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国士無双十三面待ちさん のコメント

三色同刻!
これなかなか出来ないんだよ。
No.3
102ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第152号 2015.10.20発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…価値相対主義を批判し「価値判断から逃げるな!」と檄を飛ばすことから始まった『ゴーマニズム宣言』。しかし、そんな『ゴー宣』の語り口がウケると、いつの間にか似たような物言いが増え、今や「暴言・放言」が持て囃される時代になってしまった。複雑な思考を重ね責任を負って主張している『ゴー宣』と、炎上目的の無責任な「暴言・放言」主義者を一緒にするな! ※「ザ・神様!」…相模国での絶体絶命の大ピンチを乗り越え、より一層絆を深めたヤマトタケルとオトタチバナヒメ。一行は鎌倉を抜け横須賀へ、半島の東端に辿りつくと、目の前には、走水海(現在の浦賀水道)が広がっていた。しかし、そこにはさらなる危険と大きな悲劇が待ち受けていた…! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!マイナンバーへの拒否感は左翼の感覚に通じていないか?クリントンが大統領になり「TPPやめる」と言ったらどうなる?南京大虐殺がユネスコの記憶遺産として登録された件をどう思う?「コロコロ」でライバル視したり意識していた作家は?ハロウィンはこのまま定着して良いの?身共に離れられないのに刹那で、虚無的な男女関係をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第148回「断言主義から放言主義へ」 2. しゃべらせてクリ!・第112回「貧ぼっちゃま!こりが格差社会ぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第67回「ヤマトタケル物語・その8」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第148回「断言主義から放言主義へ」  90年代前半、『ゴーマニズム宣言』がヒットし始めた時、真っ先に注目されたのは、その 「語り口」 だった。  人にどう思われようが、自分の思うところをズバリと「断言」するスタイルは、当時としては非常に斬新なものだったのだ。  それは、自ら意図したことでもあった。  なにしろわしが『ゴー宣』を始める当時は、 「価値相対主義」 の時代であり、「ポストモダン」の時代だった。絶対的価値はない、価値判断から逃げるべきであるという風潮が主流だったのだ。 週刊SPA!平成4年(1992)1月22日号に載った連載第1回では、わしは 「日本人はまったく自分を主張せん!」「謙譲の美徳にかくれてはっきりモノを言わん態度をとりたがる!」 と批判し、 「自分の考えをゴーマンかませ!」 と檄を飛ばすことから始めている。 「傲慢」だの「たかが漫画家が」だのというバッシングが来るのも想定のうちで、それでもかまわず表現の自主規制問題から部落差別、オウム事件、薬害エイズ事件、従軍慰安婦問題から歴史認識問題と、その当時誰も手をつけようとしなかった事柄について次々発言し続け、様々な反響を巻き起こしながら現在に至っていることは、古くからの読者には周知のことであろう。  だが、そんな「ゴーマニズム」の語り口がウケると、いつの間にか似たような物言いが増えてきた。  そして気がつくと、今や「断言調」の語り口は世の中に氾濫している状態である。  世間一般の目からすれば『ゴーマニズム宣言』の小林よしのりの語り口も、よくある「断言調」の物言いのひとつで、そう珍しくはないものに映っているのではないか。もしかしたら、むしろその中ではまだおとなしい方に見えているかもしれない。   何しろ、一般大衆の多くは「語り口」しか見ていない。その「断言口調」で何を言っているのか、発言の内容まで深く吟味しようとは考えない。   どんなに間違ったことだろうと、全く無責任な放言だろうと、明らかな嘘八百だろうと、とにかく強硬に「断言」さえしていれば、スゴイと思われるのだ。   その発言が批判を受け、しかもその批判が正当で、発言が矛盾していることが暴かれていても、開き直って破綻した主張を「断言」し続ければ、批判に屈しない信念のある態度だとして人は喝采するのだ。  だから、安倍晋三の人気は落ちないのである。  安倍晋三は、安保法案の審議において「断言」を繰り返した。 「戦争に巻き込まれるということは絶対にないということは断言したい」 「徴兵制が敷かれることは断じてないと明快に申し上げておきたい」 「専守防衛が基本であることにいささかの変更もない」  この「断言」は、オリンピック招致の際のあの発言を思い出させる。 「私が安全を保証します。状況はコントロールされています」 「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」 「健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」 「東京にはいかなる悪影響を及ぼしたことはなく、今後も及ぼすことはありません」   いずれの「断言」も何一つ根拠がなく、明らかな大嘘である。そしてそのことは散々指摘され、批判を浴びているのに、それが大して安倍のダメージにはならないのだ。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!