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na85さん のコメント

   ~同・後篇~

・95号、テーマ:顔
 ※ライジングテーマ:「【佐世保女子殺害事件】必要なのは“エクソシスト”だ!」

○初盆の 線香花火に 照らされて 逝きしあなたの 横顔見えた(dai)
 逢いたかった人に逢える、それがお盆の精霊迎え。

・号外(8.12)、開催されず。

・96号、テーマ:朝・日・指・鼻
 ※ライジングテーマ:「ハリウッド版ゴジラ公開記念!『ウル茶魔マンVSフクロコジラ』」

○曖昧な 関係なままの 二人には 弁天さんは 微笑むかしら?(mayu)
 なーご♪の「江ノ島の 風の中にて 君は言う ジンクス破る 自信はあるの?」への返歌。

○逢いたいと 逢いたいと願う この気持ち あなたの横顔 見て満たされた(mayu)
 95号のdaiさんへの返歌。また逢える日を願いつつ。

○君の指 つまんで絡ませ つっついて こすり合わせて また絡ませて(dai)
 結構エロいんですけど。気のせいでしょうか?

○初盆の 線香花火が 消えたとて 瞼に残る 光の余韻(dai)
 上のmayuさんへさらに返歌。思い出は永遠に…。

○お互いの 指絡ませる 形より 手のひら合わせて 繋ぐのが好き(mayu)
 指が絡むと逆に掌は離れる。腕も体も離れる。だから合わせていたい。

・97号、テーマ:料理
 ※ライジングテーマ:「ゴジラの日本的価値観とは?」

○コロッケを 食む友、我の そばでこの 町を出ていく 不安吐露した(dai)
 チープな食べ物に将来不安が投影されています。

・98号、テーマ:眼(目)・乗・学・涼
 ※ライジングテーマ:「イデオロギー化が増す日本の危機」

○また一つ 瓦礫を積み上げ 越えてゆく 孤独を包む 気まま雲見上げ(三味)
 日々の暮らしに忙殺され、忘れがちになる被災地への眼差し。

○助手席の 君の手、そっと 握りしめ ラブホの明かりが 近づいてきた(dai)
 どんどん肉食系の歌が増えてくるdaiさんです。

○仰ぎ見る 高嶺の花に 触れるため 乗り越えるのは 昨日の自分(カレー千衛兵)
 もっと大きなはずの自分を探す旅人です。

・99号、テーマ:海・山・幸・夏休みの宿題
 ※ライジングテーマ:「慰安婦問題と同じ道をたどる『アイヌ民族』問題」

○おまえなど 友達だとは 認めない 縁を切りたい 「夏休みの友」(dai)
 相当嫌な思い出があるようです。

○汗が鼻 から一滴 したたって プリントの文字 少し滲んだ(dai)
 こういう思い出が…。

・100号、テーマ:百・寝(眠)・夢・手
 ※ライジングテーマ:「国民は本当に『騙されていた』のか?」

○百分率で 換算できぬ 恋だから 思わせ振りな 仕草に惑う(dai)
 人の心は確率計算できない。心の揺らぎも、その結果としての行為も。

○繋いだ手 引っ張り体 引き寄せて 目と目が合えば キスの合図だ(dai)
 やはり肉食系だね。

○考える 事象起これば ライジング これが続いた お百度参り(がんT)
 100号おめでとう!を格好よく言ったわけです。

○地蔵盆 恒例行事の 百万遍 子供だけでは 数珠は弛みて(がんT)
 子は珠でもあり、紐帯でもある。でも、大人が〆ねば。

・号外(9.16)、開催されず
 ※ライジングテーマ:「安倍晋三は『河野談話』を保守する!」

・101号、テーマ:箱・服・大人・子供・幼児
 ※ライジングテーマ:「パンドラの箱を開けた先には…!?」

○抱き締めた 君の吐息を 肩に受け キャミの紐に 指絡ませた(dai)
 またまた肉食系。でも、まだ絡ませるだけ。一気には行かない。

・号外(9.23)、開催されず
 ※ライジングテーマ:「『吉田調書』朝日バッシングの影に隠れた重大問題」

・102号、テーマ:角度・電・話・皿・じゃんけん(拳・鋏・紙…)
 ※ライジングテーマ:「女系公認派は秋篠宮家を軽んじているのか?」

○源氏名の 名刺。貴女の 残り香を 今も感じる この右腕に(dai)
 同伴?お持ち帰り?ばれないようにね。

○できる人 漫画もリアルも ハゲチャビン(カレー千衛兵)
 575。減髪でおなじみの小学館編集者を評して…。でも詠者は…。

○じゃんけんぽん あなたはいつも グーを出す それを知ってて わざとチョキ出す(mayu)
 「いつからか 気づいた君の チョキの意味 だけどやっぱり 緊張のグー」と返歌した。

