Ⅲ.②「北朝鮮との関係を匂わせるものを発見」はなぜ「沖縄ヘイトデマ」か次に、「テント村(論者注・辺野古で抗議活動に参加する人たちの休憩などのために設置されたテントを指すと思われる)」に「韓国の朴槿恵前大統領打倒派が使っていたスローガン」が書かれた座布団があり、それが「北朝鮮との関係を匂わせる」という②について検証してみたい。これが「ヘイトデマ」であることの論証も容易である。言うまでもないことだが、2016年、韓国では朴槿恵大統領(当時)の辞任を求める大規模な集会が繰り返されており、11月にはキャンドルを手にした20万人以上の人びとがソウル市光化門を埋め尽くす、いわゆる「ろうそくデモ」が行われたことは、わが国でも大きく報じられた。そのような中で、大統領の辞任を求めるスローガンが書かれた座布団などの関連用品が多数、製作されたことは想像にかたくない。そう考えると、辺野古や高江の抗議活動の拠点のテントに「韓国語のスローガンが書かれた座布団」があったとしても、観光で韓国に出かけた沖縄県民を含む日本人のおみやげである、抗議活動に参加した一般の韓国人が持参した、などさまざまな可能性が考えられるだろう。しかし、「北朝鮮との関係」の品である可能性はきわめて低いのではないか。
東亜日報 Posted August. 04, 2006http://japanese.donga.com/List/3/all/27/294539/1全国民主労働組合総連盟(民主労総)関係者約50人が、5月に平壌(ピョンヤン)で開かれた「5・1節(労働節)記念行事」参加のために訪朝した際、北朝鮮側が「革命聖地」と主張する革命烈士陵を参拝していた事実が明るみになった。特に彼らは、訪朝に同行した政府関係者が、「革命烈士陵参拝は国家保安法違反」と言って制止したにもかかわらず、参拝を強行したという。政府はこのような問題を知りながら、事後に彼らの訪朝行事の経費を一部支援した。韓国側関係者が革命烈士陵を参拝したのは、今回が初めてだ。政府は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の生母である金正淑(キム・ジョンスク・1945年死亡)や金策(キム・チェク)元副首相、呉振宇(オ・ジンウ)元人民武力部長など、北朝鮮「革命1世代」の遺体が安置された革命烈士陵の訪問を禁止している。
産経新聞 2017.09.25https://www.sankei.com/premium/news/170925/prm1709250003-n2.html民主労総は昨年10月から今年3月まで続いた朴大統領退陣要求のデモを主催した「朴槿恵政権退陣非常国民行動」(約1600の市民団体で構成)の中心的存在だった。いまや「文在寅政権の勝利の踏み台を作った主役」を名乗り、文政権に「最低時給1万ウォン(約1000円)」の実現を要求。「借金を督促するように韓国政府を圧迫する2大労組は行き過ぎ」(中央日報社説)といった批判も出ている。(中略)民主労総の主張は北朝鮮の主張民主労総の中では現代自動車の現代労組が過激な闘争で知られるが、99年、労働組合のナショナルセンターとなったあと、民主労働党(民労党)という左派・親北政党の母体となった。民労党は北朝鮮を信奉する主体思想派が主流で、民労党も民主労総も、富裕税の創設や財閥解体、在韓米軍撤退など北朝鮮の主張そのものの訴えを掲げた。そして富裕税、財閥改革は文政権の看板政策でもあるのだ。民労党はその後、さらに極左的な統合進歩党(統進党)となったが、幹部が内乱陰謀合罪で逮捕され、朴槿恵政権が同党を強制解散させるという前代未聞の展開になった。
朝鮮新報 2017.01.16http://chosonsinbo.com/jp/2017/01/15riyo-jjj01-4/金正恩委員長が党と革命の最高指導者として推戴されて5周年を迎える今年、「チュチェ思想新春セミナー」が8日、沖縄で開催された。沖縄・朝鮮友好の会が主催し、金日成・金正日主義研究全国連絡会が後援した同セミナーには、日本各地のチュチェ思想研究会、金日成・金正日主義研究全国連絡会のメンバーなど70余人が参加した。沖縄現地からは社会運動家が多く参加した。(中略)セミナーでは、チュチェ思想国際研究所研究院の平良研一・沖縄大学名誉教授が「諸悪の根源『安保』・『日米同盟』と対米従属の構造―『真珠湾』に始まる米軍基地問題の本質―」と題して講演を行った。(中略)セミナーでは、大城悟・沖縄平和運動センター事務局長から新基地・オスプレイパッド建設反対運動が行われている辺野古、高江の現地報告が、三上太一・金日成・金正日主義研究関西連絡会事務局長から大阪における活動報告が行われた。
