北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
【目次】
□クロスレビュー「必食の一杯」
■ラーメン活動月報(7月)
□告知/スケジュール
■編集後記
■巻頭コラム
『ポケモンGOブームがラーメン店にも』山本剛志
7月22日に日本でも配信開始されたスマホゲームアプリ「ポケモンGO(Pokémon GO)」。先に配信されていた諸外国同様に、様々な話題を集めている。私もやってます(笑)。大規模な公園に人だかりができたり、役所ではクレームをつけたり、一方で観光の目玉に掲げるなど、反応も様々。
社会的現象を反映するように、ラーメン店でも話題を集めている。ゲームのアイテムを取得できる「ポケストップ」の中には、ラーメン店もあったりする。これは、ポケモンGOを開発したナイアンテック社が2013年に正式運用を始めた「ingress」での「ポータル」に準拠している。ポータルはユーザーが投稿した印象に残るスポットから選定されている。
ラーメン店そのもの、もしくはその近隣にポケストップがある場合、そこにポケモンを誘うツールを使う事で、その場にいるプレイヤー全員が30分間、効果的にゲームを進められる。先日ラーメン店の行列に並んでいたところ、すぐ近くのポケストップにツールが使われていた。しばらくその場所にいるしかない行列店でも、ポケモンGOのプレイヤーにはちょうどよいプレイタイムになる。その場所に使われたツールも、恐らくは一緒に並んでいる人が仕掛けたものだろう。
その仕組みを活用する事で、集客にも利用する事が出来る。新横浜ラーメン博物館にもポケストップがあるが、ポケモンGOの配信開始後、週末の昼時に1時間おきにツールをしかけて、それをSNSで告知している。取りあえず試行してみて、その効果をもって今後の方針を決めるとの事。行列がよくできるラー博だからこその仕掛けとも言えるが、ポケモンGOが賑わいを創出できるか、今後に注目したい。
□クロスレビュー「必食の一杯」
一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は6月にレシピを一新した「金色不如帰」の「つけそば」を山路と山本が食べて、語ります。
「つけそば」900円