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つぼきちさん のコメント

「八紘一宇」という言葉は『日本書紀』が出典なんですが、
この言葉を造った方は、国柱会の田中智学という法華主義者の方ですよね。
信者には、石原莞爾氏や岩手の宮沢賢治がいたんですよ。
三原じゅん子氏の発言を、小林先生のブログで初めて知りましたが、
天晴だなと感じました。

宮沢賢治は「高等遊民」の走りみたいな青年時代をすごした人物で
若い頃ろくに働かず、宗教に狂っている人物で
法華経に狂い、実家の質屋の金に手をつけ上京して
国柱会に入った、狂信者と言う側面もありました。
あの『雨ニモ負ケズ』の詩の最後も「南無妙法蓮華経」という
文字で締められていたくらいですから、凄まじい宗教者です。
彼の文学は説話文学が元になっており
法華経の世界観を童話などに描いていました。
でも名作には違いはありません。

私は廃仏毀釈にあって没落した法華主義が、
天皇が支配する日本が法華経に帰依していくべきだとする
国立戒壇の発想になっていき、満洲国の建国理念にも
この法華経が関わってくるあたり複雑な気持ちがします。
戦前の「国家神道」や「神道」が一様に悪く言われていますが、
法華主義も人の事言えないぞという気持ちが私にはあります。

『イーハトーブと満洲国』なんて本がありますが、
オウム真理教もそうでしたが、宗教ってすごいですよね。
No.14
118ヶ月前
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第125号 2015.3.17発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…3月9日・10日の2日間、ドイツのメルケル首相が来日した。これに関して、特にマスコミが大きく報道したのが9日に行われた講演だったが、報道だけ見ていると、戦後70年の「歴史認識」と「脱原発」がテーマの講演だったかのように思ってしまう。しかし実際のところ、メルケル首相は演説で何を語ったのか?「歴史認識」と「脱原発」で「ドイツに見習え」というのは正しいのか? ※「ザ・神様!」…2週連続で登場!今回は「震災特別編」と題して、およそ2年半ぶりに福島を訪れた木蘭さんのレポートをお届けします。東日本大震災、そして福島第一原発事故から4年の3月11日、被災地はどんな顔を見せていたのか?原発再稼働を急ぐ日本。「故郷を失う・諦める」覚悟はできているか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!同性カップルに証明書を発行する渋谷区の条例案をどう思う?同性婚はあり?選挙権を18歳に引き下げることには賛成?「代替案」を示すことが少ないのでは?40代にもなって両親を恨むのは良くない?オウム事件の風化をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第122回「メルケル首相演説の誤解と評価」 2. しゃべらせてクリ!・第85回「しぎゃびー!お父ちゃま大噴火!の巻〈後編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第53回「震災特別編・3.11ここに故郷あり――被災地の神社から」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第122回「メルケル首相演説の誤解と評価」  3月9日・10日の2日間、ドイツのメルケル首相が来日した。  ドイツは中国との経済関係を深めており、メルケルは2005年11月の首相就任から10年弱の間に7回も訪中している。  それに対して訪日は3度目、それも2008年の北海道・洞爺湖サミット以来、実に7年ぶりである。露骨なほどの差をつけている。  そんなメルケルが今回、突然日本にやって来た。何しろ外務省がメルケル訪日を発表したのが10日前の2月27日という慌ただしさである。  唐突な来日で、何をしに来たのかさっぱりわからなかったが、一応、今年6月にドイツ南部のエルマウ城でサミットが開催され、さらに来年は日本でサミットが行われることから、その協力要請のための来日であるとか、ウクライナ情勢やギリシャ支援への対応、テロ対策などについての意見交換をするためとか言われていた。そう聞いても、やっぱりよくわからない理由だが。  中には、安倍政権の経済政策やアジア外交、さらに特定秘密保護法導入による「言論の自由の危機」に対する懸念がドイツ国内に高まっており、それを伝えに来たのではないかとか、6月のサミットで安倍が場違いな発言をしないように釘を刺したのではないかといった推測もあった。それならありうる、と思えてしまうところが情けない。  メルケルの訪日に関して、特にマスコミが大きく報道したのが9日に行われた講演だった。  報道だけ見ていると、戦後70年の「歴史認識」と「脱原発」がテーマの講演だったかのように思ってしまうが、講演の全文を読んでみると、142年前の岩倉使節団のドイツ訪問から話が始まり、東日本大震災、ウクライナ情勢、テロとの戦い、軍拡と核拡散の阻止、国連安保理改革、G7の重点課題、少子高齢化と地域間格差の問題など、実に様々なテーマを語っており、歴史認識も脱原発もあくまでもその中の一テーマという扱いになっている。   しかし左翼マスコミは、最初から「歴史認識」と「脱原発」で「ドイツに見習え」という記事が書きたいという意識しかなかった。  というより、この講演自体が、メルケルから「ドイツに見習え」的な言葉を引き出すためにセッティングされたものとしか思えない。なにしろ講演会の主催者は朝日新聞社だったのだから。  実際にはメルケルの講演では、「歴史認識」についてはかなり抑制的な表現にとどまっていた。  おそらく、それでは物足りないと思ったのだろう。質疑応答に入ると、真っ先に「主催者代表」がこんな質問をした。 過去の克服と近隣諸国との和解の歩みは、私たちアジアにとってもいくつもの示唆と教訓を与えてくれています。メルケル首相は、歴史や領土などをめぐって今も多くの課題を抱える東アジアの現状をどうみていますか。今なお、たゆまぬ努力を続けている欧州の経験を踏まえて、東アジアの国家と国民が、隣国同士の関係改善と和解を進める上で、もっとも大事なことはなんでしょうか?  要するに「『日本よドイツを見習え』って話をして!」とリクエストしているのだ。かなり露骨に。  メルケルはこの質問に対して、「 ドイツは幸運に恵まれました……ホロコーストの時代があったにもかかわらず、私たちを国際社会に受け入れてくれたという幸運です。どうして可能だったのか? 一つには、ドイツが過去ときちんと向き合ったからでしょう 」と回答。これで朝日新聞は大喜びである。 「ドイツが過去ときちんと向き合った」朝日はこの一言を待ちに待ち望んでいたのだ。 日本は過去ときちんと向き合っていない! ドイツを見習え! …とにかく朝日はそう言いたくて、言いたくて、言いたくてたまらないのだから。  だが、ドイツが過去ときちんと向き合ったなんて話は大ウソなのである。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!