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na85さん のコメント

 よしりん師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、執筆・編集・配信ありがとうございました。

 政府は、主に経済政策の失敗として起こっている社会不安から国民の目を逸らすため、外敵の脅威を煽ってそちらに目を引き付けておきたいのでしょう。本当の脅威は米国によるルール支配やグローバル企業による経済侵略・文化破壊であり、それこそが貧困化や共同体破壊、犯罪増加にも直接つながるものなのですが…。結局安部は、人質2名が囚われているのを知りつつ中東を歴訪し、宣戦布告紛いをやらかした上でテロ組織「イスラム国」の脅威を国民に訴え、それを集団的自衛権行使で米国にポチる論拠にしています。
 昨今の異常犯罪の増加に手を貸しているのは明らかに共同体の崩壊だと思われます。「自分を一番自由にしてくれる不自由」を体現する大小さまざまな共同体が崩壊していけば、社会のルールとそれへの身の処し方を共同体の先達から教えられないまま社会に出ることになり、社会生活において疎外感や不遇感に悩んで引き籠りの原因にもなるわけです。また共同体機能が減弱すれば、脳にヤバい電波が入った人やおかしなスイッチが入った人を発見することも止めることもできません。
 それにしても金属バット犯と湯川遥菜が二人ともチン切りしていたとは!異常犯罪には必ずと言ってよいほど性欲が関わっているものですが、性欲を開放する手段やその象徴を自ら手放せば、鬱積した攻撃性の捌け口として武器を求めてしまうという考察には深く首肯しました。では、銃乱射事件が頻発しても強力な圧力団体であるライフル協会が銃社会を改めさせない上、しょっちゅう戦争していないと気が済まない米国は一体どれほど歪んだ性欲の蓄積があるのでしょう。
 米国でGUNを手放せないほど性意識を歪ませるものがあるとすれば、それは生殖以外の性交渉は不純だとしてきたキリスト教の影響でしょう。聖職者の性犯罪などは公然の秘密です。性欲の抑圧と残虐性の関わりで言えばイスラム社会もそうだと言えます。現世では女性に教育を受けさせず素肌を晒すことも許さず、有力者以外は妻を持つことが出来ず、ジハードを敢行して死んだ男には多くの処女に囲まれた来世が約束されると信じているわけですから…。
 結局、股間のGUNでもって性欲を解放できないから実物のGUNを手に取るしかなくなるのでしょう。一神教の禁欲が攻撃性につながり、世界の不安定化の原因ともなっているなら、日本人のやや放縦気味な性意識がもう少し見直されて良いはずですが、売春婦は性奴隷だと言い募ることが世界の趨勢という状態では如何ともしがたいでしょう。それに、日本人男性も最近では草食系から絶食系に移行しつつあり、それに呼応してかは判りませんが「そろそろ戦争たい」という気運も高まっており、いよいよ危ない局面に差し掛かったと見られます。
 日本人の凶悪犯罪をこれ以上増やさないためにも、覚悟の無い好戦主義をこれ以上伸長させないためにも、『新戦争論』の続きだけでなく、『男女論』も『道徳論』も必要な事態になったのではないでしょうか。近未来の日本と世界の命運における様々な局面において、よしりん先生の創作意欲の持続が関わってくるのではないか、そういう意味で「ゴーマニズム宣言」は世界史的な意味を持っているのではないか、最近そんな気がしております。
 
 さて時浦師範代、今回は代打お疲れ様です。ありとあらゆる詭弁を弄したとしても、wiki擁護論には一切正当性が無く、改革論も全く意味を為さない、そのことがよーく判るという意味では貴重な(笑)駄文でしたね。ネット世界の攻撃性もきっと何らかの理由で股間のGUNを封じられた腹いせみたいなもので、劣化感情の表出は放出の代替なのでしょう。

