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つぼきちさん のコメント

私の棲息している地域は
東北ですから、先住民として当然、
蝦夷(えみし)やアイヌも居たはずです。
なので、北海道のアイヌ以外は元気が無いのか
生活の実感として不思議でなりません。

謎を解くべく、先のツィッターにも参戦してみました。
彼らアイヌ擁護派は、
ゆるやかに時間をかけて同化政策された
“東北人”には、分からない痛みが我々にはある。
江戸時代末期から明治期にかけて急激に
同化政策をくらった、その恨みがあると
ツィッター越しで熱く語ってきます。

それじゃあ東北人の蝦夷と北海道アイヌの
恨みの差って単なる「時間の差」なのか?
って疑問が湧いてきました。
時間なら誰にでも平等にながれます。

東北人って戊辰戦争でも負けていますが、
阿弖流為が若干、大和朝廷の軍を小規模な
合戦で破ったことはあっても、あとは全部
連戦連敗です。
当然、負ける度に「恨み」「憎しみ」は残るんですが、
国家に賠償してもらおうとか、
民族として保護してもらおうなんて
意識が我々には微塵もないです。

たしかに戊申戦争なんかは身近なので
薩長許すまじなんていう、話は、地元の歴史の勉強会では
未だに出ますよ。(新政府軍をご先祖に持つ方ごめんなさい…。)
だってうちの町は、長崎振遠隊と一戦やらかして
一村焼打ちにされてますもん。
でも、それって地域の「私怨」ですよね。

歴史って、世界って、今でも弱肉強食です。、
中世に奥州藤原氏が東北独立王国を作れたとしても
後の元寇を跳ね返せたかは謎ですし。
戊辰戦争後の日清・日露戦争の国難を、
東北人だけで跳ね返せたかははなはだ疑問です。
おそらく「日本人」として戦わなくては、
今の「東北」はもっと酷いものになっていたでしょうね。
日本列島や北海道、九州・沖縄に住むすべての
人々が、「公」のために団結することって、
一地方の「私怨」を誇示するより
悠に有意義だと思うんですよ。

東北には英雄視される人物たちがいます。
大きく二つにわけられると感じますが、
一つには、阿弖流為や九戸政実みたいな、中央に逆らった
武将や酋長たち。

二つには、「蛮社の獄」で迫害された渡辺崋山や高野長英、
大正時代の原敬、東條英機(先祖が南部藩士)など
「東北」という狭い了見でのみものごとを考えず、
「日本」という視点で動いた人物達です。

どちらが評価が高いかは、自明ですよね。

東北人は長い歴史をかけて、
日本と時には戦い、時には日本になり戦い
伴に歩んだ長い歴史があります。

江戸時代末期から明治期の部分しか恣意的にしか歴史をみない
北海道アイヌの私怨につきあうほど
東北人はできていないのかななんて感じました。
No.86
120ヶ月前
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