日本共産党の志位和夫委員長は3日、次の談話を発表しました。

 一、国連安全保障理事会は3日、核実験と事実上の弾道ミサイル発射を繰り返した北朝鮮に対し、追加制裁を盛り込んだ決議を全会一致で採択した。

 わが党は、北朝鮮を核兵器放棄のための対話のテーブルに着かせるうえで、国連安保理による制裁決議は必要と表明してきており、この決議を歓迎する。

 一、これまでの累次の安保理決議にもかかわらず、制裁措置の履行は不十分だったと指摘されている。国際社会が制裁措置を全面的に実施し、制裁の実効性を高めることが強く求められる。

 一、決議が、「6カ国協議への支持を再確認し、その再開を呼びかけ、2005年9月の共同声明での誓約への支持を再表明する」とのべていることは重要である。北朝鮮の核問題を解決する方法は対話しかなく、対話の場として最もふさわしいのが6カ国協議である。わが党は、6カ国協議の再開により、北朝鮮の核問題を対話を通じての解決の道に戻し、北朝鮮に核兵器を放棄させる政治・外交努力を抜本的に強めることを、関係各国に重ねて求めるものである。