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壁にぶつかったときに「そもそも論」に還ることが出来るか?|THE STANDARD JOURNAL
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壁にぶつかったときに「そもそも論」に還ることが出来るか?|THE STANDARD JOURNAL

2015-01-21 14:08

    和田です。

    突然ですが、PDCAサイクルって聞いたことないですか?
    仕事をしているとたまに聞く言葉です。

    ちなみに、wikiでこの言葉を調べると

    ----
    PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、
    事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を
    円滑に進める手法の一つ。

    Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
    の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。

    ■Plan(計画)
    :従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
    ■Do(実施・実行)
    :計画に沿って業務を行う
    ■Check(点検・評価)
    :業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
    ■Act(処置・改善)
    :実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする

    ---
    と書いています。
    知らなかった方も「これって使えそうっ!」て思いますよね。

    昔、奥山さんにこの話をしたとき、

    「それは空軍のジョン・ボイドが提唱したOODAループが
    元ネタにもなってたり、関連しているんですよ。」

    と聞きました。

    なるほど!と思って調べてみたところ、

    指揮官のあるべき意思決定プロセスを
    分かりやすく理論化したものである。
    すなわち、
    監視(Observe)
    -情勢判断(Orient)
    -意思決定(Decide)
    -行動(Act)
    のサイクルを繰り返すことによって、
    健全な意思決定を実現する

    というものでした。

    戦争は『究極の活動』であるだけに、
    国力の全て、経済力や知力を結集します。
    そして、欧米では”究極”である「戦争」や「軍事」
    で学んだことを仕事にも応用する流れがあるのです。

    インターネットなども、もとをたどれば
    そもそも安全保障上の要請から始まり発展したもので、
    民間技術を軍が採用し、それを更に応用・発展させ、
    再び民間に解放して普及させるといった、ループ構造があります。
    そして、このような流れの中で、当然、欧米では軍人との交流や
    元軍人の政界やビジネス界での活躍もあるのです。

    日本は戦後軍事、安全保障から目をそむけてきました。
    それだけに軍と民間の交流も少なく
    応用しきれていないのではないでしょうか。

    そこで、それはもったいないので、
    奥山さんにこれはという理論を講義してもらっているのが
    戦略講義CDのシリーズです。

    国内的にはマニア向けと思われがちですが、
    国際関係論での日本国内のお花畑議論からの脱却、
    戦後レジームからの脱却のためには、
    軍事関連も知識人の教養としては当たり前だというところまで
    追いつきたいと思っています。

    『戦略の階層』を欧米知識人は無意識に構築しているようです。
    すぐに戦略変更、「そもそも論」に立ち返ることができます。
    日本人は今あるモノを改善するということは長けていますが、
    捨ててしまってゼロから考え直すことが苦手です。

    で、放送でも言いましたが、
    今回の有名な『クラウゼヴィッツの戦争論』一つとっても
    実は、本格解説が日本にないのです。
    論文や学会で批判しあっていないので、あるのは、我流ばかりです。

    残念ながら、これでは、国際標準の入り口にすら到達していません。

    ですが、そんな大上段に構えなくても、
    単なる教養として、素直に楽しむというのでも、もちろんアリです。
    今回のCDに続く企画として、<ビジネスに応用するバージョン>も
    現在準備中ですが、
    ぜひこの機会に本格的に学んでみたいという人は挑戦してみてください。

    挑戦といいましたが、私、和田が奥山さんに質問したり、
    説明を聞くという問答形式なので
    聞き流しているだけでわかるものになっています。
    一人でも多くの理解者、そして応用する人がでてくれば幸いに思います。

    ( 和 田 )

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