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石川 温の「スマホ業界新聞」
2014/04/19(vol.079)
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《目次》
1.ドコモだからできるカケホーダイに他社はどう対抗するか
━━苦しい立場に追いやられたKDDIとソフトバンク
2. 2020年に向けた審議会で3社代表が集結して大激論を展開
━━総務省が「口出ししない」のが最良の政策ではないか
3.「みんな、安いってよく書きますね」
━━KDDI田中社長がドコモ新料金プラン報道に「物言い」
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.ドコモだからできるカケホーダイに他社はどう対抗するか
━━苦しい立場に追いやられたKDDIとソフトバンク
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「ドコモさんだからできる料金プラン。追随するのは簡単ではない」
そうぼやいたのは、某キャリア関係者。「ドコモだからできる料金プラン」とは、もちろん、先日発表された「カケホーダイ&パケあえる」だ。
いったい、なぜ「ドコモだからできるプラン」なのか。それは「接続料」のことを考えれば、自ずと答えが見えてくる。
今回、NTTドコモは「相手が他キャリア、固定電話であっても、いくらかけてもかけ放題」という大胆な料金プランで攻めてきた。ソフトバンクが自網内定額を導入しても、なかなか後追いしてこなかったNTTドコモが、他社に先駆けて「完全定額」を実現した背景にあるのが契約者数だ。
2014年3月現在、NTTドコモには6310万の契約者が存在する。一方、KDDIは4052万、ソフトバンクは3592万だ。さらに固定電話では、NTT東西にひかり電話が1595万、加入電話は2504万となっている(NTT東西の契約者数は2013年3月末現在)。
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