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【発掘インタビュー】猪木一族の事業欲とは何か?【実兄・快守の夢】
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【発掘インタビュー】猪木一族の事業欲とは何か?【実兄・快守の夢】

2015-08-10 07:39
    半世紀ぶりにアメリカと国交が回復された“カリブの赤い島”キューバで、史上初のプロレス興行が行なわれようとしている。歴史的偉業を手がけるのは、90年代から同国と交流を続けている我らがアントニオ猪木だ。そしてそのキューバとパイプ作りに尽力していたのは、猪木実兄・快守氏である。快守氏いわくフリーメイソンの会員であり、世界五大宗教の統一をライフワークとし、ロスチャイルド家とも関係があったという怪人物。兄弟揃って壮大な事業を夢を見るのは“猪木の血”でもある。今回は猪木さんのキューバ進出を祝して2010年9月に収録した猪木快守インタビューをお届けしよう。待ち合わせ場所に指定されたのは、どういうわけか癌専門の病院であった……(聞き手/ジャン斉藤)



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    ーー快守さん、今日の待ち合わせ場所に驚いてるんですけど……この癌専門病院に何か用事でもあるんですか?

    快守 いやあ、じつは癌になっちゃってね(笑)。

    ーーえっ!?

    快守 でも、もう大丈夫! いまは退院して週1回通ってるくらいだよ(ニッコリ)。

    ――そうなんですか……。

    快守 ここに入院していたときには、弟のアントニオ(猪木)がお見舞いに来てくれてね。彼も忙しい中、わざわざ来てくれたんだよ。ほら、今度彼が上海・中国進出したでしょ? もう15年くらい前かな。中国のハルピンで新日本プロレスの興行があったけど、あれはボクが興行やったんだけども。

    ーーあの興行は快守さんの仕切りだったんですね。

    快守 一番のとっかかりはボク。あのときはね、中国政府が興行を許可しなかったの。だけど、たまたま中国政府人事部のお偉い方の甥っ子さんがハルピンで活動をやっていて。その方が頼んでくれて目を瞑ってくれた。

    ――目を瞑ってくれた(笑)。

    快守 あんときの興行は血が出るよう暴力的なことは一切できなかったけどね。

    ーーいろいろと制約があったんですね。

    快守 それで今度中国政府から有機農法の指導を頼まれてるんですよ。斉藤くんも上海に一緒に行こうよ。面白ことをやろうよ。

    ――もちろんです!

    快守 中国でコーヒー栽培を初めてやるっていうんでね。ほら、アントニオが議員だったときキューバと付き合いがあって、ボクはキューバのカストロさんのとこで農業指導してたでしょ。

    ーーそのお礼にカストロさんからキューバの小島をもらったんですよね。「イスラ・アミーゴ・デ・イノキ」(猪木友人島)という名前をつけて。

    快守 そうそう。あのときはキューバで有機農法指導を半年くらいしたかな。それがきっかけでいまやキューバは農業世界一になっちゃって。

    ーー快守さんのおかげで世界一になったんですね(笑)。

    快守 まあ、ボクのおかげってわけじゃないと思うけど(笑)。カストロさんがね、ボクが指導したとおりにやったから。一番手っとり早いさつまいもを作らしたら、それが凄いことになっちゃったというか、いままでの3倍4倍のさつまいもが収穫できたらしくて。カストロさんが大きな段ボールにさつまいもをたくさん詰めてね、「イノキ、こんなに取れた!」って見せてくれたんです。あの頃のキューバは経済封鎖で外貨がなくて、科学肥料が買えない、さとうきびが予定どおりに収穫できないっていうんで、どんどん借金が膨らんでいく中、カストロさんも非常に困ってて。そのさつまいもでなんとか息を吹き返したんですよ。

    ーー快守さんのさつまいもが“キューバ危機”を救ったんですね(笑)。「イスラ・アミーゴ・デ・イノキ」には財宝が隠されてるという話もありましたよね?

    快守 そうそう、ボクの島には歴史があってね。1948年のキューバ革命が始まる前に、財宝を積んだ船がたまたま水補給のために寄ったんだよね。船の中にはね、日本円で約1000億くらいの銀貨を積んでいた。


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