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(写真)「戦争させない」「憲法守れ」と声をあげる学生や若者たち=10日、国会正門前
「行動しないと何も変わらない」
安倍政権が15日にも衆院で採決する構えを見せている戦争法案に反対して10日夜、学生たちがつくる自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs=シールズ)が、国会前で金曜定例抗議行動を行いました。1万5000人が参加しました。小池副委員長がスピーチ
6回目の今回、国会前の通りは列が長く伸び、前回を大きく上回りました。「国民の大半が反対の中で、戦争法案を通すなんて、許されるわけない。おれたちは怒ってますよ!」と学生が叫ぶと、続いて「戦争するな」「憲法守れ」と一斉にコールしました。スーツ姿のサラリーマン、子連れの親子など幅広い層が訪れました。初めて行動に参加した千葉県君津市の女性(21)は「戦争はいや。行動するのは苦手だけど、いいかげん行動しないと何も変わらないと気付きました」と話しました。
同じく初めて参加した千葉市の専門学校の男性(21)は「行動した方が、身近な人にも戦争法案反対だと伝えやすくなると思って来ました。この法案が通れば、周辺国との関係も悪化し、日本の安全が損なわれる。納得できません」
学習院大学教授の佐藤学さん、同志社大学教授の岡野八代さんらがスピーチしました。
国会議員もかけつけました。日本共産党の小池晃副委員長・参院議員が紹介されると「ウオー」という歓声がわき起こりました。小池氏は、「シールズの覚悟を決めた本気のたたかいが政党を国会を動かしています」と強調。「五つの野党が連携していくことを決めたのもみなさんがたのたたかいがあったからだ。みなさんのたたかいに学んで私たち国会議員もがんばる」と表明しました。
民主党の国会議員があいさつしました。