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na85さん のコメント

 よしりん先生、時浦師範代、みなぼん編集長、執筆・編集・配信、ありがとうございます。

 マイナンバー制度が本格的に運用された場合、想定されるリスクは様々に考えられますが、それよりもっと根源的に家畜扱いされることへの拒否感は、私も漠然と持っていました。TPPなどにより内政のフリーハンドを完全に宗主国に明け渡そうとしているわけですから、もはや家畜人ヤプーだな?と自嘲的になってきます。
 病院での診療記録が漏れて喜ぶのは民間医療保険会社でしょう。「あなたは将来こういうリスクがありますよ!だから今のうちにこれこれの特約を付けておきませんか?」という勧誘や、「こんな治療を受けているなら、貴方にはこういうリスクがあるため、うちの保険には入れません」あるいは「申告義務違反により保険金は下りません」などと言ってリスク回避が可能となるわけです。TPPにより国民皆保険が崩れた暁には絶大な効力を発揮するはずです。マイナンバー制度には、TPP保険分野に口を出す米国資本の保険会社の意向が働いていないでしょうか?
 同様に、ある人がどういう消費傾向を示すかの情報は信販会社やネット通販会社が欲しがるでしょう。また、図書館の利用記録が漏れれば趣味嗜好が丸わかりで、これも通販の書籍部門が欲しがるでしょう。送られてくるDMの質が自分の趣味嗜好と一致してきたら注意が要るかもしれません。
 金融機関のカネの出入りの情報を欲しているのは日本政府の国税庁でしょうか。庶民からの税金はどんなに些細な額でも取りこぼしを無くそう、ケツの毛まで抜いてやろうと構えていると考えられます。こういう些細な額とは違って、グローバル企業の避税(本社機能の租税回避地への移転etc.)は既に膨大な額に上っており、これからも増え続けるはずですが、マスコミも政治家も彼らに懐を抑えられているせいか完全に放置しています。
 最後にマイナンバーが記載されて送られてくるのは、やはり赤紙でしょうか?「マイナンバー:●●●…●さん、貴方は海上自衛隊が掃海作業を行うホルムズ海峡に赴任することが決定しました」と、大国の侵略戦争に駆り出されていくわけです。国民のあらゆる行動が個体識別番号で国家に監視されているため、徴兵を逃れることは絶対にできません。

 さて、家畜人ヤプーは肉体改造や近親交配を受ける存在らしいですが、皇族を自由自在に交配させようと企む不敬男系派2人の電波対談を検証するトッキーさんの名物コーナーも、ついに電波の度合いが最強レベルになりました。中川氏は脳内に和気清麻呂という別人格をつくって対話し、各人格が互いを褒め合うという妄想レベルMAX状態です。やはりコミンテルン(笑)からの電波を傍受し続けたせいでしょうか。

 フラゲした「戦争できる国の道徳」は読ませていただきました。知的好奇心を強烈に刺激され、特に宮台氏の博識ぶりに感心することがしばしばでした。主知主義=左翼、主意主義=右翼という説明は特に納得しました。弱者に寄り添うのが戦前右翼や玄洋社であり、そこに感化されて物語を紡いでいこうとするのが、現在の被害者・弱者におそらく最も優しいと私が考えるよしりん先生であることと考え合わせれば、非常に得心が行ったのです。ただ、やはり宮台氏・東氏の東京裁判史観の捉え方には違和感が残るのですが…。しかし、それでも、この鼎談には希望があると思いました。
 
