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1843円+税 5月下旬発売予定 ヒカルランド
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世界の支配者の構造はどうなっているのか? それを知るには、現在の権力であるマネーの所有 状態を見ればよい。 何と、上位62人の資産総額は、下から36億人の 資産総額と同じであると、CNNが報じた。 36億人といえば、地球の総人口70億人の半数である。 更にCNNの報道では上位1%と、残りの99%の資産 総額は、 上位1%のほうが多いと報告している。 このような超格差社会が作られたのは、80年代の 米国のレーガン・ 英国のサッチャー政権 から始まった新自由主義政策の影響である。 日本もこの流れの影響をうけており、 富の格差社会を作り出す新自由主義政策は、 80年代の中曽根政権から始まり、2000年代の小泉政権 以降に本格化し、 現在の安倍政権によって更に暴走している。 竹中平蔵氏などが主導して行ってきた労働市場の 規制緩和の結果、 正社員は減らされ、 非正規を拡大させ続けたため、日本が1億総中流から、 1億層下流に行きつくのも時間の問題である。 この新自由主義政策は、なんとなくそうなったのではなく、 マネーの権力者が富の格差社会を作り、支配権力を 強めるために 意図的に仕掛けたものだ。 その最大の武器になっているのが、マネー発行権であり、 それを牛耳る中央銀行を管理することである。 日米欧の中央銀行が大規模に行ってきた金融経済ばかり 潤わせる 量的緩和政策も、そのような背後関係から 考察することで、 政策のもたらす意味が見えてくる のである。 このことについて、ロシア政治経済ジャーナルの北野 幸伯氏が 的確に伝えてくれているので、転載する。
(ロシア政治経済ジャーナルから以下転載)
★世界の支配者は誰? 全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。 今日は、「この世の支配者は誰?」を考えてみましょう。 ところで、皆さんの会社の支配者は誰ですか? そう、普通は、社長さんだったり、会長さんだったりですね。 (株主もいますが。) 社長さん、会長さんは、一番金があり、地位も高い。 そして、他の人の給料を上げたり下げたりすることもできる。 誰かがさぼっていても、さぼっていなくても、首にすること もできる。 まさに、「会社の支配者」です。 こういう見方をもっと広げてみましょう。 皆さん、アメリカで数年前、「俺たちは99%だ!」という大規模な 運動が起こったことを覚えておられるでしょう。 意味は、「アメリカ人の1%はますます豊かになり、99%はますます貧しくなっている」というのです。
私は、この運動の話を聞いて、「うまいキャッチフレーズだな」と 思いました。 要するに、「本質はそうかもしれないが、少々大げさだ」と思った。 ところが、最近「それは本当なのだよ」という調査結果を知ったの です。 CNN.co.jp1月18日から。 貧困問題に取り組むNGOオックスファム・インターナショナルは、 最新の報告書を出しました。 そこには「驚愕の事実」が明らかにされています。 ↓ <オックスファムは今週スイスで開かれる世界経済フォーラム年次 総会(ダボス会議)に向け、米経済誌フォーブスの長者番付やスイ スの金融大手クレディ・スイスの資産動向データに基づく2015 年版の年次報告書を発表した。 それによると、上位62人と下位半数に当たる36億人の資産は、 どちらも計1兆7600億ドル(約206兆円)だった。> ↑ どうですか、これ? <上位62人と下位半数に当たる36億人の資産は、 どちらも計1兆7600億ドル(約206兆円)だった。> つまり、トップの金持ち62人の資産は、貧しい方36億人の資産に 匹敵する! また、オックスファムの報告書は、「格差が急速に拡大している こと」をはっきり示しています。 <富裕層の資産は近年、急激に膨れ上がっており、上位グループの 資産はこの5年間で計約5000億ドル増えた。 一方、下位半数の資産は計1兆ドル減少した。>(同上) 上位グループの資産は、5年間で60兆円(!)増えた。 下位半数の資産は、5年間で120兆円(!)減った。 さらに、驚きの事実が出てきます <また、上位1%の富裕層が握る資産額は、残り99%の資産額を 上回る水準にあるという。>(同上) 上位1%の資産は、残り99%の資産額より多い!!! もう少し広くみてみましょう。 <富裕層と貧困層の所得格差も拡大を続けている。 1日あたりの生活費が1・90ドル未満という極貧ライン以下の生 活を送る下位20%の所得は1988年から2011年までほとん ど動きがなかったのに対し、上位10%の所得は46%も増加した。> (同上) 世界には、1日当たり1.9ドル(=228円)、つまり月7000円以下で暮 らしている人が、20%もいる。 世界の人口が73億人とすると、14億6000万人もいる。 どうですか、皆さん。 私は、かなり驚きました。 もう一度。 ・トップ62人の資産は、下から36億人分の資産と同じ。 ・トップ1%の資産は、残り99%の資産より多い。 ・世界には、月収7000円以下の人が14億6000万人もいる。 ・貧富の差は、ますます拡大している。 これを読んで、「俺たちは99%だ!」というのは、「事実なのだ な」と知ったのです。 ところで、「36億人分の資産をもつ超富豪62人」って、どんだけ パワーもっているんでしょうね? ▼この世の支配者、パワーの源泉 もう少し、別の観点から見てみましょう。 