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ディアドラさん のコメント

泉美木蘭さんの『新戦争論1』への質問――「攘夷」って?
の質問の答えを考えてみました。

攘夷とは-
国の方針を執行できる立ち位置に立って思考することで
初めて浮かぶ言葉のこと。
大義やそれに裏打ちされた権威が”戦うこと”には必要で,
単なる”武力的威力”では国の”調整”は計れないこと。
それでなんらかの”権威”(攘夷の根源)が必要になること。
それをどう上手く”示して”戦うかということ。頼朝や信長も
行っている重要な事であるが現在の日本史では政治的な事は殆ど教えない。
混乱した事態の”調整”を大義を掲げ収める(治める)=”秩序”
に至る経緯。
戦う=出来る事の最大公約数をもってすべての予想できうる政治的命題に
対処し,いかなる状態にも対処できる状態を
トップに置く為の行い(理想だけでも武力だけでのダメ)

鎖国について-
鎖国は排外主義ではなく今の中東情勢に必要な政策で他国の介入を
防いで”国に至るという醸成”を時間をかけて行い,独自の主権を行える
状態にまで移行する有用な”手段”(方法)であるということ。
そう考えると「保守=究極は鎖国」ではなくある程度の意見の集積が
出来てその国の方針が主権を”維持”しながら行えればある程度の
文化流入は問題はないのですが・・・
当時のイギリス,フランスは後の第一次世界大戦後の
オスマントルコの分割をみるように植民地争奪戦で日本も内部での
デタラメの犯人探し(資金流入,武器供与による争い)を
仕掛けられましたが,当時の日本人が立派だったのでなんとか
内部分裂での争いを避けることが出来たということ。
これは信長,秀吉,家康在世の当時の世界情勢とも
同じことが言えるので(世界を分割することをローマ法王から許されて
奴隷貿易を行っていたスペイン,ポルトガルなどによる)
それが天下が一つにまとまった1つの理由とも言えるかもしれないという。
他国からの”危機”が迫るとその備えとしてある程度の
意見の集約が行える”窓口”(国)が出来上がる傾向があるということ。

と,いう答えで纏まりました。
No.109
111ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第123号 2015.3.3発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…「出会い系」サイトの詐欺的な手口に引っ掛かり、大金を散財してしまう高齢者が増えているそうだ。パソコンばかりやって「出会い系」に嵌ってしまう老人も、ネットで人と繋がろうとしているうちに「愛国デモ」に行き着いてしまった奴も、みんな同じである。寂しさに耐えられないのだ!!共同体が崩壊した今、誰にでもやってくる「孤独な老後」。備えはできているか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!魅力的な中年俳優が出てこないのは何故?献金疑惑が噴出の安倍政権はどうなってる?浮気って悪いこと?日本の人口減少、楽観的に捉えてはいけない?AKBグループで新ユニットを作るとしたら、どんな顔ぶれが良い?カラダの整形はアリ?ナシ?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※“集合痴”ウィキペディアの記事を徹底的に添削しちゃう大好評「よしりんウィキ直し!」。今回は「『皇族降下準則』に関する間違い」と題する項目をウィキ直し!男系絶対派が必死で無視し、隠そうとする不都合な事実!!さらに、彼らの「正体」が明白となった驚くべき記述内容とは!?「尊皇派」を騙る逆賊にだまされるな! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第120回「出会い系サイトと愛国デモ」 2. しゃべらせてクリ!・第83回「怖賀リータの怖がりが怖いでしゅ!の巻〈後編〉」 3. よしりんウィキ直し!延長戦・第9回「『ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論追撃篇(新天皇論)』過去版 ~“「皇族降下準則」に関する間違い”の間違い~」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第120回「出会い系サイトと愛国デモ」  2月20日の朝日新聞に「『出会い系』狙われる高齢者」という記事が載っていた。 「出会い系」の有料メール交換サイトの詐欺的な手口に引っ掛かり、大金を散財してしまうお年寄りが増えているというのだ。  まずは、記事に載っていた被害者のケースを紹介しよう。  76歳、無職男性。元証券会社員。  妻に先立たれ、3人の子供は独立し、東京都内で独り暮らし。  日中はボランティアなどをやっているが、夜に1人になると時間をもてあまし、パソコンに向かう。        ↓  2011年秋、ネットで「車をプレゼントします」という表示をクリック、名前や連絡先を入力してメールを送る。        ↓  その翌日から「悩み相談に乗ってください」「会いたいです」などという知らない女性からのメールが大量に届き始める。        ↓  興味本位で、女性医師を名乗る相手に「お茶でも飲みませんか」と返信。  女性の顔写真が届き、自己紹介を交わして会う約束をする。        ↓  指定した場所で待つが、現れない。  メールを送ると「場所を間違えた。ごめんなさい」と返信。        ↓  メールは最初の数通は無料だったが、途中からポイントの購入が必要となる。1通あたり50ポイント(50円)。  やりとりを続けたが結局、はぐらかされるだけに終わる。        ↓  他の女性とも似たようなやりとりを繰り返す。  寂しさのあまりのめりこみ、気づくと朝までメールを送り続けていたことも。        ↓  3年間で9つの有料メール交換サイトに登録。       ↓  300万円あった貯金は底をつき、年金や火災保険も解約。  借金を重ね、自宅の電気代やガス代さえ払えなくなる。  たまたま帰省した娘が異常に気付き、ようやく事態が発覚。  注ぎ込んだ金額は合計1000万円以上。  ツッコミどころは満載だが、とにかく「出会い系」といっても実際には出会えやしないのだ。  他にも「乳がんを患う」という「19歳の女性」とのメールでは、効く薬を調べて伝えたり、「強い意志をもちなさい」と励ましたりしているうち、「母親と一緒に自宅にお礼に行く」と言ってきたので、ケーキを3人分買って待ったが現れなかったという。  それで無視すると、「見捨てないで」などと繰り返しメールが来て、つい返信してしまい、メール交換は1年以上続いたそうだ。  もちろん、こんなのサクラに決まっている。送ってきた写真だって、木蘭さんの「H大好き40歳」のケースじゃないが、本人であるはずがない。そもそも、メールの相手が本当に女性だったのかさえ、わかったもんじゃない。  それでも被害男性は、今もこう言っているんだとか。 「まさか自分がだまされるとは思わなかった。  それでも、すべてがウソだったとは今でも信じたくない」  こんな見え見えのペテンに引っ掛かってしまうほど、老人は寂しくてたまらないのである。  独り暮らしの高齢者が寂しさを紛らわそうと、パソコンばかりやっているうちに出会い系にハマっている。  それは、愛国デモに参加している年寄りも同じである。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!