行く年来る未来 2015 〜誰も信じない真実〜(その3)  の続きです。


ミライ: こんにちは! 行く年来る未来 2015 〜誰も信じない真実〜シリーズ今回は(その4)です。

フツクロウ: クホー、ホー。

ミライ: と、突然なんですか。

フツクロウ: いや、スターウォーズ流行っとるから、やってみたいじゃろ。

ミライ: あ、ダースベーダーだったんですね。ホーのとことか普通にフクロウの鳴き声だったので、よく分かりませんでした!

フツクロウ: フヌヌヌ。修行が足らんか。

ミライ: ……。まずは、このセリフの練習からですよ! 「フォースと共にあらんことを」

フツクロウ: 「フ、ホースと共にあらんことを」

ミライ: ぶ。…、頑張って練習してください。

フツクロウ: フヌヌヌヌ。

ミライ: ということで、3番目の「誰も信じない真実」お願いします!

フツクロウ: クホー、ホー、今回の「誰も信じない真実」は、

 石油の価格がニュースにならなくなる

じゃ。

ミライ: 前回の「GDP 0 成長が普通になる」につづいて、またまた経済に関する話題ですね。

フツクロウ: ホウじゃね。

ミライ: えーと、このへんで紹介した話題ですね。

 石油を取り合う時代が終わる時  

 これらの要素が重なっているため、簡単には石油の価格は上がらないでしょうし、たとえ上がったとしても、そのときは、石油がエネルギーの中心でなくなっている国が出来始めていることでしょう。

 そうなるとどうなるでしょうか。

 石油を取り合う時代が終わるのです。

 COP21 脱石油競争が始まった日。  

 世界を支配するルールが変わったのです。

 こうなったら、今度は、脱石油の競争になります。いずれ早くやればやるほど得だという方向性が確認され、各国が我先にと争うことでしょう。


フツクロウ: 今も象徴的な出来事がおこっとるぞ。

 WTI原油が12年ぶり安値 時間外で一時32.1ドル  :日本経済新聞 
  ニューヨーク先物市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油は7日の時間外取引で一時、1バレル32.1ドルと2008年のリーマン・ショック時につけた安値(32.4ドル)を下回った。03年12月以来およそ12年ぶりの安値を記録した。
ミライ: 年末あたりは一度盛り返そうとしてましたけど、ここ数日で一気に下がりましたね〜。

フツクロウ: サウジアラビアとイランが国交を断絶したにも関わらずじゃ。

ミライ: 1月4日のことですね。

フツクロウ: じゃな。冷泉氏の記事なんかでも書いてあるが、断絶すれば社会が不安定になり、原油価格が上がれば都合がいいから、起こりやすいといえよう。

 サウジ・イラン断交は原油価格上昇を狙った「一種のヤラセ」|冷泉彰彦|ニューズウィーク日本版 

ミライ: ロシアもなんか血気盛んですしね。

フツクロウ: ホウじゃ。断交直後は原油価格は上がったようじゃが、その後の中国の経済指標悪化を引き金に始まった世界同時株安で、石油もあっさり下落に転じてしまった。

ミライ: 「僕達ケンカしてるんだよ! 見て!」って言ってそうですね。