ウケるとは思っていましたが、まさか3000件とは……。

 痛いニュース(ノ∀`):海外で大反響! 人類の夢を叶えた日本製の1億円巨大ロボット「クラタス」 注文3000件超

 巨大ロボット「クラタス」の計画が発表されたのは約1年前、ニコニコ動画が始めたニコニコ学会でした。発表したのは、吉崎 航さんで、「野生の研究者(大学などに所属しない一般人の研究者)」として登場しました。「野生の研究者」といってもニコニコ動画ではとても有名な方で、我々も買えるような普通のサイズのロボットを自在に操る技術 V-Sido をお持ちでした。

例えばこれ。2年ほど前の動画です。
 今見てもまた「すげっ」と叫んでしまいました。

 そして、栄えある第一回ニコニコ学会の場で、吉崎 航さんは、今までの小さなロボットではなく、倉田光吾郎さんとのコラボで人が乗れるいわゆる「パトレーバー型」のロボットを開発中であることを発表し、みごとグランプリ賞を獲得しました。髪の毛が逆立つくらい驚いたのをよく覚えています。

 その発表:5thセッション「研究してみたマッドネス」「V-sido(ロボット)」 吉崎 航 

 そのときの記事:誰もが研究者になれるニコニコ学会始まった(2/2)忙しい人向けまとめ~5thセッション「研究してみたマッドネス」~

 そういえばグランプリ賞でダルマを授与され、「これも動かしてみます」とコメントされてましたが、動くのは当分先になりそうですね(苦笑

 その後今年の7月末に完成の発表、受注を開始。そして1ヶ月ほどで3000件の注文があったそうです!

 (完成のときの記事:人間が乗って操縦できる巨大ロボ「クラタス」がついに登場!

 すごい。数台手作りの予定の値段でしょうから、量産したらいったいいくら利益になるんでしょうね。雇用も数100人生みそうな。すごい。

 先週の「大量消費の時代」から「大量生産消費の時代」に~大量生産消費時代~というエントリで個人や小さなグループもモノ作りを始めている例として巨大ロボットも上げましたが、それに3000億円もの価値が認められたのです。アメリカンドリームにハレるジャパニーズドリーム誕生の瞬間に立ち会ってるっぽいです。私たち! 将来自慢できますね。

   少数の大企業が作る大量の均一品を消化する「大量消費時代」から、時代は一歩ずつ「大量生産消費時代」、つまり無数の個人や小さなグループから生み出される多種多様な品を消化する時代に向かっているようです!

 個人的には早く「痛クラタス」を見たいです。

・併せてどうぞ
 【「大量消費の時代」から「大量生産消費の時代」に~大量生産消費時代~