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格闘技界が騒然となった堀口恭司のUFCフリーエージェント宣言だったが、さらに衝撃! RIZINと電撃契約! UFC戦績7勝1敗、フライ級ランキング3位、日本人初のUFC王者に最も近い男、バリバリのメジャーリーガーが日本に帰ってくることになったのだ。このサプライズ契約の裏には何があったのか? 堀口恭司をマネジメントする石井史彦氏に話を聞いた。
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――UFCからFAした直後にRIZINとの電撃契約、大変驚きました。
石井 私も驚いています(笑)。あくまで堀口選手の決断であって、私はいま置かれている状況を説明したり、選択肢を提示する立場なんですが、それにしても怒涛の数日間でした。
――堀口選手がベストな判断が下せるように情報を集めたり、交渉相手と連絡を取ったりしていたわけですね。
石井 RIZINの榊原(信行)さんとはLINEやメールでやりとりしたんですが、「いつ寝てるんですか?」とビックリするくらいすぐにレスポンスがありまして。24時間フルに使って交渉した感じですね。
――榊原さんはベラトール視察のためにサンノゼを訪れていましたが、現地で直接会われたんですよね?
石井 はい。堀口選手とも会っています。榊原さんと実際に会って話をしたのはベラトールの翌日。アメリカ現地時間2月19日の昼です。順を追って話をしますと、UFCから正式なかたちで契約更新のオファーが届いたのは2月15日の午前中なんですね。
――あ、つい最近のことなんですね。試合から3ヵ月近く経ってるし、日本大会の発表もあるというのにノンビリしてますね……。
石井 どこまで開示していいのかわからないですけど、6試合契約のオファーでした。
――6試合契約。ファイトマネーは前回の契約よりもよかったんですか?
石井 はい、もちろんです。下がるということはなかったです。上がっています。ただ、ボクらの期待が大きすぎたのかもしれないですけど……。
――期待していたほどの額ではなかった。
石井 正式なオファーの前に「ぶっちゃけ、いくらほしいんだ?」というメールは来てまして「これだけはほしい」と返したら「ふざけるな!」って怒られました(笑)。
――一蹴されたんですね(笑)。
石井 「それだったらヨソの団体に行け」と。まあ、こっちは聞かれたから素直に希望を述べただけなんですけど、その金額は堀口選手と相談して決めたんです。UFCはコミッションがファイトマネーを公表してるので、フライ級チャンピオンのデメトリウス・ジョンソン、ランキング1位のジョセフ・ベナビデス、2位のヘンリー・セフードがいくらもらってるかはわかる。3位の堀口選手は「これくらいはもらっていいんじゃない」というところから決めたんですね。
――ところがUFCからすれば論外だった。
石井 なぜ難しいかというと、これは交渉ではなく以前UFCの関係者と雑談したときに言われたのは、堀口選手はまず英語ができないと。セフードはオリンピック金メダリストで英語だけではなくスペイン語もできる。グローバル的に売り出しづらいという指摘はされたところはありますね。ただまあファイトマネーを下げられたわけじゃなかったので、納得できなくもないのかなとは思ったんです。
――FAした際にもお話を聞きましたが、いまのUFCはなかなか試合が組まれにくいことも理由のひとつでしたね。
石井 そこなんです。私はカルフォルニア州サンノゼに住んでるんですが、堀口選手は東海岸のフロリダでトレーニングを積んでいます。電話で状況説明したんですが、提示されたファイトマネーもさることながら、このままUFCに残っても試合がなかなか組まれないんじゃないか? という危機感があったんです。
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