北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
【目次】
□クロスレビュー「必食の一杯」
■ラーメン活動月報(3月)
□告知スケジュール
■編集後記
■巻頭コラム
『「NAKED」の面白さ』北島秀一
ラーマガ立ち上げのかなり初期段階から、自分たち主導でお店に限定をお願いしたいよねとの話はあった。ただ、私と山本氏は「超らーめんナビ」で、山路氏も「千葉拉麺通信」や各種イベントなどを通じ、お店に限定をお願いする難しさも充分判っている。どのようなスタイルでお願いするのが良いのかはかなり議論を重ねた。
そんな中で出て来た「かけラーメン」のコンセプト。確か、これを強く推したのは山路氏だったと思う。私は逆に、そこまでコンセプトを尖らせてしまったら、一般のお客はもちろん、ラヲタもドン引きして食べて貰えないんじゃないかとの危惧の方が大きかった。が、「お店の負担するコスト」で考えてみると、具材の必要ないNAKEDは比較的軽く済む筈。そんな思いもあって「じゃあやってみますか」となった。
実際にNAKEDを始めて見ると、想像以上に面白い。もちろん食べ手として麺とスープ、そして僅かな薬味のみで構成されるラーメンを紐解いて食べて行くのも面白いが、個人的にはこのコンセプトを各店主に説明し、徐々に共有していく過程が何より楽しい。最初は戸惑っていた店主が、「かけ」の意味に納得し、アイディアを詰める行程にある程度参加出来るだけでラーマガに参画して良かったなあと思う。
幸い第一弾「やまぐち」、第二弾「大喜」共に高い評価を頂いている。現在は12月提供の第三弾を準備中だが、これもおそらく読者諸兄が驚くであろうお店に依頼中。どのような物が仕上がってくるのか、私自身もとても楽しみだ。【ラーマガ004号(2013.11)より転載】
□クロスレビュー「必食の一杯」
一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は3月1日にオープンした麺処まるわ@作草部の手掛ける新店「中華そば 亀喜屋」の「中華そば」を山路と山本が食べて、語ります。
「中華そば」700円