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クラッシャーがライト級に帰ってくる――!! バンタム級GP査定試合でKO負けを喫して、2017年の年末は実況席からRIZINに参加した川尻達也インタビュー。なんとDREAM以来となるライト級への転向を宣言した。いろんな意味で復活を遂げているという川ちゃんの声を聞いてみよう!
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――川尻さん、なんだか身体が大きくなってません?
川尻 あー、ウエイトをガンガンやったりして、いまは80キロ近くあるんですよ。いろいろと考えたんですけど、次の試合からライト級に戻そうかなってことで。
――あ、ライト級にカムバック。
川尻 そのつもりで練習も1月1日からやってるんですよ。
――正月から。年末のRIZINは解説席からの参加でしたけど、あの盛り上がりが刺激になったこともあるんですかね?
川尻 いやあ、モチベーションはだだ下がりですよ(苦笑)。29日と31日の盛り上がりを見たら「あれ? 俺の居場所はRIZINにないのかな……」って。
――な、なるほどぉ。
川尻 五味くんも言ってたじゃないですか。「若い子たちに囲まれて気恥ずかしい」って。それは俺もたしかに感じてて。こんなに早く若い子がRIZINに出てくるとは思わなかったから。
――そこは嬉しい悲鳴というか。
川尻 こうして日本の格闘技が盛り上がることは嬉しいですけど、客観的に見て「RIZINに川尻達也は必要なのかな」って考えちゃってモチベーションが……。
――取り残された感があったということですね。
川尻 眩しすぎてイヤになりましたよ。そういえばRIZINって選手がラウンドガールと写真を撮ったり、話しかけてもいいみたいですね。
――というと、PRIDEのときは禁止だったんですか?
川尻 ラウンドガールに近づくと、よく知らない関係者がすっ飛んでくるんですよ。
――ええと、それは川尻さんが何か悪いことを……。
川尻 いやいや、俺が嫌われていたわけじゃないですよ。超人気だった某日本人ファイターも「写真をお願いできますか?」ってラウンドガールに頼んでも「そういうのはちょっと……」って断られて。なんだったんですかね、あれ。
――なるほど、そんな忌まわしい過去があったので、RIZINはいろんな意味で羨ましかったと。
川尻 そうです。リングはキラキラしていたので、俺はリング下でギラギラの解説をしてましたよ!(笑)。
――同世代の五味選手もひさしぶりにギラギラしてましたね。
川尻 五味くんの姿を見て「俺もやらなきゃな!」って刺激になりましたよね。あの試合を見て燃えなかったらウソですよ。五味隆典らしさが出てましたからね、よくも悪くも(笑)。
――よくも悪くも?
川尻 あの三角絞めに引っかかるあたりとか。試合後に「寝技なしのルールだと思ってた(笑)」とか言ってたみたいですけど。
――なんたって五味ちゃんは、解説で「寝技とかゴチャゴチャしてよくわからないんだよね〜」と言い切った男ですから(笑)。
川尻 それにしても五味くんのパウンドはエグかったですよねぇ。最後までハラハラドキドキしましたし、UFCのときはオクタゴンに入った段階で諦めてるような感じってありませんでした? 今回はそんなことなくて、最後までガムシャラに戦ってて。
――UFCのときは世界最高峰の舞台で戦ってるのに、何かの罰ゲームで“島流し”にされたような雰囲気で。
川尻 あー、ふてくされてるというか、イヤイヤ戦っている感じでしたね。俺はべつにそこまでUFCというブランドに惹かれてなかったんですけど、むしろ五味くんのほうがUFCに憧れてたのに。修斗時代からUFCのことを口に出していたり。
――日本でやり残したことがあったということですよね。それはゴールデンタイムでガンガン暴れたかったということで。
川尻 だってPRIDE武士道がいよいよゴールデンタイムで……というときに地上波中継がなくなっちゃいましたもんね。ここから上昇だってときだから、一番ショックを受けたのは五味くんだと思いますよ。当時の俺は地上波の重要性なんてわかってなかったし、PRIDEや五味くんにおんぶに抱っこの状態だったから。PRIDE武士道を引っ張ってきた五味くんのモチベーションが下がるのは、いま思えば凄くわかりますよ。
――10年近くずっと引きずっていたという。
川尻 今回の記者会見も凄く五味くんらしいですよね。あのスカし方。RIZINに出られることが本当は嬉しいくせに!って(笑)。
――ハハハハハハ! ツンデレですね(笑)。
川尻 あの態度も五味くんらしくてよかったですよ(しみじみ)。
――その五味隆典がいるライト級に戻すということですね。
川尻 RIZINにはフェザー級の選手がいないという理由もあるんですよね。ライト級だったら五味くん以外にも、矢地くん、北岡くんって選手はいますから。
――去年はバンタム級に挑戦しましたけど、いつ頃から考えてたんですか?
川尻 もともとトレーナーの山田(武士)さんとそんな話はしてたんです。フェザー級でも減量は苦しかったし、クロン(・グレイシー)に負けた直後に「ライト級に戻してみたら?」ってアドバイスされて。ホントは4月大会で68キロか70キロで日本人選手とやるはずだったんですけど、ドタキャンされたんで直前でアンソニー・バーチャック選手になって。
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