日本共産党の山下芳生書記局長は7日、国会内で記者会見し、メディアの世論調査で安倍内閣支持率が523b91303252c61c96022296fc691cfcf5786b18急落していることについて問われ、戦争法廃止や選挙協力で5野党が合意したことで「政治を変える方向が見えてきたことが大きい。安倍政治にかわる希望ある政治を野党と国民が力を合わせてつくっていくというメッセージをどんどん発信したい」と表明しました。

 山下氏は「支持率急落の背景には、アベノミクスの破たんをはじめ、あらゆる分野で国民多数の声を踏みにじって暴走を続けてきた安倍政権に対する国民の批判が噴き出していることがある。さらに閣僚や自民党議員の疑惑や問題発言が蓄積してきたことも重大だ」と指摘。また、5野党合意が安倍政権と対峙(たいじ)し、政治を変える展望を示したことで内閣支持率がいっそう低下する可能性にふれ、「国民とともに新しい政治をつくっていきたい」と述べました。

 政府・与党から5野党合意を警戒する発言が相次いでいることについて問われ、山下氏は「野党5党の協力を後押ししてくれたのは広範な市民のみなさんだ」と述べました。

 山下氏は、5野党合意後、安倍政権打倒や戦争法廃止を掲げて全国各地で取り組まれる集会に、立場の違いを超えていっそう多くの人が集まっていることを挙げ、「5野党合意と、その具体化が進展することに対する非常に明るい気分が満ちており、安倍政権と与党の脅威になりつつある」と強調しました。