 スモーキーフレーバーを味わう余裕が皆にあればGUNは股間のモノだけで十分 na85
No.41
119ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第121号 2015.2.17発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…「テロ非難決議」とやらが、衆院・参院の本会議で相次いで可決された。しかしイスラム国による目新しい話題の陰で、もっと異常で残虐非道な事件が相次いでいるのである!しかも、この日本国内で!!イスラム国と、殺人への衝動を高ぶらせている者たち、果たしてどちらの方が悪質で非道、卑劣な行為だろうか!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!イスラム国の目的は何?美容室で着せられるポンチョをどう思う?全日本国民の欧米に対する劣等感が払拭される日はくる?怖いホラー映画やサスペンス映画をちゃんと見られる?娘と寝ること、何歳までなら許される?AKBグループのCDをたくさん買って、奥さんに怒られたりしない?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※“集合痴”ウィキペディアの記事を徹底的に添削しちゃう大好評「よしりんウィキ直し!」。項目「側室制度なしに男系継承は不可能に関する間違い」を添削した前回には、読者の方から頼もしい援護射撃が!今回は、意外な所に居た「ウィキ被害者(?)」の駄文に脱力必至!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第118回「残虐非道日本人にも非難決議を」 2. しゃべらせてクリ!・第81回「怖賀リータの怖がりが怖いでしゅ!の巻〈前編〉」 3. よしりんウィキ直し!延長戦・第8回「『ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論追撃篇(新天皇論)』過去版」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第118回「残虐非道日本人にも非難決議を」 「テロ非難決議」とやらが、衆院・参院の本会議で相次いで可決された。  決議文では「イスラム国」を「ISIL」と表記、その後NHKもこれに追随して「過激派組織IS」と言い換えるようになり、同様の動きがマスコミに広がっている。   だがそもそも「IS」とは「Islamic State」つまり「イスラム国」の略なのだ。 『新戦争論1』で描き、先日の「ゴー宣道場」でも詳述したが、イスラム過激派組織が「国」を名乗ったことにこそ大きな意味があるのだ。「IS」への言い換えは、その本質を隠そうという行為でしかない。  決議文には「 非道、卑劣極まりないテロ行為を強く非難する。決して許さない 」だのといった文言が並んでいる。  だが、決して許さないなら、それでどうするというのだろうか?  どうせ軍事的な復讐はできないし、やる気もないに決まっている。こんなもんは、遊ばれた末に捨てられた女が「決して許さない!」と泣きわめいているのと、何も変わらないではないか。 「 決して許さない。復讐として、私をふった男の周辺の被害女性に、人道支援金をもっと増額する! 」などという女がいるのだろうか?日本政府が言ってるのは、そのような言葉の前後の脈絡が通らない戯言である。  …と思ったが、今どきは捨てられた女がやることの方が、もっとずっとすごいようだ。  今月2日、28歳の女が殺人容疑で逮捕された。  交際相手だった20歳年上の男の浮気が発覚し、別れを切り出されたことに激昂して、男の腹部を数回刺し、顔面めがけて金属バットをフルスイングしたという。  なんという残虐非道!完全にイスラム国の戦士より残虐ではないか!  逮捕された女は、福岡・中洲の高級クラブでホステスとして勤務した後、約5年前に上京し、銀座の高級クラブで働いていた。  179センチの長身でかなりの美人なのだが、取り調べに対して「別れるくらいなら殺すしかないと思ったんです」と話したそうだ。  わしはこれをニュースで見て、なんでこんな美人が?と疑問に思ったのだが、実はこの女は、過去は男だったということを知って驚いてしまった。   性同一性障害で、ホルモン注射を射ちまくり、戸籍も女に変え、チンコを切った人だったのだ!  以前から男の浮気を疑っていたらしく、事件前に量販店で「一番硬いのをください」と言って金属バットを購入していたそうだが、もともとの体力が男だったら、そりゃ金属バットで顔面にフルスイングなんかされたら、ひとたまりもないだろう。   しかしそれにしても、自分のバットがなくなってしまったから、金属バットを使ったのかと妙に納得してしまった。  そういえば、イスラム国に拘束されて殺された湯川遥菜という武器オタクもチンコを切った人だったって知ってた?   自殺を図ってチンコを切断したものの死にきれず、今後は女性として生きようとして本名の「正行」を女性的な「遥菜」に改名したものの、女性としては社会適応ができず、男に戻ろうとしたという、ほとんどわけのわからない人だったのだ!   やはりこれも、チンコがないくせに男に戻ろうとしたから、銃器が好きになっちゃったのだろうか?  チンコを切っちゃった者は、どうしても最後にはチンコの象徴を手にしたくなるものなのだというのが真理であろう。  それはともかく、最近は異様な事件ばっかり起こっているのに、イスラム国の話題の陰に隠れてしまっていないか。  和歌山県紀の川市で小学5年の男児を惨殺した22歳の男がパトカーで連行される際、頬をブク―――っと風船みたいに膨らませていたが、あの表情の異様さには、思わず目を見張ってしまった。あれはいったい何だったんだ? 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!