・103号、テーマ:月(さつきの月です)・運動会・悩み
 ※ライジングテーマ:「防衛費大幅削減の片山さつきがネトウヨ脳に!?」

○ほろ酔いの 君に初めて 心揺れ あの満月の せいにしようか(dai)
 「月が綺麗ね」と言えば伝わる?以心伝心の日本人。

○虫の声 電話のベルと 聴き違う 遠い昔の 恋待月夜(ランバダ稲荷)
 着メロも 無かった時代 リンリンと 奏でられしは ラヴソングとか。

○世が変わり 人の心が 廃れども 満ちし月夜の 光変わらず(尻毛屋)
 あかあかと 照らす月光 写すとて ささくれ立ちては あはれ感ぜず。

○誰がための 運動会は 金字塔 子らは生け贄 親の面子の(叢叡世)
 学校と 親と地域の 金字塔 リスク伴う 自己満足とも。

○窓の外 眺める君を 抱き締めた もらす吐息は 月を隠した(dai)
 いつも月がサインとなるdaiさん。肉食オオカミです(笑)。

○雲間より 出でる月影 標にし 何処へ流れる 青き笹舟(あやめ)
 百人一首から本歌取。「標なき 世と言われつつ 流れつつ 朧な月光 背に受け船出」と返歌した。
 
・104号、テーマ:走・足・鳥
 ※ライジングテーマ:「幼児化する大人たち」

○川下に 向かって子らが 駆け抜ける 視線の先に 青い笹舟(dai)
 前号のあやめさんに返歌された。少子化日本に明るい未来、ありやなしや?