また、外国人である韓国人が日本国内の抗議活動に参加していることを問題にする声もあるようだが、辺野古や高江での強硬な基地などの建設とそれに対する住民や県内、県外からの応援市民による抗議は海外のメディアでも報じられており、連日、多くの外国人が視察や活動への参加のために現地を訪れていた。論者が高江を訪れた2016年8月末にはアメリカから退役軍人のグループが現地を訪れており、「自分も軍隊にいたときは、基地は必要だと考えていた。でもいまは考えが変わった。米軍基地は沖縄にはいらない」と語るカリフォルニアからの来訪者の声を聴く機会を得た。イタリアやカナダからの来訪者もある、とも聞いた。実際に論者が立ち寄ったテントにも英語で地名などが書かれた地図やアメリカ製の寝袋などもあり、そこでなぜ「韓国語が書かれた座布団」だけを取り上げるのは、これまた前章で述べた「確証バイアス」に基づく過度の一般化と言えよう。
20160909 「ないちゃー大作戦!全員集合!!」https://www.youtube.com/watch?v=xFoNoGtJq1E【よくネトウヨなんかがね、「朝鮮人がよく現場に行ってる」とかね、「あそこは朝鮮人が仕切ってる」とかね、書いてありますよね。そりゃそうだわって。(中略)行ってますよ。おそらく日本のね1億何千万の比率に対して、60万の朝鮮人の比率から言ったらですね、在日の数は多分比率としては高いと思う】【高江は今度向こうからヘリコプターを使って物資を運ぶって言ってるわけです。ヘリコプターを使ってやってくる。じゃあ次何やるのかって、みんなで風船飛ばそうとかね、いろいろ考えられるじゃないですか。(中略)グライダー飛ばしたり、何したっていいんです】【それから爺さん、婆さんたちは向こうに行ったら、ただ止まって座って嫌がらせをしてみんな捕まってください。でね、70以上がみんな捕まったら、そしたらもう刑務所入れませんから。若い子が次頑張ってくれますから】
だから言うべきは言わなければいけません。
- 会員限定の新着記事が読み放題!※1
- 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
-
- ※1、入会月以降の記事が対象になります。
- ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
これ以上長引かせても釈明どころか永遠と論点ずらしのループになりそうだな
話し合いが出来ない以上、立教大学にこの出来事を説明して対応しなければ出るところに出た方が良いのかなと思います
お土産のくだりはギャグかと思うくらい面白かったですね。
確かに可能性は0じゃないが、香山氏は根拠を示さないとならないのに可能性の話では足りない。
これを考察?論評?と言うには無理がありますよ。個人の感想でしかない。
大学で教授をされているようですが大学でこんな文章をレポートとして提出したら書き直しか低評価を食らうでしょうね。
KAZUYAさんから香山さんのツイッターにこのブロマガの件を連絡したほうが良いと思います。
どうやら「新潮にこのことを書かなかったから逃げた」ということで彼女の狂ったファン達が祭り状態になっています。
「ヘイトが怖くてKAZUYAさんが逃げたんだから許してやるか」という感じです。
さすがにあの態度は許せません。
本件においてぐうの音も出ないほど論破されていると思いますが
彼女とその信徒達見ないふりして勝利宣言です。
このままではKAZUYAさんは香山さんに正論をぶつけられ、怖くて逃げたと語り継がれます。
ここでしっかりトドメを刺してあげてください。
あれだけ彼女が逃げ回っていたので、とても根拠を示せないと思っていたのですが
割とあの反論は的を得ているところもあったみたいで
中国や北朝鮮の影が見え隠れというものは
中国や韓国の影が見え隠れという方が妥当だったようですね。
韓国の団体が北朝鮮に親和的な側面があるから見え隠れしている。というのは妥当性が乏しいです。
団体の活動の中で一つでも北朝鮮とのつながりを見つけてそれを書けばよくなってしまうので
そうなると例えば安倍総理が今までで一度でも北朝鮮に対して融和的な発言をしたら、それで北朝鮮と繋がっているとか、そういった論調もできてしまうようになり、なんでもアリになってしまうでしょう。
イデオロギーが近いからといって、だから繋がっているんだ。その時点ではなりえないわけです。
一方で記事というのはある種の面白さ、極端さが必要であり、そうした側面は理解できます。
後私もこうした活動に対して多少は詳しいですが
「県民」といっても、県外からの活動家が活動極まって、県に移住するケースが見られますから(そういった人物を一人知っています)、仮に県民ばかりだったとしても、実は活動家が県に移住してきただけ、という事がありえます。
これはkazuyaさんが今後の論評で足をすくわれる(県外からきたんだ→県民だった(でも活動家が移住してきただけ))
余地があるので、知らせておきます。
続きまだかな