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麻雀最強戦2016 全国アマチュア最強戦 レポート
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麻雀最強戦2016 全国アマチュア最強戦 レポート

2017-01-10 17:00
    史上最長の決勝戦

     3時間を超える激闘にようやくケリがついた。対局者、解説陣だけでなくこの対局に携わった人たち全てが疲れ切っていた。ただ、中央に立つ勝者だけは晴れやかな表情をしていた。最強戦に挑むこと4回の36歳会社員・稲波崇(最強戦リーグ)が今年のアマチュアの頂点に立ったのである。

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    優勝直後の稲波(中央)

     決勝戦は全26局という数字が示すように山あり谷ありの展開だった。対戦メンバーは稲波、西田佳正(近畿四国)、熊澤秀雄(九州)、PERFECTRAIN(以下RAIN、中国)の4名。
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     あと1回トップを取れば全国の頂点に立てる。だが、そんな気合いは起家のRAINのロケットスタートで早くも萎みそうになっていた。東1局で6本場まで連荘したRAINは2着に36300点差をつけたのである。

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     東1局とはいえ、ギャラリーの間にはワンサイドゲームの雰囲気が漂う。だが、対局者たちはここまできてそう簡単に諦めるわけにはいかない。

    稲波「まあ、なるようにしかならない。まだ親番すら回ってないのに結論付けても仕方ないと考えていました」

     東1局6本場、南家の稲波に反撃のチャンスが訪れた。
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     ドラ暗刻のテンパイだが、迷う方が残った。だが、稲波はノータイムで打pai_s_7p.jpgでリーチ。すると、下家の西田がすぐに打pai_s_4p.jpg。一発に加え、裏ドラもpai_s_9s.jpgとなって倍満のアガリとなった。 

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     この後、稲波はトップ・RAINとの点差を徐々に詰めていき、南1局のハネ満ツモで遂にトップをひっくり返した。さらに続く親番でもアガリを重ねた稲波の持ち点は8万点を突破。ファイナルも目前である。

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    稲波「ただ、オクタゴン決勝でも7万点差を親のハネツモ条件まで詰められたので、油断だけはしないようにしてました」

    MJとオクタゴンで腕を磨く

     稲波が本格的に麻雀に取り組むようになったのは今から12年前。麻雀漫画『咲』を読んだ稲波は、自分も麻雀で頑張ってみようと決意する。だが、フリーはちょっと怖い。代わりにハマったのがアーケードゲーム・MJ(SEGA)である。MJの頂点を目指した稲波は、吉田知弘プロ出演の『麻雀技塾』を見たり『科学する麻雀』を読んで勉強したという。数年前、稲波はMJ仲間とともに吉田プロと実際に会う機会を得た。

    稲波「吉田プロからはプロになるとどのように生活が変わるかや、プロ活動を続ける事の厳しさを聞いたりしていました」

     就職後はリアル麻雀にも取り組むようになった稲波。日曜日は朝11時~閉店までノーレートで打つか、プロ協会主催の大会に参加するなど、日曜日を麻雀に充てる日々となる。そこで麻雀最強戦のことを知り、4年前から出場。だが、店舗予選の決勝まで進んだのは一度きり、それ以外は全く芽が出なかった。

     ところが今年、麻雀最強戦ルールで打てる『オクタゴン』がオープン。秋葉原なら仕事の定期券でいける。ここで腕を磨いた稲波は、最強戦リーグで優勝を果たし、今回の出場権を勝ち取ったのである。

    稲波「最初は夢心地状態でした。帰りに松崎真也さん(今回、西東京最強位として2回目の出場を果たす)が出た舞台に立てると実感し、涙が出ましたね」

     稲波は現担ぎのため、本番2週間前に神田明神で必勝祈願のお参りをし、おみくじで「願望が思いのままなり」と書かれた大吉を引きあてる。また、最強戦リーグ優勝時と同じ服を着て、今回の対局に臨んだのである。

    猛追をかわし稲波がファイナルへ!

     話を対局に戻そう。決勝戦オーラス。トップの稲波とラス親・熊澤の点差は67500点差。いかにラス親が強い最強戦ルールとはいえ、この点差は厳しい。2着目RAINの役満ツモ条件の方がまだ現実味を帯びている。

     だが、親の熊澤が驚異的な粘りを見せて徐々に点差を詰める。
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     山場は南4局4本場に訪れた。10巡目、親の熊澤がドラ1の手でカンpai_s_7s.jpg待ちの先制リーチ。これに対し、稲波は役なしテンパイを入れて追いついた。

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     ただ親リーに立ち向かうには待ちが悪い。が、稲波はpai_s_8s.jpgを横に曲げ勝負に出たのである。

    稲波「脇から出る可能性もあると踏んでのリーチでした。特にRAINさんが役満ツモ条件なので、国士なら振込む可能性があったので」

     が、そのRAINが本当に国士をテンパってしまったのである。
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     待ちは稲波が暗刻のpai_s_9s.jpg。稲波がpai_s_9s.jpgツモなら暗槓で逃げられるので直撃はないが、ツモなら大逆転だ。まさかの展開にギャラリーは大いに沸いた。
     が、ここは熊澤が競り勝った。しかも稲波からの直撃、裏も乗って7700。これで遂に親満ツモ圏内に詰め寄ったのである。
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     だが、熊澤の追撃もここまで。戦いは6本場まで長引いたが、最後は稲波が自力で決め、ファイナル行きの切符を勝ち取った。

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    稲波「やっと終わった、が率直な気持ちです。これでオクタゴンのみんなや松崎さんに良い報告が出来るなと思いました」

     表彰式の後、稲波のメールやツイッターには、MJで知り合った吉田プロをはじめ最強戦で知り合った仲間たちから数多くの祝福が寄せられていた。

    稲波「ファイナルでも今回同様2回ともトップを取る気持ちで臨みます。ラブライブでμ'sがドーム公演出来たように、私も最強戦という夢の舞台で対局が出来るわけですから!」

     いかにもゲーム好きらしい言葉で稲波は意気込みを語った。きっと今回と同じ勝負服でやってくるに違いない。来月はいよいよ決戦。果たして今年の最強位の栄冠は誰の手に渡るのか!?

    (文中敬称略)
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