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kellowさん のコメント

今回も興味深く拝見しました。

僕は「国家に番号をつけられることに対して反射的に「イヤ」という感覚」は、正直あまりありません。「免許証番号を控えさせてもらいます」と言われる時に嫌な感じはしますが、それでも今更だと思ってしまいます。

自分が一番に思うのは「日本政府なんて流失騒動をやらかすに決まってる!」という不信感です。僕はツタヤのTポイントカードにも警戒心があり、買い物時に持っていても出さなかったりします。なのでマイナンバーがもってのほかなのは変わりません。提示が義務になったらどうにもならないですが。
セキュリティというものは便利になればなるほど危うくなります。「セキュリティをしっかりしたければ多少の面倒さは必要」ということは、現代人は誰もが知っていることだと思うので、そろそろ「便利」という言葉自体に警戒してもいいかと思います。
雇用がいらなくなるという指摘も、小林先生らしい視点だと思いました。

そもそも国家が個人情報を把握したとして、何の得があるのかがよくわかりません。民間なら広告に使えると思いますが、国家が使うのは…脱税の監視とか別件逮捕とかでしょうか?
さらに、これを推進してる官僚の人自身は嫌じゃないんでしょうか?

また、この一文「誰でも「やむなく」国家に管理されているのであって、個人として自由に生きられるのであれば、そちらの方がいいに決まっている。」が、一見「兵役は苦役ではない」と矛盾するように感じました。
しかし兵役に就くのはあくまで公としての国を守るためであり、そのために「やむなく」国家システムに入る、ということかと思います。
そうなると、以前のゴー宣道場で宇野古市両氏が出た時の発言の「国家はツールとして使う」という距離感が、(国と公の概念をしっかりさせた上で)一番しっくり来るのかなと思いました。

ここでさらに、国家が「体調や心理状態も含めた個人情報を把握していれば軍隊の管理の向上に繋がって強くなる」と言い出したらどうなるだろうと思いました。ここまで来るとSFですが。
国家が「国民は“マイチップ”を体内に埋め込もう!」と言い出さないことを願います。


『よいしょでいこう!』が面白すぎました。男系固執派同士で揉めていたとは。あの人たちに「公」という感覚がないのは知っていましたが、陣営としても全然まとまってない。ただ何となく「男の天皇じゃなきゃ嫌だ」と言いたいだけの集まりなんでしょうね。
No.66
110ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第151号 2015.10.13発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…今月から始まった「マイナンバー制度」。しかしこれは14年前から既に始まっていた「国民総背番号制」の焼き直しだと知っているだろうか?「行政の効率化」、「国民の利便性の向上」、「公平・公正な社会の実現」等のメリットがあると言われているが本当か?悪用や情報漏洩の危険性はないのか?そもそも個人情報の何から何まで管理されることに、拒否感を覚えずにいられるか?国家を全面的に信用してしまって良いのか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!攘夷と排外主義の違いって何?福島県でオリンピック競技を開催する案をどう思う?「資本主義」と「社会主義」の二元論で捉えるのはもう古い?デモと民主主義の関係について教えて!「一億総活躍担当大臣」って必要?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※著名なる言論人の方々の立派な御意見を思いっきり褒めそやす「御意見拝聴・よいしょでいこう!」。渡部昇一・中川八洋両氏の対談本『皇室消滅』を拝読するシリーズは今回で終了。ついに男系派にとって最大の敵にして“平成の道鏡”“マッド”小林よしのりをやり玉に挙げる両氏!!しかも最後には大川隆法顔負けの「霊言が聞こえる超能力」を駆使し、和気清麻呂公が登場!!トンデモな展開に驚きを隠せません!! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第147回「国家管理のマイナンバーに拒否感」 2. しゃべらせてクリ!・第111回「へぎゃおーっしゅ!ぽっくんの柔道一曲線ぶぁい!の巻〈後編〉」 3. 御意見拝聴・よいしょでいこう!・第7回「『皇室消滅』⑦おべっか清麻呂公の霊言!?」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 【生放送予定】   http://live.nicovideo.jp/watch/lv237498830   明日14日(水)20時 から 「よしりんに、きいてみよっ!」 を生放送予定!   テーマ 『一億総活躍とノーベル賞が取れない中韓』  今回はいつも以上に大放言の生放送となる予定!  お楽しみに♪ 第147回「国家管理のマイナンバーに拒否感」  マイナンバーというやつが、とにかく気に食わない。  わしは決して「反体制」ではなく、「国家」の存在を否定しているわけではない。  しかし、だからといって、国家が個人に対して何をやっても許されるなどとは全く思っていない。   個人には、個人としての尊厳がある。  個人個人にナンバーを付けられるというだけでも、囚人のような気がしてしまう。  ましてやそのナンバーによって、個人情報が何もかも国家に把握されるなんてことには、とにかく拒否感が湧いてくる。  わしは国家に管理されるのがイヤなのだ。   これは「反体制」とかいう問題ではない。  そもそも、これは以前には 「国民総背番号制」 と言われていたのだ。それを「マイナンバー」などとカタカナ語にして柔らかく見せようというのも、あまりにも姑息である。  読者諸君は、14年前に 「ウシは10ケタ、ヒトは11ケタ」 というフレーズが唱えられたのを覚えているだろうか?  平成13年(2001)、その翌年から施行される改正住民基本台帳法に基づいて、国民全員に11ケタの番号が振られ、「住基ネット」で情報のコンピュータ一元管理が始まることに反対する運動が繰り広げられた。  その時に唱えられたのが「ウシは10ケタ、ヒトは11ケタ」だ。なお「ウシは10ケタ」というのは、このころ狂牛病(BSE)対策のため、牛に10ケタの個体識別番号がつけられたことを踏まえている。  このフレーズを唱えたのは左翼系の団体だったが、人間に番号を割り振って管理しようという発想自体が、人を人とも思わず、牛と同様に扱っているように思えて拒否感を覚えるということには、右も左も関係ない。人として自然に発生する感情だと言っていい。  その証拠に、この時には保守系知識人も 「私は国民ではあるが、番号ではない。番号になることも断じて嫌である」 と、はっきり言っていた。  これ、誰が言ったかというと、櫻井よしこだ。  櫻井は「改正住民基本台帳法を考える国民会議」を開催、自らが筆頭となり、屋山太郎、田中康夫、三枝成彰と連名で以下のようなアピールを発表している。  改正住民基本台帳法が、2002年8月17日までに本格的に施行されます。国民総背番号制のこの制度は国家がひとりひとりの情報を一元的に管理し、監視するものです。  また、コンピュータに入力された個人情報が、万一、漏れ出すことになれば、プライバシーに対する重大な侵害となります。  改正住民基本台帳法を考える国民会議では、自由主義を守りプライバシーを尊重する観点から、改正住民基本台帳法の改正部分、国民総背番号制の廃止、凍結、再検討を小泉総理大臣に申し入れるともに、広く国民の皆様に強くアピールいたします。  さらに同国民会議は、以下のようにも呼びかけていた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!