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月白さん のコメント

師範、スタッフの皆様お疲れ様です。
いつもありがとうございます。
東浩紀氏・宮台真司氏をゲストに迎えて開催された
第48回ゴー戦道場の動画をまだ観ていません。

宮台氏は「社会システム理論家で機能主義者」であると自認していて
機能主義者は最終目的を一番重要視するもので、その目的とは「国益」の増進
とのことですが、この「国益」が「国体」になった場合、
今現在考えている宮台氏の答えも自ずと変わってくるのではないでしょうか。
そしてはっきりとは分からないのですが、
宮台氏は「国益」と「国体」とが混ざっているのではないかと思いました。
1部と2部で矛盾が生じていたのはこのためではないですか。
私は「国益」=「国体」ではないと考えています。
もちろん「国益」・「国体」両方守れるのであればそれに越したことはないです。
しかし、目の前に「国益」と「国体」どちらかしか選択出来ない(守れない)場合、
日本が守るべきは「国体」です。
日本が主体的に「国体」を選択することが出来るようになった時、
初めて中国(だけではなく他国)と信頼の醸成が可能になる。

日本は首相が短期間でかわってしまう。
そのため醸成するための時間が足らない、もしくは、ない。
首相がかわる度に意見も変ってしまうのであれば、
信頼醸成したくても信頼醸成出来ないという現実があるのではないか。
首相がかわっても、その誰もが「国体」を守り(選択し)続ける事で、
信頼を醸成するに足る国だと認識されるのではないか。
この認識があって初めて、自主独立、核兵器も含む重武装への道が
現実になってくる。
もちろん「国体」を守るのは首相だけでは駄目です。
大臣、国会議員、外交官、公職は当たり前ですが、
国民の過半数以上は「国体」を選択する日本であって欲しい。
(もちろん過半数以上ではなく、理想は全国民ですが)
あえて宮台氏が使っている重武装中立という言葉は使っていません。
重武装「中立」という言葉に違和感を感じるからです。
そして重武装の中に核兵器が含まれているとしても、
核兵器と重武装とはしっかりと分けて認識しておく必要があると思います。
全く質が違う兵器であるからです。


慰安婦に関しては国際社会に主張する1手段として、
国際裁判所に訴えるという手、は使えないのでしょうか。
韓国が国際社会に宣伝している慰安婦問題。
国際社会は日本が「賠償と謝罪」を行っていない国、
という認識がされているのではないか。
であるならば、日本は国際社会に対して主張する必要があります。
どう主張するのかは新戦争論1に描かれていますね。
国際条約の問題である、と。
韓国は裁判に出てこないと思いますが、それを国際社会はどうみるか。
出てこなくても国際社会に日本は今までやってきた経緯を
徹底的に主張し、知ってもらう必要がある。
その際、民間基金まで作ったことであったり、首相のお詫びの手紙
であったりは、有利に働くのではないか。
ここまでやれるかどうかまでは国際裁判に疎いのでわかりかねますが。
日本全体で(一部除く)それを支える事が出来るのかどうか、
も大事な事のように思えます。

しかしこれは甘い考えだ、とも考えています。
国際社会に対して主張する方法は、まだ何かあるはずなので
解決するまでは思考停止してはいけないですね。

『御意見拝聴・よいしょでいこう!』
素敵な本を紹介していただけるのかと思って読んでいましたら
違っていました。いや素敵な本の紹介である事には違いはないですね。
しかし、これ大変ではないのでしょうか。
ウィキ直しの時も思いましたが、今度は本となると
一冊まるまる読むわけですよね。読んでさらにつっこみ……じゃない
よいしょする箇所を見つけ出していくなんて、
手間が相当にかかっているはずです。次回も楽しみです。

