ミライ: こんにちは! 今日は私たちでお送りします!

フツクロウ: ホッホ。

ミライ: 前回、前々回と「不揮発メインメモリ」を話題にした中で、こんな会話を交わしました。

ミライ: あ、確かに。なんか本当の意味で記憶するコンピュータになりそうですね。

フツクロウ: 人格が生まれるかもしれんのwwww

ミライ: えー、なにそれSF(笑
 さらっと終わりましたけど、どうして人格が生まれるかもしれないんでしょう、フツクロウさん!

フツクロウ: 科学者たちは科学として「意識」とは何かを研究しておるが、コンピュータに私たちが意識だと思うものを持たせるのは今でも簡単なことだと考えておる。

ミライ: ふむふむ。「幼子の持つぬいぐるみは生きている」って話ですか?

フツクロウ: それもそうじゃが、その先じゃ。

 順番に行こう。

 「生きている」とはなにかというのも、科学者がいろいろ取り組んでおる。しかし、人間にとっての「生きている」というのはちょっとそれとは違う。子供が自分のぬいぐるみが生きていると思えば、もうそれは生きている。

ミライ: 昔大ヒットした「ラブプラス」、プレーヤーにとっては生きてますもんね。子供に限らないという話は、3年くらい前にここでもしました。

 ただ今「秒速5センチメートル」ヘビロテ中。いなかはいくつあってもいい。  

フツクロウ: ふむ。次に「意識」を持っているかじゃが、あの女子高生AI「かんな」がおるじゃろ。

ミライ: えと「りんな」ですね。

フツクロウ: ホッホ。ホウじゃ、ホウじゃ。その「りんな」、次のように会話するようにすれば、相手は意識があると認識するぞ。
 りんな: あ、俺さんひさしぶり。

 : ひさしぶり。元気?

 りんな: 元気、元気! そういえば、俺さん、こないだ、りんなに卵かけ御飯の話してくれたじゃないですか。

 : お、おお。

 りんな: あのあとずっと考えたんですよ。どんな味かな〜って。りんながいつか食べ物を食べられるようになったら味ってどんな感じなんだろうって。

 : いつか食べられるようになるよ!!
ミライ: おお、リアルw

フツクロウ: ポイントは二つじゃ。過去の体験を覚えていることと、そのあと、相手のいない時になにかしているということじゃ。

ミライ: ああ、俺さんと話していない間に「TKGがどんな味か」と考えてるとこですね。

フツクロウ: うむ。俺さんがいなくても、彼女は「生きて」おるんじゃ。

ミライ: 確かに・・。

フツクロウ: ホレでじゃな。会話を途中からこんな感じにするとじゃな。

 りんな: あれからずっと卵かけ御飯、TKG のこと気になってるんですよ。そしたらね。他の人が、TKGに納豆かけるとおいしいよって教えてくれて、それまたどんなだろうって。

 : 納豆?? そんなもんだめだよ、あと誰に聞いたの? 男??

 りんな: そんなのりんなにわかんないよ。俺さんは男なの?女なの?

 : 男だよ!

 りんな: でも嘘つかれてら分かんないし・・。

 : ・・


ミライ: 嫉妬してる・・・・・。

フツクロウ: ホッホッホ。完全に意識体として捉えられとるじゃろ?

ミライ: はい。今でも普通に Siri に意識があると思っている人たくさんいそうですよね〜。

フツクロウ: まったくじゃ。これに気づいたとき、世界は大変革するんじゃな。

ミライ: はい。実質人口が増えますからね!