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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「マクドナルドは、どうやってアメリカと世界を支配したのか?」

2017-09-01 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/09/01

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2017/08/06配信「夏のラノベアニメに岡田斗司夫、どハマりだけど文句言うぞ!」の内容をご紹介します。
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    2017/08/06の内容一覧

    マクドナルドが変えたアメリカ文化

     これが『ファウンダー ハンバーガー敵国のヒミツ』っていう映画のパンフレットなんだけども、オシャレだろ? 上部がギザギザにカットしてあるフライドポテト風のデザインなんだけど。
     この『ファウンダー・ハンバーガー帝国の秘密』っていう映画は、『成功はゴミ箱の中に』という、マクドナルドを巨大な企業にしたレイ・クロックっておじさんの自伝を原作にしてるんだよ。
     俺、昔、Amazonでそれを買った記憶があったんだけど。調べてみたら、僕がそれを買ったのは2007年。本当にこのTシャツと同時くらいだったんだよね。もう10年くらい前に買った本だから、とっくに処分しちゃってるから、手元に置いてないんだけども。読んで、「ああ、面白いなあ」と思ったことは覚えていたから、それが映画になるということで、先週、すごい楽しみに見に行ったんだよ。

     で、めちゃくちゃ面白かった。
     というのも、成功はゴミ箱の中にという原作は、あくまでレイ・クロックという、企業を大きくした側の視点からしか書いてないんだよね。

    (中略)

     かつてのアメリカの若者というのが、「幼いころには家の中で父親の言うことを聞いて、次には家長になって休みの日には七面鳥を切ってバーベキューをしてみんなに振る舞う」という、家族でご飯を食べるというところからどんどん分離していって、外食をするようになる。
     そして、その外食する場所というのは、不良がいっぱい集まるような、『アメリカン・グラフィティ』では天国のように描かれていたんだけど、実はアメリカにとって一番重要な家族にとってはゴミ箱同然の、「ドライブイン」しかなかったということだよね。

     ドライブインに行くと、やっぱりみんなボラれるんだよ。ハンバーガーみたいな粗末な料理がバカ高くて、その上、やたらと待たされる。そして、さっきも言ったようにローラースケートを履いたウェイトレスにチップを要求される。
     その上、煙草とか麻薬とか、まだ未成年なのに酒飲んでいるような不良青年が、すっごいデカい車に乗ってウヨウヨしているみたいな場所だったんだ。だから、当時、アメリカを自動車に乗って家族旅行している者たちにとって、やっぱりドライブインというのはすごい不快な場所だったらしいんだよね。
     そこに、マクドナルド兄弟が、安くて早くて、おまけに清潔に食べられる仕組みというのを作ったんだ。

     さっきも話したように、この「紙だけで食べられるハンバーガー」っていうのは、それまでのハンバーガーと何が違うかっていうと、食べた後のゴミの出方が圧倒的に少なかったんだ。
     だから、マクドナルドの周りがいつも綺麗だった。もちろん、綺麗だった理由としては「掃除を細かくしていたから」っていうのもあるんだけど。何よりも、「食べた後のゴミを自分で捨てるという文化を徹底させたから」こそなんだよ。
     それまでのドライブインでは、みんな、食べ終わった後のお盆を下げに来る人を待つわけがないから、そこらへんにポーンと捨てて、車でバーっと出て行っていた。
     だから、マクドナルドが始めた「駐車場に車を停めて、歩いてカウンターに並んで、自分で並んで買う」っていう仕組みも、初めての試みなんだよね。それまではウェイトレスが注文を取りに来ていた。そこに「セルフオーダー」という自分で受け取りに行く形をマクドナルド兄弟が発明したんだ。
     そして、『ファウンダー』の主人公であるレイ・クロックは、この仕組みを「普及させた」んだ。
     マクドナルド兄弟だけだったら、カリフォルニアで7店舗を運営することすら出来なくて、自分たちの1店舗しか経営できなかった。たぶん、レイ・クロックがいなかったらハンバーガーチェーンなんてことは不可能だったんだよ。

     というのも、レイ・クロック自身も自伝の中で「店員たちにマニュアル通りに調理させるということが本当に難しかった」って書いてるんだよね。
     日本人にしてみれば、当たり前のように「マニュアルの方が楽だ」とか思ってるし、それどころか「みんなマニュアルの通りにしか作れない」と嘆くくらいなんだけど。自由を重んじるアメリカ人にとって、マニュアルに従わせるということが、どんなに難しかったか。

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