いよいよ目前に迫ってきた麻雀最強戦ファイナル。出場する選手の方に、直前の意気込みなどを語っていただいた!本番まであと3週間。最近の心境は?
魚谷「最近は対局であまりいい成績が残せていない(女流桜花プレーオフ敗退、B1リーグも最下位)おらず、今年残すは最強戦だけ、という心境です。が、自分としては納得の選択をしているので、このままの構えて最強戦に臨みたいと思っています」
連日の対局やゲストのイベントで疲れはたまっていませんか?
魚谷「たしかに忙しくてなかなかのんびりとはできませんが、たまにあるオフのときはマッサージに行ったりして適度にガス抜きはしているつもりです」
最近、何か麻雀で心がけていることはありますか?
魚谷「ここ何か月か、条件戦のような対局が重なっていて、麻雀を打つときはそういう戦いに対する思考になっています。最強戦も、終盤では条件戦になりやすいので、いい意味でそれはつながっていますね。あと、最近は仕掛けを少なめにして、手役狙いの打ち方にシフトしているところもあります。連盟の一発裏ドラなしの競技ルールだと、仕掛けると手の高さや待ちが読まれてしまい、損になるケースが多くて」
一昨年の決勝敗退は何が敗因だったと思いますか?
魚谷「最強戦の時も、そして最近の女流モンドのときもそうなんですけど、一回負けそうになった局面から復活したときに、ふわふわしちゃうというか、心と頭脳がマッチしていない状態になってしまうんです。後がないところでは、『何とか取り返さないと』と思ってそこに集中するのですが、その状態を脱していったんマクったりすると、その瞬間にふっと安心してしまうのでしょうか。まだ相手との点差がついていないのに、まだ攻めなきゃいけない局面なのに守ったりしてしまったんですよね。それを映像で自分を客観的に見たとき、『何やってんだろう』って思うぐらいでした」
強者揃いのプレミアリーグで勝ったことは自信になりましたか?
魚谷「自信にはなりました。ただ、運も良かったので、それと半々ぐらいですかね」
相手についてのイメージ「近藤誠一・江崎文郎・片山まさゆき」
魚谷「正直、他の人に比べるとあまり情報がなくて。自分は相手がこういうタイプだからこう打とうという感じではなく、そのときそのときに応じて対応するので、情報不足がマイナスになるとは思わないですが。ただ、3人とも何かに偏った打ち方をされるわけではなさそうなので、そういった意味では普通に対応したいと思います」
本番までどう過ごされますか?
魚谷「他のタイトル戦でもそうしているのですが、前日までは『勝ちたい』というテンションを高めていきます。で、当日になったら『結果を気にしすぎないように、いい麻雀を打とう』という気持ちに切り替えます」
優勝したら賞金を何に使いたいか?
魚谷「まずは家族に何か贈りたいと思います。あと、近しい人たちにお礼をしたい。残ったぶんは貯金します!」