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山田玲司のヤングサンデー 第438号 2023/10/16
急ブレーキが必要な時
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【イタリアで画家デビュー】
そんなわけで本格的に「画家」を再開して3年。
ついに海外デビューとなった。
とは言ってもどこかの画商と契約したとかではなく、今回の個展で縁のあった方からイタリア、トリノでのアートフェスへの参加を打診して頂いたので「行きます!」と即答しただけの話。
毎度の事ながら僕の人生は「何も来ないじゃん!」と「いきなりこれが来るか!?」が溢れている。
「何も来ない」というのは、例えば担当編集と「売る気満々」で立ち上げた漫画がスタートしたのに「重版のお知らせ」も「アニメ化決定」も「王様のブランチからの取材」も何も来ない・・・というやつね(笑)
売れるためにさんざん妥協をしたのに売れない・・きつい話だ。
しかし後で思えばそんなものが売れるわけがない。
まあその話は今回のヤンサン(Cバージン後半)で観てもらうとして、もう1つ「いきなりこれが来る?」の方の話。
僕の場合は人との出会いで「それ」が多い。
19歳の大学生がまだ20代の「貞本義行さん」とか「江川達也さん」とかと出会ってる。
井上雄彦との出会いも志磨遼平との出会いも村上隆さんとの出会いも「いきなり」だったし普通とは思えない。
そういえば大学3年のある日、小学館から「ヤングサンデー」というヤング誌が創刊になるので、創刊号から連載しないか?とのオファーがあったのも「いきなり」だった。
こう言うと僕の人生は「幸運」に満ちているみたいだけど現実はそうでもない。
努力はしたけど「何も起きない」という「空振りの日々」が延々と続いて、ある日突然「幸運」が訪ねてくる。そんな感じだ。
【幸運を逃がすな】
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