○震えてた 君の声、涙 冷たい手 あの日の別れが 忘れられない(dai)
 mayuさん画像への贈歌は基本不掲載だが、これは秀逸なので。

・105号、テーマ:憂・悪・灰汁・炎(火)・酒・熟女・腹
 ※ライジングテーマ:「保守がいない保守バブル」

○焚き火の灯 見上げれば星 文庫手に 終えたページを 火にくべながら(mayu)
 「この胸に 燻りし火種 消せないよ 僕の記憶の 君のページも」と返歌した。

○我が祖母を 送る煙りは 雲一つ ない青空を 静かに昇る(dai)
 火葬の煙にて遺志を伝えるのは、「葉隠」にも見られる。

○酒飲まぬ 代わりに飯で 腹が出る 体重計は 見ないふりして(諫議大夫)
 己が為 酒を断たんと 決めたとて つまみにて腹 出るぞ悲しき?。

○伝説の 炎のファイター いま何処 北で笑うは ただのアゴ親父(元坂口)
 引退後の時間経過。宗教団体の広告塔。要因は様々有れど、悲しさ募ります。

○灯火を 南瓜で照らす 夜の道 謂れを知らず 酒呑みにけり(叢叡世)
 渋谷ハロウィン事件を皮肉った歌か。

・106号、テーマ:話・道・傘・言・葉・パン
 ※ライジングテーマ:「皇后陛下、お言葉に込められたご真意」

○傘と傘 触れて弾かれ くっついて 恋人たちは 静かに微笑む(dai)
 付き合いはじめは何でも楽しく、やがて「親しき仲にも…」となる。

○いくつもの 傘が花火の ように咲き 降り始めたる 雨空の下(dai)
 空が昏くなり始めたから、花々の鮮やかさが際立つ。

・107号、テーマ:箸・味・躍・車・道
 ※ライジングテーマ:「親米保守を呪縛しているオカルト信仰」

○箸持てぬ 世代問わずに 数多居り 歪でさえも 上から目線(叢叡世)
 ○○箸 イカンと言った その御仁 舐めて迷って 直に突っ込み。

○薄味と 胸を張っても 塩っぱさは 関東よりも 実は上なり(叢叡世)
 昆布出汁で 味の微妙さ 長じれど 塩の多寡とは 所詮塩梅。 

○七五三 神の手から 離れても 道すがらの お祝いの声(カレー千衛兵)
 お天道様も共同体の皆も、子の行く末を見守っているはず。

○その先は 見えない道では あるけれど ともに歩まん 手を携えて(ごっさん)
 「地平には 障害多く 見えずとも 星空仰げば 導きありしを」と返歌した。

○携える 手のぬくもりを 感じつつ 星を数えた 冬の帰り道(カレー千衛兵)
 「帰り際 手を携えし 三ツ星は 祝福の視線 四方に感じて」と返歌した。

○鱗粉に まみれた街灯 眺めつつ 暗い部屋への 帰りを急ぐ(dai)
 やはり離婚をイメージさせる歌が多いdaiさんです。

・108号、テーマ:新・在・器・延長・勝ち・負け・卑怯・トイレ・口・星・円
 ※ライジングテーマ:「『在日特権』はあるのか?」

○星空は 尽きることなく 自転車で 走り続けた 川沿いの道(dai)
 不夜城で ネオンにかすむ 星たちも 里山にては 梢が迎える。

・109号、テーマ:青・LED・化学・ノーベル・綿・海・針・プロレス・鹿島・怒・玉
 ※ライジングテーマ:「日本の研究者は企業の奴隷なのか?」

 該当なし。

・110号、テーマ:総選挙・解散・大義・民主・おネェ・レモン・ウィキ・SNS・貧困
 ※ライジングテーマ:「衆院解散になぜ大義が必要なのか?」

○新神戸 駅ナカのランチ 1400円 高く感じる わたしは貧困(諫議大夫)
 今回この手の貧困歌が定着。980円ぐらいを高いと思うかが分水嶺じゃないっすか?

○週1の 外食ランチも やめにして 弁当作る わたしは貧困(mayu)
 「君のため 僕に出来ること 見つからず 格差政策の 安倍を憎悪す」と返歌した。

○手作りの 弁当更に 節約し おかずが減ってく わたしは貧困(mayu)
 「君のため 一緒に泣いて あげようか? それより歌で 慰めようか?」慰めになったかなぁ…。

・111号、テーマ:冬・表・スルー・花・束・呪・文・天・空・城・流行・語・焼酎・森・伊・蔵
 ※ライジングテーマ:「ヘイトスピーチや荒らしに対する処方箋」

○冬の空 天高く翔ぶ 爆撃機 布哇の基地に 東亜の鉄鎚(諫議大夫)
 皇軍も 日に向いては 敗れ去る 布哇においても 大坂にても。
 (※ハワイは大東亜戦争、大坂は神武東征)。

○揺れ動く 川面の光に 照らされて 嵐通過後の ムシのなきがら(カレー千衛兵)
 嵐遭い ムシ決め込んでも いずれまた 名前変わりて サバエ為すなり。

○語呂合わせ はるみと夏子 亜紀冬美 共通項は 演歌のみなり(叢叡盛)
 アキが強引!

・112号、テーマ:別・愛・器
 ※ライジングテーマ:「差別をするための虚構・在日特権」

○この度は 縁無きものとの 別れより 音沙汰無しほど 憂きものは無し(あやめ)
 「吉報に 湧き返りしより 音沙汰なく 待つ身にも堪えぬ 木枯らしの季節」と返歌した。

○東京へ 向かう列車は 揺れていて ギターケースを 只、抱き締めた(dai)
 YUIのTOKYO♪が元歌とのこと。不安に押し潰されそうな心を、ギターを抱いて鎮める。

