山下書記局長が発表
インターネット「ニコニコ動画」の視聴者らが参加するイベント「ニコニコ超会議3」(26、27日、千葉市・幕張メッセ)に、日本共産党は昨年に続いてブースを出展します。山下芳生書記局長が14日、国会内で記者会見して発表し「今年はいっそうパワーアップした企画をお届けしたい」と語りました。
昨年のイベントには10万人が来場し、ネット上では500万人が視聴。初出展の日本共産党はメディアから「敢闘賞」とされ、話題を呼びました。
来場者の8割が若者で、山下氏は「若いみなさんと交流し、声をじかに聞いて、日本共産党のメッセージを若い世代に発信していく場として位置付けている」と強調しました。
目玉企画の一つは、志位和夫委員長ら国会議員のステージ企画で、若者と交流します。
26日は志位委員長がスペシャル対談、山下氏が日本共産党をテーマに出演します。
27日は小池晃副委員長が消費税増税、吉良よし子参院議員がブラック企業のテーマで出演。さらに、笠井亮衆院議員が原発問題、井上哲士参院議員が憲法問題で参加します。
もう一つの目玉企画は、党の大型宣伝カーを出展し、内部を公開します。昨年は自民党が出展しており、山下氏は「今回は宣伝カーの『自共対決』にしたい」と述べました。
ニコニコ動画の世論調査(3月19日)で、日本共産党の支持率は20代のなかで自民党に次いで2位、女性のなかでも2位でした。山下氏は「まさに『自共対決』を実感していただけるように頑張りたい」と語りました。
党ホームページのとことん共産党をクリックすると超会議3の特集ページにアクセスできます。
“超”宣伝カーも登場―50余年の工夫満載
党の出展する大型宣伝カー(全長5・75メートル)は、白とピンクの車体に、昨年夏、誕生しブレークした「日本共産党カクサン部!」のキャラクターが勢ぞろいしています。
共産党の宣伝カーは政党でもっとも古い歴史を持ちます。初めて登場したのは1960年。当時の「赤旗」によると、“安保闘争にもひと役”買ったとか。「党員と支持者のカンパで1台ずつ、オリジナルでつくっているんです」と話すのは、宣伝カー製作にも携わってきて30年の党中央委員会宣伝局員、金沢敏和さんです。
車体の後ろにあるデッキとスピーカーが特徴です。デッキには人が乗ってパレードを先導できます。スピーカーは、ポールが伸びて上に上がります。“スピーカーを高く上げたら音が遠くまで聞こえるのでは”という部員のアイデアがヒントになりました。
スピーカーとアンプをメーカーと共同開発し、街頭でも聞きやすく迫力のある音質で聞く人の耳に届くよう工夫されています。
「既製品ではこの音は出ません。長い宣伝カーの歴史のなかでつくりあげてきた全党の英知の結晶の車です」と金沢さんは断言します。
街頭でこの宣伝カー(写真)を使った共産党の演説会を見かけたら、ぜひ聞いてみてください!