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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「【ゼミ室通信】メーカーに消されたシャアは、ファン人気でよみがえったんですか?」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「【ゼミ室通信】メーカーに消されたシャアは、ファン人気でよみがえったんですか?」

2017-12-07 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/12/07

    おはよう! 岡田斗司夫です。

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    今日は岡田斗司夫のゼミ室通信をお届けします。
    DMMオンラインサロンの岡田斗司夫ゼミ室では月に1回オフ会があり、ここで質問や相談を受け付けています。

    今回はDMMオンラインサロンの11月の東京オフ会より、参加者の方から出された質問を紹介します。

    シャアの降板と復帰についての噂は本当?

    質問者:
     『機動戦士ガンダム』で、シャアは非常に陰気なキャラとしてメーカー側からクレームが付いて、途中で降ろされたと。
     しかし、ファンからの人気が強かったので途中で復帰する事になった。
     そういう話を聞いた事があります。
     その流れは、実際に起こったことなんでしょうか?
    ─────────────────────────────

    回答:史実は単純じゃありません

     それは「明治維新のときに、坂本龍馬が頑張ったから、日本は開国した」と言うのと同じぐらい、「結果として見ると、そう言えるかもしれないけども、史実としては単純化しすぎじゃないの?」という辺だと思います。
     何でかと言うと、いかにファンの人気があろうとも、視聴率は悪いしオモチャは売れないんだから。
     ファンの人気は、何の力にもならないんですね。

     でも、シャアにファンの人気があって、「シャアを復活させてくれ」っていうファンの声は、絶対に製作者には届いてるんですよ。
     なので、製作者は何が何でもシャアを復活させようとしてた。
     具体的に言うと、富野さんは何が何でも復活させようとしてた。
     これはもう事実だと思います。
     だから結果として、「ファンの人気があったので、シャアは復活した」というのは、事実関係で言うと、そうなるんです。
     けども、実は、この間に直接的な因果関係は無いんですね。
     それで、おそらく現実としてあったのは、スポンサー側から「シャアは殺せ」と言われた。
     これは事実だろうと。
     それで、その結果、シャアは退場させざるを得なくなった。
     その時に、スポンサー側からは「殺せ」と言われたんではなくて、「もうシャアは、いらない」と言われた。
     なので、後で復活させるように富野さんは、いちおう布石を打ってシャアを外した。
     そして「メーカー側が諦めた瞬間に、もう一回、どこかで出そう」と虎視眈々と狙ってた。
     それで富野さんは、途中からガンダムに、毎週 新型のモビルスーツを出している期間があったんですね。
     それは『復活のシャア』から始まる、ゴック・ズゴック・ゾック・アッガイなど水中用が連続して出たジャブローまでの間。
     毎週、新しいモビルスーツを出していますね。
     メーカー側が言うとおりに。
     なので、富野さんは「はい、メーカーさんの言うとおりに顔を立てましたよ」と。
     「その代わり、僕が大好きなシャアを、もう一回 出させてください」というのを、ちゃんと大人の取引としてやってるんですね。
     なので、ファンの声が強かったので、富野さんは自分がやりたい事に自信を得て、何が何でもシャアを復活させる事にした。
     でも、その為には、新型モビルスーツを毎週 出すしかなかった。
     それでシャアが復活してきて、「いよいよジオンの大攻撃が始まった」っていう演出上の流れに持って行った。
     おそらく、そんな流れが実際の事だと思います。

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