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【自然災害メモリアル】第059回:宝永富士宮地震(1707)の日 [防災]誘発地震
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【自然災害メモリアル】第059回:宝永富士宮地震(1707)の日 [防災]誘発地震

2018-10-29 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    10月29日は、
    宝永富士宮地震から311年です。

    宝永地震後に発生したとされる誘発地震の一つにあたり、
    死者は76人以上に及びました。静岡県東部・山梨県付近を震源としていますが、
    この地震は、宝永地震で無事だった場所が災害に見舞われ、こちらの地震の方が
    地域にとって酷かったとされる地震になります。

    今回は、
    「誘発地震」をテーマにお伝えしていきます。

    先日からお伝えしている「局地的な地震災害」の部類にこれも入ると言えますが、
    誘発地震は、プレート境界型地震の後に比較的近い震源で大規模地震が発生する、
    陸地の直下型地震が影響を受けることがある地震活動です。
    3.11を経験した人なら、誘発地震には割と認知された地震活動の一つであることを留意しながら
    過ごしている人も多いと思いますが、小規模なものはあれど、
    誘発地震はそうそうおきるものではありません。

    具体的な例を挙げるなら、言うまでもなく3.11後の長野県北部地震や静岡県東部地震などが、
    熊本地震なら大分県中部の地震活動などが挙げられます。
    古いものになると、この記事の宝永地震ももちろん当てはまりますし、
    関東大震災でも、山梨県で丹沢地震というものが後に発生しています。

    過去のデータを見れば、大きな災害は何でも結びついてしまうのでキリがない所に注意です。
    普段の地震活動が活発な所が大地震後に地震が来たところでそれが誘発に繋がるのかと言われれば
    すぐには定まることもできず、年数が経っても因果関係が不明なまま終わることもあります。

    尚、誘発地震は一定の範囲内で起きることと、深発地震はほとんどの場合無関係です。
    例えば、新潟県中越地震と京都府沖の深発地震は同日に発生していますが
    これは因果関係は認められていません。

    また、小さな地震が連続して起きると何かの予兆ではないかという方もいますが、
    年間通して監視している自分からすると、
    1日に震度3以上が別の場所で2箇所以上起きることも稀ではありません。
    そして誘発地震は、数時間後に起きることもあれば、数年後だったなんてこともあります。
    ただ、正直数ヶ月経てばもはや見分けがつきません。

    誘発地震が起きる事例もありますが、
    そもそもこの事例自体珍しいことを皆さんはしっかり把握しておいてほしいのです。
    可能性の一旦として警戒するお気持ちはわかりますが、ただコメントに「不安」と感情的な
    コメントだけ書いて、何かしたいけど何もしていない ってなってしまうのは本末転倒です。
    誘発地震を恐れる前に、他所で大地震があった事実を目の当たりにして
    今一度防災グッズに関心を持ってみるきっかけにする方がよっぽど皆さんの為になります。
    ここで情報収集するのもいいですが、時には重い腰を動かしてみることが大事です。
    今週末にでも、ちょっとユニークな防災グッズもありますからホームセンターや
    ディスカウントストアなどに行って、防災コーナーを覗いてみてください。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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