アメリカは、レーガンさんの時代の終わりごろから、 ・世界一の対外債務国。 ・世界一の財政赤字国。 ・世界一の貿易赤字国、 であることは、皆さんご存知です。 ところが、30年もそんな状況を維持している。 なぜ、そんなことができるのか? そう、米ドルが「基軸通貨」だからです。 つまり、アメリカは、「世界通貨」の「発行権」をもっている。 (近年は、ユーロや人民元に、その絶対的地位を侵食されつつ ありますが。) ところで、アメリカの中央銀行は「連邦準備銀行」(FRB)とい います。 RPEの皆さんは、ほとんどご存知だと思いますが、アメリカの 中央銀行である FRB は、100%【民間銀行】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ なのです。 「トンデモ、トンデモ、トンデモ~~~!!!」 そんな新規読者さんたちの大合唱が聞こえてきそうです。 そうはいってもホントのことですから、ウソだと思ったら、興 味をもって調べてみてください。 誰でもアクセスできる情報として、ウィキペディアから引用し ておきましょう。 <連邦準備制度は株式を発行していないが、 連邦準備銀行は株式を発行している。 ただし、合衆国政府は連邦準備銀行の株式を所有しておらず、 各連邦準備銀行によって管轄される個別金融機関が出資 (=株式の所有)義務を負っている。 また、個人や非金融機関の法人は連邦準備銀行の株式を所有 できない。> こんな短い文章ですが、物事の本質を示しています。 ・FRBは、株式を発行している。(株式会社である。) ・アメリカ政府は、FRB株を所有していない。 ・個人、非金融機関は、FRB株を保有できない。 ・金融機関(=民間銀行)がFRB株を保有している。 もう一つ、ここには書かれていませんが、「株主は非公開である」 という事実もあります。 ここまでの事実、意味を正確に理解しておく必要があります。 1、アメリカは世界通貨の発行権を握っている。(いた?) 2、世界通貨を発行しているのは、FRBである。 3、FRB株をアメリカ政府を保有しておらず、100%民間銀行 である。 4、FRBの株主は非公開である。
非公開なのでわからないですが、5~6の大銀行がFRBの株主だ ろうと推測されているのですね。 「5~6の大銀行」というと、「銀行員うじゃうじゃ」思い浮 かべますが・・・。 しかし、5~6の銀行には、それぞれ頭取がいて、大株主がい る。 そうなると、皆さんの会社と同様、「支配者は極めて少ない」 ことになるでしょう? こういうことです。 5~6の銀行のトップ → FRBを支配 → 世界通貨ドルを発 行 → 世界に多大な影響 こういう構造になっていることは、丁寧に事実を追っていけば 誰にも否定できません。 ▼なぜ彼らは支配者になれたのか? 民間銀行のトップが、覇権国家アメリカの中央銀行を支配している。 どうしてそのようなことが可能になったのでしょうか? かつて、世界のほとんどの国々は、王によって統治されていました。 欧州の商人は平民で、なおかつ「金貸し」は、「キリスト教の倫理 に反している!」ということで、蔑まれていた。 (日本でも、江戸時代の身分は、士農工商。 商人は一番下に位置していた。) 彼ら(金貸し)たちは、そういう状況に不満で、徐々に権力に侵食 していきます。 そして、最終的には、覇権国家アメリカの中央銀行までも支配する ようになった。 どうやって??? この件で最近、面白い本をプレゼントしていただきました。 「真の民主社会を創る会」天野統康代表の、 ●「世界を騙しつづけた詐欺 経済学原論」 (詳細は→ https://hec.su/dzmx ) 天野先生は、真の天才です。 今、世界は思想面でも行き詰っています。 共産主義が死に、 ケインズが死に、 唯一残った新自由主義の結果は、 「62人の資産が、36億人分に匹敵」 「トップ1%の資産が、残り99%よりも多い」 「14億6000万人が、月収7000円以下で生活」 世界中の人が、「現状はおかしい」と感じている。 それで、アメリカでもサンダースさんブームが起きている。 しかし、「じゃあ、どうすんの?」と聞かれたら、新自由 主義に変わる説得力ある代案を誰も出せない現状。 ところが、天野先生は違います。 現状のシステムは何が問題で、どうすれば解決するのかを きっちり論理的に解説してくださる。 ジョン・ロック、 アダム・スミス、 マルクス、 ケインズ を凌駕する天才といえるでしょう。 そんな天野先生はこの本の中で、 世界の支配構造がどうなっているのか? どうすれば、よりよい世界をつくることができるのか? を詳細に解説してくださっています。 是非ご一読ください。 ●「世界を騙しつづけた詐欺 経済学原論」 (詳細は→ https://hec.su/dzmx )
●PS 北野が「世界情勢分析する方法」を完全暴露しています。 これを読むと、あなた自身で、日本と世界の未来を予測でき るようになります。 政治家、経営者、起業家、ビジネスマン必読。 ↓ 【4刷決定!】 ●日本人の知らない「クレムリン・メソッド」 ~ 世界 を動かす11の原理 (集英社インターナショナル) 北野 幸伯 (詳細は→ http://hec.su/hHN ) ●面白かったら、拡散お願いいたします。>
<リンク>ロシア政治経済ジャーナル 世界の支配者はだれ?
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(当ブロマガ記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘や個別の金融商品を
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