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北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
「ラーマガ」THE RAMEN MAGAZINE
#080

・北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
・2015年12月20日発行(月3回)12月第2号(通刊 第81号)

【目次】

■巻頭コラム
 「クリスマスとお正月」(山路力也)

□クロスレビュー「必食の一杯」
 富山えびすこ@池袋「富山ブラック 元味」

■ラーメン実食レビュー
【北島秀一】
  ラーメンこうや@矢口渡「キャベツラーメン」

【山路力也】
  東京 大八車@桜新町「中濃にぼし麺」
  博多一風堂 大宮店@与野本町「白丸元味」
  丸長@一ノ関「らーめん+味玉」
  中華そば まるき@南気仙沼「背脂煮干そば」
  自然派 花の季@宇都宮「日光赤おろち」
  中華そば かなで@東比恵「中華そば」
  博多ラーメン 一燈灯@通町筋「黒マーユとんこつ」

【山本剛志】
  MENSHO TOKYO@後楽園「ふわふわ羊担々麺」
  蔦の葉@庚申塚「塩らーめん」
  ロ麺ズ@弘明寺「らーめん味噌」
  二星@高知「中華そば」
  真木食堂@久万高原町「中華そば」
  なかがわ@土佐新荘「鍋焼きラーメン」
  すさき駅前食堂@須崎「鍋焼きラーメン」

□拉麺人インタビュー 
 岩立伸之 <牛骨らぁ麺マタドール 店主>②
 『麺が茹で足らないとスープを拾ってくれない』(聞き手:山本剛志)

■侃々諤々!
 『スープは丼から?それともレンゲから?』

□告知/スケジュール

■編集後記

■巻頭コラム
「クリスマスとお正月」(山路力也)

 今年も残す所あとわずか。毎年この時期になると、クリスマスをテーマにしたラーメンを出す店が多い。どこもたいてい分かりやすいイメージで、スープやチャーシューは鶏だったりターキーだったり、タレは塩、ビジュアルも可愛らしく仕上げてくる。そして年末に向けては年の瀬ラーメンや年越しラーメン、年が明けたら正月をテーマにした特別なラーメンを出すのが一般的になって来た。

 「おせちもいいけどカレーもね」ではないが、かつて日本人は大晦日には蕎麦を食べ、正月はお節料理を食べていた。もちろん今も大半の人は食べているのだろうけれど、昔に比べて今は元日からスーパーやデパート、レストランは開いているし、三が日はお節しか食べられないという時代ではなくなった。さらには昔ほどの季節感を重視する傾向も少なくなっているので、クリスマスに寿司も食べるだろうし、大晦日にラーメンを食べることも当たり前になっているように感じる。

 ラーメン好きの方が読んで下さっているこの場で言うのもなんだが、私はクリスマスにはラーメンを食べないようにしてきた。そして正月三が日にもラーメンは食べない。それは日頃ラーメンばかり食べているのだから、そんな時くらいはラーメンから離れましょうよ、という意思表示だったりする。

 古い人間でもあるので、やはりクリスマスシーズンにはちょっと気取ったフレンチかどこかで夜景を眺めながら食事したいし、大晦日には紅白を観ながら年越し蕎麦をすすりたいし、お正月はお雑煮とお節料理をつまみたい。そして三が日のうちに、今年最初のラーメンはどこにしようかな、などと考えるのが楽しかったりするのだ。


□クロスレビュー「必食の一杯」

 一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は池袋の「石神秀幸厳選 極み麺selection」に期間限定でオープンした「富山えびすこ」の「富山ブラック 元味」を山路と山本が食べて、語ります。

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富山えびすこ@池袋
「富山ブラック 元味」780円