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「ぼくらはみんな生きている」
コメ1 草の根広告社 79ヶ月前
遠くまで歩くという字の如く現地集合の遠足の場所は家から歩いて20分ほどのところにある天神が島。漁港通りから橋を渡ったところにある小さな島だ。海辺の生き物や植物などの自然が豊富に残されている為、自然教育園として解放されている。
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「時をかける弁当箱」
コメ1 草の根広告社 79ヶ月前
前日は豪雨警報が出るほどの雨だった。翌日に持ち越すという予報だったけれど、なんとか晴れないものかねと妻と話していた。5月31日は、初めての親子遠足だった。妻も僕も仕事を休んで参加する予定だった。「誕生日だから三人で行けたらいいね」という妻の言葉で両親揃って行くことにしたのだった。そう、5月31日...
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「みんながしあわせになるために」
コメ0 草の根広告社 79ヶ月前
保育園に通い始めて1ヶ月が経とうとしている。親以外の人たちとの触れ合いが強い刺激になっているのだろう。脳が急速に発達しているのが分かる。先日、お風呂に入っている時には1から10まで数えられるようになっていた。散歩中にランニングしている人を見ては「走ってる」と指を差す。頭も首も手もおしりも足も全...
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「クレヨンでんしゃ」
コメ1 草の根広告社 80ヶ月前
娘は最近クレヨンで絵を描くのに夢中だ。天気の良い日は空と海を望むガラス窓に何やら描いている。いろんな色を重ねるように描いた円の集合体にしか見えないけれど、ママ、パパ、わんわん、などと言いながら描いている様子から察すると彼女の中ではそれぞれの円にそれぞれの意味があるのかもしれない。ないのかもしれ...
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「僕らの知らない世界」
コメ0 草の根広告社 80ヶ月前
子供が親の知らない時間を生きている。その事実が自分の中でまだうまく消化できずにいる。想像できないのだ。僕も妻もいない場所で娘がどんな顔をしているのかが。どれだけ考えても浮かんで来るのは泣き顔だけだ。
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「たまには泣いていいんだよ」
コメ2 草の根広告社 81ヶ月前
娘が以前ほど泣かなくなった。喋るようになったせいだ。「まだまだ」とか「もうちょっと」「あっちっち(料理が熱い)」「てて(だっこして欲しい)「ほん(読んで欲しい)」「ばいばい(眠いから寝る)」みたいな要求であるとか、「どうぞ」みたいな他者への好意を自分の言葉で伝え、理解して貰えるなったおかげで泣いて伝え...
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「部屋に転がる石ころは」
コメ2 草の根広告社 82ヶ月前
有り得ない話だと思うかもしれないけれど、最近、家のあちこちに石ころが転がっている。一番多いのは青褐色や灰色の表面がつるつるしたもの。次が庭石なんかによく使われているような真っ白い石だ。魔除けとかに置いているわけでもない。石が潮風に乗ってひとりでに転がって来たわけでもない。そして「なんでこんなと...
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「さようなら、ドラえもん」
コメ4 草の根広告社 82ヶ月前
煙草をやめたというか、正しくは吸わなくなったのはもう15年くらい前のことだ。起き抜けの一本を不味いと感じた朝、家にあった煙草(1カートン近くあった)と灰皿とライターをまとめて捨てた。吸いたくなったら買おう。誰かに貰うというみっともない真似だけはやめよう(そもそも友達のいない僕は貰い煙草みたいな行為...