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神奈川 改憲反対の運動に弾み
戦争放棄をうたう憲法9条が、2014年ノーベル平和賞の候補になりました。ノルウェーのオスロにあるノーベル委員会から、「憲法9条にノーベル賞を」実行委員会の神奈川県内の事務局に文書が届きました。
ノーベル賞は、個人か団体に限り、憲法は受賞できません。憲法9条を保持し続けた「日本国民」を受賞者と提案しました。
ノーベル委員会からの文書では、「ノーベル委員会は、あなたの提案をうけとりました」「ことしは278の候補者が登録されています。受賞者の名前は10月10日に発表されます」とあります。
「憲法9条にノーベル賞を」実行委員会は、同県座間市に住む女性が昨年1月、“戦争はよくない、平和憲法を守りたい”とインターネット上で呼びかけたのがきっかけです。座間市や相模原市で活動する地域9条の会が協力して8月に実行委員会を結成。ネット上だけでなく、実際に署名用紙をつくり、街頭から呼びかけました。
この運動に賛同する人たちも全国に広がりました。9条をノーベル平和賞にと、推薦する人が学者ら43人にのぼりました。
座間市・相模が丘9条の会事務局長の落合正行さん(81)は、抱負を語りました。
「安倍内閣の暴走政治ストップの運動をしたいと思っていました。願いは、9条を守ること。ノーベル賞候補になったことで、広く憲法9条に関心をもってもらい、改憲を許さない運動の弾みにしたい」