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【この男は実在する!!】合気道の達人・柳龍拳ロングインタビュー
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【この男は実在する!!】合気道の達人・柳龍拳ロングインタビュー

2015-03-25 10:25
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合気道の達人、柳龍拳! 惜しまれつつ終了したバラエティ番組『クイズ☆タレント名鑑』の企画「ガチ相撲」に登場した日本最後の幻想である。このインタビューは3年前に収録したものであるが、幻想不足の世の中にロマンを注入すべく、ここに再録する次第である。
柳龍拳先生は北海道・札幌に在住。治療院を構えている。取材日前日の札幌は初雪に見舞われており、残雪を踏みしめながら達人の住処のドアを叩いた。すると、伝説の人物は携帯電話を片手に電話口の相手と口論をしていたのである。何を言い争ってるのかはハッキリとわからなかったが、どうも電話口の相手は「柳龍拳への挑戦」を表明しているようだった……。


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http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar740791

Part7〜12まで
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar740792


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恐るべし柳龍拳! インタビューを読む前にこの衝撃動画を見よう! 
大槻ケンヂが紹介する柳龍拳先生動画
https://youtu.be/SwB0vZWuRHA


――先生! もしかして、いまの電話は他流試合の申し込みだったりするんですか……?

龍拳 そうなんだよ(呆れ口調で)。手合わせするのはいいんだけど、始めっから電話でもって「テメエ、この野郎!!」って怒鳴るのは無礼ですよ!

――それは礼儀がなってないですねぇ。そういう無礼な電話はよくあるんですか?

龍拳 最近は減った。

――あ、減ったんですか(笑)。

龍拳 うん。昔はね、ほぼ毎日あったかな。あるときなんて「腰が痛い」とか治療目的を装って来るんですよ。しょうがないからこっちが気を遣って「キミたち、俺を試したいんだろう?こっちを伸ばすつもりでかかっておいで!」ってことで手合わせするんですよね。

――治療院で手合わせですか(笑)。

龍拳 そうですよ、物をかたしてスペースを空けてね。俺がここに帰ってきたら道着を着て座って待ってるヤツもいるんだよ。

――道場破りならぬ治療院破りですね(笑)。

龍拳 体育館を借りて教えてるときなんて自衛隊員が何十人もやってきてさ、「手合わせをしてほしい!」と言ってきたこともあった。

――自衛隊vs柳龍拳!

龍拳 自衛隊のときはさすがに数が多かったなあ。やってもやっても次から次へとかかってくるんだから! でも、なぜかそういう人たちとは波長が合いすぎちゃうというのかな、ほとんど相手にならないんですよ。み〜〜んな私にやられちゃう。

――さすが先生です!! 

龍拳 テコンドーや空手のチャンピオンクラスのヤツもそーなんですよね。向こうはやる気満々なんだけど、波長が合いすぎちゃって。……で、今日はどのようなご用件で?

――柳先生の幻想あふれる半生を語っていただきたく東京からやってまいりました

龍拳 (険しい表情で)なるほど。じつはアナタの記事を読ませていただきました……。私のことをしっかりと理解してますね!

――褒めの言葉、恐縮であります。

龍拳 大槻ケンヂさんのインタビューも読みましたが、彼もよくわかってますねぇ。ただ、彼の立場上、表にできないこともあったようですね(ニヤリ)。

――さすがのオーケンもすべての秘密は明かせませんでしたか(笑)。

龍拳 まあ、インタビューを受けることは問題ありません。その前にあなたは私のことを理解しないといけない。一度、お手合わせしましょう。

――え〜〜〜ぇ、先生とお手合わせできるんですか?(笑)。

【治療院の物をかたしてスペースを作る龍拳先生】

龍拳 ……さあ、かかってきなさい!

――え〜っと、「かかってきない!」と言われましても(笑)。

龍拳 いいから、私の身体を押してみなさいっ!

――は、はい! ヨイショ〜〜!!(力いっぱい押すがヒラリとかわされて投げ飛ばされる)。

龍拳 ……どうですか?(ニヤリ)。

――いやあ、見事すぎて言葉になりませんね(苦笑)。格闘技の修行は子どもの頃からされてるんですか?

龍拳 そもそも私はいわゆる武術の家系なんですね。父親も祖父も格闘技をやっていて。それで中学三年ぐらいまでは実践空手を習ってたんですよ。

――じゃあ、実家のほうは武術の道場を構えていたんですか?

龍拳 はい。小さいながらも道場はあってですね、そこで空手や柔術を教えていました。昔の柔術には空手が含まれてたんですね。で、そのときは樺太に住んでいたんだけど、親父が熊と闘うところを見ちゃったんですよ!

――熊と!?  ほ、ほ、ほ、本当ですか?