 ナンバーを付けられても、精神まで家畜にならないよう考え続けたい na85
No.44
110ヶ月前
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第151号 2015.10.13発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…今月から始まった「マイナンバー制度」。しかしこれは14年前から既に始まっていた「国民総背番号制」の焼き直しだと知っているだろうか?「行政の効率化」、「国民の利便性の向上」、「公平・公正な社会の実現」等のメリットがあると言われているが本当か?悪用や情報漏洩の危険性はないのか?そもそも個人情報の何から何まで管理されることに、拒否感を覚えずにいられるか?国家を全面的に信用してしまって良いのか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!攘夷と排外主義の違いって何?福島県でオリンピック競技を開催する案をどう思う?「資本主義」と「社会主義」の二元論で捉えるのはもう古い?デモと民主主義の関係について教えて!「一億総活躍担当大臣」って必要?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※著名なる言論人の方々の立派な御意見を思いっきり褒めそやす「御意見拝聴・よいしょでいこう!」。渡部昇一・中川八洋両氏の対談本『皇室消滅』を拝読するシリーズは今回で終了。ついに男系派にとって最大の敵にして“平成の道鏡”“マッド”小林よしのりをやり玉に挙げる両氏!!しかも最後には大川隆法顔負けの「霊言が聞こえる超能力」を駆使し、和気清麻呂公が登場!!トンデモな展開に驚きを隠せません!! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第147回「国家管理のマイナンバーに拒否感」 2. しゃべらせてクリ!・第111回「へぎゃおーっしゅ!ぽっくんの柔道一曲線ぶぁい!の巻〈後編〉」 3. 御意見拝聴・よいしょでいこう!・第7回「『皇室消滅』⑦おべっか清麻呂公の霊言!?」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 【生放送予定】   http://live.nicovideo.jp/watch/lv237498830   明日14日(水)20時 から 「よしりんに、きいてみよっ!」 を生放送予定!   テーマ 『一億総活躍とノーベル賞が取れない中韓』  今回はいつも以上に大放言の生放送となる予定!  お楽しみに♪ 第147回「国家管理のマイナンバーに拒否感」  マイナンバーというやつが、とにかく気に食わない。  わしは決して「反体制」ではなく、「国家」の存在を否定しているわけではない。  しかし、だからといって、国家が個人に対して何をやっても許されるなどとは全く思っていない。   個人には、個人としての尊厳がある。  個人個人にナンバーを付けられるというだけでも、囚人のような気がしてしまう。  ましてやそのナンバーによって、個人情報が何もかも国家に把握されるなんてことには、とにかく拒否感が湧いてくる。  わしは国家に管理されるのがイヤなのだ。   これは「反体制」とかいう問題ではない。  そもそも、これは以前には 「国民総背番号制」 と言われていたのだ。それを「マイナンバー」などとカタカナ語にして柔らかく見せようというのも、あまりにも姑息である。  読者諸君は、14年前に 「ウシは10ケタ、ヒトは11ケタ」 というフレーズが唱えられたのを覚えているだろうか?  平成13年(2001)、その翌年から施行される改正住民基本台帳法に基づいて、国民全員に11ケタの番号が振られ、「住基ネット」で情報のコンピュータ一元管理が始まることに反対する運動が繰り広げられた。  その時に唱えられたのが「ウシは10ケタ、ヒトは11ケタ」だ。なお「ウシは10ケタ」というのは、このころ狂牛病(BSE)対策のため、牛に10ケタの個体識別番号がつけられたことを踏まえている。  このフレーズを唱えたのは左翼系の団体だったが、人間に番号を割り振って管理しようという発想自体が、人を人とも思わず、牛と同様に扱っているように思えて拒否感を覚えるということには、右も左も関係ない。人として自然に発生する感情だと言っていい。  その証拠に、この時には保守系知識人も 「私は国民ではあるが、番号ではない。番号になることも断じて嫌である」 と、はっきり言っていた。  これ、誰が言ったかというと、櫻井よしこだ。  櫻井は「改正住民基本台帳法を考える国民会議」を開催、自らが筆頭となり、屋山太郎、田中康夫、三枝成彰と連名で以下のようなアピールを発表している。  改正住民基本台帳法が、2002年8月17日までに本格的に施行されます。国民総背番号制のこの制度は国家がひとりひとりの情報を一元的に管理し、監視するものです。  また、コンピュータに入力された個人情報が、万一、漏れ出すことになれば、プライバシーに対する重大な侵害となります。  改正住民基本台帳法を考える国民会議では、自由主義を守りプライバシーを尊重する観点から、改正住民基本台帳法の改正部分、国民総背番号制の廃止、凍結、再検討を小泉総理大臣に申し入れるともに、広く国民の皆様に強くアピールいたします。  さらに同国民会議は、以下のようにも呼びかけていた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!