・113号、テーマ:雪・鍋・海・徳・誕生・サンタ・バルス
 ※ライジングテーマ:「総選挙に勝ったのは“いい人”か“悪い人”か?」

○義と徳が 滅びかけたる まさに今 善と範とを 示す人あり(諫議大夫)
 勝ってきた ゆえ無関心で 良いのだが 疼く良心が 戦に駆り立て。

・114号、テーマ:未・貧・光・泉・新・晦日・紅白・賀
※ライジングテーマ:「衆院選:腹立つ4項目と民主党の課題」

○年の瀬に 帰省かはたまた 温泉か いえいえわが家は コタツでミカン(諫議大夫)
 唇も 懐も寒い 年末にも へらへら顔が 画面を占拠。

 続いて「歌人列伝」も発表します na85
No.167
113ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第114号 2014.12.23発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…朝日新聞12月18日付の紙面で「私が問う 衆院選振り返る」という企画に登場した。紙面に入りきらなかった点も含め「腹立たしいこと4項目」を徹底解説。さらに、朝日新聞への要望や、自民党野党転落時代に安倍晋三を応援した真意、朝日の記者から聞かれた「いつもの質問」に対する回答など、未公開の話も掲載! ※「ザ・神様!」…コメント欄で始まった、読者の皆さんによる企画「キャラクター&神エピソードグランプリ2014」結果発表&木蘭さんの感想を番外編として特別掲載!さらには“おまけエピソード”も公開! ※“集合痴”ウィキペディアの記事を徹底的に添削しちゃう大好評「よしりんウィキ直し!」。男系絶対派が書いた知性皆無の記事をよーしゃなく添削!…のはずが、あまりの迷文・痴文っぷりに抱腹絶倒!ますます混迷を極めるウィキ記事で年内の笑い納めを!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第112回「衆院選:腹立つ4項目と民主党の課題」 2. しゃべらせてクリ!・第74回「茶ンタが街にやってきたぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・番外編「キャラクター&神エピソードグランプリ2014 結果発表」 4. よしりんウィキ直し!延長戦・第4回「『ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論追撃篇(新天皇論)』過去版」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第112回「衆院選:腹立つ4項目と民主党の課題」  最近、朝日新聞は小林よしのりを重宝してくれるようで、結構何度もインタビューの依頼があり、紙面で安倍政権批判をする機会を得ている。  自称保守連中が親の仇みたいに朝日新聞バッシングに血道をあげてる時に、平然と朝日の紙面に登場するのは快感である。  12月18日付の紙面では、 「私が問う 衆院選振り返る」 という企画で、わしは 「腹立たしいこと4項目」 として 「制度」「国民」「首相」「報道」 を挙げ、その理由を説明した。  記事は論点を凝縮してうまくまとめていたが、何しろ2時間も話したので、紙面に入りきらなかったことも多かった。  そこで今回は記事にならなかったことも含めてもう一度衆院選の「腹が立つこと4項目」をまとめておこう。 ①制度  まず腹立たしいことは、「地滑り効果」をもたらす 小選挙区制 という制度だ。  小選挙区制では、たとえ1票差でも2位だったら落選し、膨大な死票が発生してしまう。  そもそも今回の衆院選の得票率を見ると、2013年参院選(自民圧勝・ねじれ国会解消)と比較したとき、 自民党 が 1846万 から 1766万 に減っている。 公明党 も 757万 から 731万 に減っている。   民主党 は 713万 から 978万 に増えていて、 共産党 も 515万 から 606万 に増えている。   投票率が最低レベルという事実も踏まえ、自民党への懐疑と批判票は増えているのだ。  有権者の6人に1人しか入れてない自民党が、70%超の議席を占める小選挙区制の異常さの中で、勝った政党が、国民の「白紙委任」を受けたかのように振る舞う小選挙区制は、「議論」を重要視し、「少数派」の意見も検討するのが原則である「民主主義」を形骸化させる。   少数派の意見が議席に極めて反映されにくい小選挙区制には問題があるのだ。  さらにもう1点、小選挙区制では大政党の公認のない候補が当選することが非常に難しい。そのため立候補予定者は、候補者を決定する党執行部の意向には一切逆らえない。  小泉純一郎の「郵政解散」の際、執行部の方針に反対して郵政民営化に反対を唱えた議員は「抵抗勢力」として公認を外され、代わりに公認を取り付けた「刺客」候補まで立てられ、その多くが落選した。議員たちには、その恐怖の記憶は今なお生々しい。  もともと自民党は多様な価値観を持つ議員が集まっていた政党であり、今でもリベラルな議員はいる。しかし小選挙区制では執行部の方針と異なる議員は発言力も権力もない。一人一人の議員の考えは圧殺され、議員が単なる「駒」になってしまうのだ。  自民党内に他の選択肢があるという意識は国民にもなくなってしまい、自民党はタカ派一色という様相になっている。小選挙区制は、多様な価値観が認められず、独裁が行われる危険性が高いのだ。  また、選挙ではその時その時の「風」次第で一方が大勝し、大量の「チルドレン」政治家が誕生する。経験も知識もない素人でも議員になってしまうが、必要なのは「頭数」だけだから、「採決要員」でよくなってしまう。これでは有能な政治家は育ちようがない。  小選挙区制は民主主義を破壊する制度であり、まずはこれに一番腹が立つ。 ②国民  次に腹が立つのが「国民」だ。  世論調査では「 与野党伯仲が望ましい 」という意見の方が多数である。それならば自民党の補完勢力ではない野党に投票すればいいのに、「 魅力的な野党がない 」と言って投票にも行かなかった国民は、ただ口を開けて「魅力的な野党」ができるのを待っているだけなのか?   有効に民主主義を機能させるために、自分が野党をつくり、育てようという気もない。 投票したい党がないからと選挙に行かないか、あるいはしょうがないから自民党に入れるというような怠惰なことをやっている国民は、レベルが低すぎると言うしかない。  この怠惰の結果が史上最低の投票率であり、自民党への「白紙委任」である。  小選挙区制にはこういう罠があることを踏まえて、自分の一票に重要な意味があるということを考えなければならないのに、何もしようとしない国民は実にふざけている。 ③首相  3番目は安倍首相だ。  衆議院の解散は天皇の国事行為であるにも関わらず、政権の長期化という私利私欲の解散総選挙を行なうのは、天皇陛下を愚弄する行為であるということはライジングVol.110で詳述した。  来年になったらアベノミクスの失敗が顕わになってくるから、今のうちにやっておこう、そして政権を延命して、何が何でも憲法改正をして、歴史に名を残そうというのが、安倍首相の本音である。   本当は  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!