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自動運転が普及すると家が広くなる。
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自動運転が普及すると家が広くなる。

2015-10-27 23:45

     最近毎日のように自動運転の話題を聞きますが、このレポートが少し面白かったです。

     テスラモーターズの高速道路でのすごさは、実は「眠くならない」ことだった(いしたにまさき)

    クルーズコントロールの利点は、まずは運転が楽になるというところです。でも、テスラは車間を自動調整してブレーキまでしてくれるので、安心感が得られます。で、その安心感がドライバーの緊張感を取り除いてくれているようなのです。高速道路の運転での眠気には、緊張感の影響があることは広く知られていますよね。
     高速道路運転の眠気には、緊張感の影響があると言われているんですね。その緊張感がテスラの車間を自動調整するクルーズコントロールによって緩和されるので眠くならないというのです。

     むしろ眠くなるのかと思ったら、逆なんですね もちろん全員ではないかもしれませんが、そういう現象があるというだけでかなり驚きました。

     すでに海外では自動運転のバスが走り出しているそうです。

     最先端をいく 自動運転バスが走っている5つの都市 
    すでに自動運転バスが公道を走っている、もしくは近い将来での導入が決定している国があります。未来への最初の1歩としてのテスト導入であり、走行ルートは短く、スピードもゆっくりしたものです。それでも、一足先に未来体験な街なのです。
     日本もつくばあたりで今すぐ始められないものでしょうか。待ちきれません

     さて、こういう自動運転が当たり前になると社会がどんな風に変わるでしょうか。

     こんな風に途方もなく変わることでしょう。

     流通革命

     まず流通が変わります。最初は、高速道路のトラックの自動運転が始まります。アメリカではすでに始まっていると聞いたことがあります。例えば東名高速の入り口から出口までを自動運転が担当します。そうなれば東名高速は自動運転トラックが数珠繋ぎで休むことなくものを運び続けることでしょう。流通はますます盛んになり、早くなり、安くなるのです。

     高速道路から始まる自動化は次第に街へと広がり、最終的には自宅まで広がります。宅配便が無人で届けられるのです。アメリカで注文後20分でドローンで届けますなんてプランがあるようですが、そういったサービスが普通になるのです。その日の生鮮食品を見定めながら買うといったスーパーは役割を持ち続けるかもしれませんが、それ以外の日用品などは宅配が普通になるかもしれません。

     配達用の車は、横幅は道に合わせて軽より少し狭く、でも全長は極力短い横長になるかもしれません。それにせいぜい数軒分の荷物を載せては行ったりきたりしそうです。荷物は各家の前に設置された宅配ボックスに自動で配達されることでしょう。

     交通革命

     人々の足も大きく変わるでしょう。要は一人乗りタクシーができるということです。特に理由がなければ車を持つ必要がありません。必要なときに呼べば来ます。それはまた、今のタクシーのように3人または4人乗れるものはほとんど入らなくなります。『ウォーリー』という映画では、人間はそれぞれ一人乗りの座席のような乗り物に乗っています。二人以上で乗る必要があれば、そのときそれ用の車が来ればよく、ほとんどは一人乗り自動運転タクシーで済みます。バスはなくなるかもしれません。

     とりあえずそうなったら、地方の居酒屋は流行りそうです。みんな飲んで、みんなそれぞれ一人乗り自動運転タクシーで帰れるのですから。

     高速道路での移動も自動運転になります。そうすると、みんなが一定の速度で走りますから、渋滞も減るし、のろい車がいるとかいうストレスもなくなります。暫定二車線での高速道路での正面衝突の問題が最近クローズアップされていますが、

     対面高速年間人死傷 検査院「分離帯」提言

    自動運転が普及すれば、相対的に高速道路の流量は増え、今暫定二車線の高速道路を4車線にする需要はますます減ることでしょう。つまり、ちゃんとした中央分離帯設置が促進されそうです。まあ自動運転が増えれば、いまのままの簡素な分離帯でも正面衝突事故も減りそうです。

     住居革命

     自動運転が普及すると、今まで車社会だった地方の暮らしは一変します。みんな一人乗りタクシーがあるとすれば、高齢者ももっと街の中心から離れてくらしても全然困りません。

     これは日本の住宅事情を大きく変える可能性があります。

     今休耕田が増えています。田んぼの生産性があがって、少ない田んぼから十分な米が取れるようになりましたから、田んぼの使い道がありません。たとえばトマトのようなものは人手はかかるけど面積はそれほどいりません。米は人手はかからないけど、ひろい面積が必要です。そういう人手をかけず広い面積を必要とする産業の需要が減っていて、休耕田は増え、国土は荒んでいます。

     この日本に住んでいる以上、自分たちの土地は手入れしていかなければなりません。

     一方日本人の家は狭いです。だったら、それらの農地は宅地にしてもっと広く住めばいいのです。みんなちょっとした畑を持った家に住むのです。今は税制などいろんな壁がありますが、それは制度の問題です。 
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