35c36ab56a04c1c11977007da2161f188e8d9bc4 安保法制(戦争法)の廃止と、さらなる野党共闘の前進のために必ず「2000万署名」を集めきろうと15日、「東京100駅・全国主要駅いっせい街宣・署名行動」が行われました。各地で労働組合や市民団体などが宣伝を行い、署名への協力を呼びかけました。主催は、総がかり行動実行委員会です。

 東京都内では、のべ120カ所余で終日取り組まれました。上野駅周辺では、全労連、「東京芸術大学有志の会」「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」「戦争をさせない1000人委員会」が行動しました。

 「戦争法を廃止しよう」「2000万署名」と書かれたのぼりやプラカードを見て、交差点の向かい側から署名をしにやってくる人が目立ちました。信号が赤から青に変わるごとに、ほぼ必ず数人が署名。中学生、高校生、子育て中のママらが応じていました。大学院生が協力に駆けつけました。

 正午に宣伝した全労連の小田川義和議長は「戦争法の施行が迫っている。自衛隊を『殺し殺される』戦場に送るのは反対です」と強調。「(署名で)野党共闘をさらに後押しして、参院選で与党とその補完勢力を少数派に追い込もう」と訴えました。

 午後には「東京芸術大学有志の会」が宣伝。美術館や博物館を見に来た市民や観光客に、アコーディオンを演奏しながら宣伝しました。同じ時間帯には「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」も署名を呼びかけました。

 母親と一緒に署名した茨城県牛久市の女性(18)は、高校3年生です。「春に芸大に入学します」。戦争法について「時代が逆戻りしそうで不安になりました。でも、学生が行動していたことも知りました。私も見習いたい」と話しました。

 夕方に宣伝した「1000人委員会」は、ビラが入ったティッシュを配りながら、「みんなの力で戦争法を廃止させたい。支持政党の違いを超えて、戦争法廃止の一点で協力しましょう」と呼びかけました。