における「国家」、「大人を演じる」ということ、カルト的になっている現在の危機をどのように伝えたら良いのか…想定を遥かに超えて深い議論が展開されたゴー宣道場。紋切り型の議論は何も生まない!思想を続けよ!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「二代目小林よしのり」はいる?新聞は本当に必要?先生の言論はネットの普及でどう変わった?『新天皇論』『昭和天皇論』の文庫化の予定は?大切な友人が自分と真逆の歴史観を持っていたら、どうすれば良い?「ネトウヨ」という言葉もレッテル貼り?産経新聞ソウル支局長が起訴された件をどう思う?新連載を始める予定はある?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてくり!」スポーツの秋、到来ぶぁい!でもぽっくん、断然ビリ独走中でしゅ!どうお金を使えばこの理不尽な事態を解決できるとでしゅかー?だりか教えてクリ―――!! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第102回「『幼児化する大人たち』の議論で得たもの」 2. しゃべらせてクリ!・第64回「秋の大運動会!ぽっくんビリ独走中!の巻〈後編〉」 3. よしりんウィキ直し!・第29回「ゴーマニズム宣言⑭:『天皇論追撃篇』(新天皇論)⑮」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第102回「『幼児化する大人たち』の議論で得たもの」  先日開催した「ゴー宣道場」のテーマ「 幼児化する大人たち 」の議論に沿って、わしの考え方を簡略に整理しておく。  ゲストは批評家・ 宇野常寛 氏と社会学者・ 古市憲寿 氏。  日本の将来は今の若者たちの考え方にかかっている。宇野・古市両氏は今の日本をどう分析しているのか、何を守りたいのか、何を理想とするのか、彼らはこれからの日本や世界をより良いものに出来るのか?それを確認しておかねばならない。  そして、若い観客にとっては、若者だからこそ共感できる意見や感性もあるだろうし、わしが思想し続ける上でも、彼らから学ぶこともあろう。  宇野氏は「 そもそも戦後日本において、『大人』なんて本当にいた試しがあるのか? 」という疑問を呈した。  宇野氏によれば、「大人」とは、本当は存在しないことがわかっていても、「立派な大人」という概念があれば世の中はもっとよくなるんじゃないかという理由で、存在するかのように扱われていた一種のマジック・ワードではないかと言う。  さらにもっと俗なレベルで「大人」とは何を意味しているかといえば、「 世間の空気になじむこと 」だという。そして、 日本的な「世間」の力は弱くなってきて、個人化が進んでいるからこそ「大人」が成立しづらいのではないか と分析した。  一方、古市氏は「 幼児化する大人たち 」を普段自分が使っている言葉に置き換えると「 階級社会化 」と「 おじさん化 」の二つだという。  そもそも 「若者」という言葉が日常的に使われるようになったのは1960~70年代、「一億総中流」と言われるようになったのと同じ時期 だそうだ。  戦後すぐの日本には、今よりもはるかに階級差があり、同年代の人をひとくくりにして「若者」として論じることはなかったが、経済成長で格差がなくなったことによって、初めて年齢だけで「若者」としてくくられるようになったという。   ところが今は格差社会化によって再び揺らぎ始めており、年齢で区切るよりも階級や生まれで区切ったほうが、理解ができるという議論が起きてもおかしくなくなっている。  そうなると、 「幼児化」とは年齢が低いということだけではなく、階級が低いということを含んでいるかもしれない という。  もう一点の「 おじさん化 」だが、「おじさん」とは、ただ単に年齢が上の男性という意味ではなく、 一個の組織やコミュニティの中にずっと居続けてしまって、自分のことを疑わなくなった人、既得権益にどっぷり浸かってしまった人 をいうそうだ。  日本の大企業には「おじさん」が多い。会社の価値観に染まり、会社の論理だけを、社会のルールや世の中のルールよりも優先してしまう態度こそが、その「幼児化した大人」だというわけである。  高森明勅氏は、ヨーロッパ人が江戸時代の日本人を見た時の描写と、文明開化以降の日本人を見た時の描写では、イメージが全く違っていたという、民俗学者・石田英一郎の研究を紹介。  近代の日本人は、矮小で、どこか落ち着かない、頼りなさげな「子供」のように描かれていたが、江戸時代の日本人は恰幅がいい、堂々としている、落ち着いた「大人」に描かれていたそうだ。  その理由を石田は、 明治の日本人は自分たちが受け入れようとする文化をしっくりと着こなせておらず、自らのアイデンティティーに対する安心感、信頼感、自信を喪失しており、それがまして自分たちのモデルとしているヨーロッパ人の前に立たされた際には、なおのこと萎縮したふるまいになっていたのだろう と分析したという。   近代以降の日本に「大人」がいないとする根の深い問題に加え、戦後は日本という国家自体が一人前の大人になれず、アメリカという保護者の前で良い子を務めることに汲々としているという国際的なポジションがある。  そして政治家たちも最後の責任は取るろうとせず、アメリカにお願いをするという政治構造があるため、社会の中にも本来の大人を成立させにくくしていると、高森氏は指摘した。  古市氏は、 ある時期までは社会に目標があった。宇野氏の言葉で言うと「 大きな物語 」があった。その時代には、生きる意味のようなものを社会が与えてくれたから、人は浮遊しないで済んだと言う。  それがこの数十年、特にバブル崩壊以後変わって、これからは自分で生きる意味を探さなければならない。そうなると「 終わりなき自分探し 」が始まり、人々がますます浮遊していく。  ただし、これはどちらがいいという話ではなく、 「安定」と「自由」はトレードオフの関係にあり、自由になればなるほど安定は失われるものである。   そこに耐えられない人がネット右翼になったり、わかりやすいナショナリズムの物語に飛び付くということはありうるし、別にそれは右翼イデオロギーじゃなくてもよかったのではないか と古市氏は指摘した。  一方宇野氏は、日本人は国家というものに対する参加意識が希薄であると言う。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!