龍拳 立ち上がったら2メーター30~40くらいありましたかねぇ。そんなバケモノが夜な夜な道場を壊しにやってくるんですよ。

――早く引っ越したほうがよかったのでは……(笑)。

龍拳 熊は道場のどこを壊せば侵入できるかってことを調べてるの。で、親父は銃と鉈で応戦しててねぇ。それはもうもの凄い迫力でしたよ!(ドン)。

――しかし、熊と渡り合うなんてとんでもないお父さんですねぇ。

龍拳 場所は樺太ですからね。熊と遭遇するなんてことは日常茶飯事でしたから。

――先生は動物と闘った経験はあるんですか?

龍拳 私は子どもの頃、犬なんかと喧嘩してですね。

――先生は犬と決闘!(笑)。

龍拳 熊を撃つハンターが連れて歩く猟犬がいるじゃないですか。その犬の前を通ったら綱を切って襲って来たんですよ!ビックリしたのは犬の反射神経の鋭さ。絶対に当たるはずの拳が外されるんだわ!

――しかし安全管理がなってないですね、その猟犬は(笑)。

龍拳 危ないですよねぇ。で、のちに樺太から釧路に引き揚げましてね、18歳のときに出家した僧侶になったわけ。それがおかしなもんでね、普通は神仏に興味を持って僧侶になるじゃないですか。でも私の場合はそうじゃなくて、というのは夜になるとですね、ちょっと会ったことない人に遭遇したりですね(急に小声になって)。

――「会ったことない人」というのは?

龍拳 亡霊ではないんだけどね、なんかそれに近いような人と出会うんですよ……。

――つまり幽霊ですか!?

龍拳 (コクリと頷きながら)夜、道を歩いてたらスーッと私のもとにやってきて、そしてじっと見つめるわけ。私もなんとなく見返したらスッて消えてしまう……。あと真夜中の2時頃に突然、目が覚めてふと壁を見たらデッカイ目玉が一つ貼りついてる!

――はっはー!

龍拳 いや、それがですね、怖いを飛び越えて爛々と輝いてるんですよ。どちらかといえば外国人のブルーの目というのかな?

――フリーメーソンのアイコンであるピラミッドの目というか(笑)。

龍拳 「これはなんなのかなあ……?」という考えてるうちに「よし、坊主になって真理を追求しよう!」と。それで出家したわけだけど、日中友好に伴って中国本土から不思議な力を持つお坊さんがやってきたわけですよ。

――その「不思議な力」とは先生もお使いになる気功のことですか?

龍拳 (頷きながら)当時、気功っちゅう言葉はなかったですね。「氣」という名前でしたけど。私が出家した頃は「念力」、「神通力」や「法力」という表現で。その方と手合わせしたら簡単に投げられちゃったの!

――いままで習ってきた格闘技とは全然違ったものだったんですか?

龍拳 全然違う。相撲や柔術、空手とはまったく違った感覚に直面しちゃってるわけ。そんな見たことのない技を覚えたくて夢中になりましたね。で、そうこうしてるうちに坊主をやめたんです。

――それは何歳ぐらいのときですか?

龍拳 そのときは23歳ぐらいですかねぇ。それから札幌に道場を構えて、いつのまにか事業家や政治家のあいだに起きた揉め事を仲裁するような立場になって。

――やっぱり腕っぷしも強いということで。

龍拳 いや、そういうわけでもないんだけど、俺がなんでも解決しちゃうからさ。

――つまり札幌の顔役みたいなもんですかね。

龍拳 それほどの顔でもないけどね(笑)。やっぱりこの世の中、仲を取り持つ人も必要じゃないですか。それが私の役目だったいうかね。

――ちなみに道場の看板はいまと同じなんですか?

龍拳 まあ、それもいろんなことがありましてね。いまの合気道の源流が大東流なんですけど、それは会津藩伝来のもので。ところがそれを「そんなのは嘘だ!」と誹謗中傷を受けてきましてね……。

龍拳・息子(以下、息子) 本当に大変でした! いたずら電話は毎日ありましたから。あと知らない人が黒帯を締めて先生を待ってるんですよ。

――そういう他流試合をやらないと看板を守れないわけですよね。
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龍拳 向こうは潰しにくるわけですから。「合気道がやってみたい。手合わせをして納得がいったら教えてもらいたいんだけども」というふうには来るわけだけども、実質は他流試合みたいもんなんです。だから相手にグローブつけさせてね、「間違って殺してもいいからかかってこい!」と煽るわけです。

――「殺してもいいから」ですか!(笑)。

息子 当時、先生は若かったですからねぇ。イケイケなんですよ(苦笑)。

このインタビューの続きと、スターダム不穏試合の謎、北原光騎、鈴木秀樹、更級四郎、安西×小佐野、新木場1stリング管理人の記事が読めるお得な「8万字オーバー記事詰め合わせ」はコチラです! http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar760930
 
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昔は格通に他流試合応じますなどと広告を出したり、SRSに取り上げられたりして注目を集めたがこの人も骨法の堀辺師範と同類だった。

No.1 75ヶ月前
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