NHKの連ドラ「まれ」は観ていないのですが
先生の想像はどれも地に足がついていて好感が持てる展開ですね。
何か興味が湧いてきました。途中から観ても楽しめるかしら。
編集後記楽しかったです。次回も宜しくお願いします。
No.84
114ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第138号 2015.6.23発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…第48回ゴー宣道場は6月14日、「戦争と道徳」をテーマに、思想家・東浩紀氏と社会学者・宮台真司氏をゲストに迎えて開催された。敗戦国である日本が戦勝国のレジームを引き受けるのは当然なのか?国際社会からの信頼を得るためには、連合国と交わした「手打ち」を今さら蒸し返すべきではないのか?何が正しく何が真実なのか、思考せよ!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ファンからの批判で考えを改めたことはある?自分の才能を超えていると思うような商売敵が現れた時、どう感じる?柏木由紀はどうすれば復活できる?革命を題材にした傑作といえば何?「ふしだら」「尻軽」な女性と、「性に奔放」「自由恋愛を謳歌している」女性の境界線って何?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※新企画開始!ネット上に匿名で書かれた、タダで読めるクズみたいな文章なんか相手にするのはもう止め止め!やっぱり本です!これからは著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍に記された、立派な御意見を拝聴して、思いっきり誉めそやし、持ち上げよう!記念すべき第1回に拝聴する御意見は渡部昇一・中川八洋両氏の『皇室消滅』。さぁ、よいしょするよー!! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第133回「宮台真司氏との対立点は何か?」 2. しゃべらせてクリ!・第98回「KOぶぁい!ハードパンチャーぽっくんの巻〈前編〉」 3.  新企画! 御意見拝聴・よいしょでいこう!・第1回「『皇室消滅』①〔男系男子天皇制度〕はGHQも支持した皇室の神髄?」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第133回「宮台真司氏との対立点は何か?」  第48回ゴー宣道場は6月14日、「戦争と道徳」をテーマに、思想家・東浩紀氏と社会学者・宮台真司氏をゲストに迎えて開催された。  東氏が主宰する「ゲンロンカフェ」がゴー宣道場をジャックするというコンセプトで、第1部では司会を東氏に任せ、宮台氏とわしらの議論を自由に仕切ってもらうという初の試みに挑戦した。  試みは成功したようで、参加者のアンケートを見ても好評なものが多く、特に二人の人柄の面白さに好感を持った人が多かったようだ。  だが、言うまでもなく東・宮台両氏とわしの意見が完全に一致しているわけではない。むしろ、相違点があるからこそゲストとして招く意味があるのだ。  会場が和気あいあいの雰囲気になったのはいいが、それに流されてしまわぬように、当日の宮台氏の発言の中で、わしが疑問を感じた部分を挙げておこう。  宮台氏は、「 戦争に負けたんだから、戦勝国のレジーム引き受けるのは当たり前 」という。そうしなければ、誰も戦後復興に協力してくれなかったからだという。  その上で、「東京裁判史観」とは日中共同声明で周恩来が繰り返した「 日本国民は悪くない。日本国民も中国国民も、共通して日本の軍国主義者の被害者である 」というものだという。   つまり「A級戦犯」とは天皇陛下や日本国民から戦争責任を免罪するためのスキーム(仕組み)だというのだ。  要するに宮台氏は、東京裁判の図式を認めれば中国と友好関係が築けると考えている。  村山談話のような謝罪を繰り返して、靖国神社からいわゆるA級戦犯を分祀するか、国立追悼施設を作るなどしてしまえば、首相の靖国参拝も天皇陛下の御親拝も許されるし、宮台氏の言う重武装中立が可能になるというわけだ。  まあ、いわゆるA級戦犯の方々に申し訳ないが、軍部=悪、国民=犠牲者の図式を建前上だけ認めておくという偽装ができれば、確実に自主防衛が出来るというなら、妥協してもいいかもしれない。  だが、わしは宮台氏の意見に異論を呈しておいた。  わしは、中国には日本を「永遠の敗戦国」にしておきたいという意図があると見ている。  日本を、ポツダム宣言に言われているような「世界征服を企んだ悪の国」だったことにして、国連の「敵国条項」の中に封じ込め、国際社会の覇権ゲームに参加させないというのが中国の意志であり、それはアメリカもロシアもそうであり、そして韓国も事大主義で日本のプレイヤーとしての復活を願っていないと思うのだ。  この意見に対して、宮台氏はこう言った。 「 それはわかる。しかし問題はね、その状態からどうやって僕たちが脱することができるかということだよね。そこから脱するという目標を立てた場合はですね、基本、政治家がやってきたことは非常によくないことなんだよね。  まず、僕たちは敗戦しました。で、僕たちが民主主義国として再建できるためには、日本国民は駄目な国民ではないという枠組みを作る必要があるので、まあ、極東国際軍事裁判(東京裁判)図式は不可避。それ以外の図式で日本が民主主義国として再出発することはありえない。これまず認める必要がある 」  さあ、読者諸君はこの意見をどう思うか?  さらに宮台氏は、中国は日本を単に「永遠の敗戦国」にしておきたいと思うほど感情的なバカではなく、偉い人はたくさんいると言った。  そして大事なことは、 中国が危惧しているのは、日本が本当に戦前と手を切ったのかという問題なのだという。  中国はそのことに危惧を抱き続け、1970年代、田中角栄の日中国交正常化の頃には、もうそろそろ危惧するのはやめてもよいかなと思った時期もあったが、すぐその危惧は復活し、現在に至っているというのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!