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世界の支配者は誰? 上位62人と下位36億人の資産総額が同額であるという異常な格差社会の背景
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世界の支配者は誰? 上位62人と下位36億人の資産総額が同額であるという異常な格差社会の背景

2016-04-30 00:20

    講演会の予定

    <リンク>5月29日 天野統康×孫崎享氏 ~世界を騙し続けた「詐欺経済学」「洗脳政治学」を超えて~


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    天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論  


    ==============

    世界の支配者の構造はどうなっているのか?
    それを知るには、現在の権力であるマネーの所有
    状態を見ればよい。
    何と、上位62人の資産総額は、下から36億人の
    資産総額と同じであると、CNNが報じた。
    36億人といえば、地球の総人口70億人の半数である。
    更にCNNの報道では上位1%と、残りの99%の資産
    総額は、
    上位1%のほうが多いと報告している。
    このような超格差社会が作られたのは、80年代の
    米国のレーガン・
    英国のサッチャー政権
    から始まった新自由主義政策の影響である。
    日本もこの流れの影響をうけており、
    富の格差社会を作り出す新自由主義政策は、
    80年代の中曽根政権から始まり、2000年代の小泉政権
    以降に本格化し、
    現在の安倍政権によって更に暴走している。
    竹中平蔵氏などが主導して行ってきた労働市場の
    規制緩和の結果、
    正社員は減らされ、
    非正規を拡大させ続けたため、日本が1億総中流から、
    1億層下流に行きつくのも時間の問題である。
    この新自由主義政策は、なんとなくそうなったのではなく、
    マネーの権力者が富の格差社会を作り、支配権力を
    強めるために
    意図的に仕掛けたものだ。
    その最大の武器になっているのが、マネー発行権であり、
    それを牛耳る中央銀行を管理することである。
    日米欧の中央銀行が大規模に行ってきた金融経済ばかり
    潤わせる
    量的緩和政策も、そのような背後関係から
    考察することで、
    政策のもたらす意味が見えてくる
    のである。
    このことについて、ロシア政治経済ジャーナルの北野
    幸伯氏が
    的確に伝えてくれているので、転載する。

    (ロシア政治経済ジャーナルから以下転載)

    ★世界の支配者は誰?
    全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
    北野です。
    今日は、「この世の支配者は誰?」を考えてみましょう。
    ところで、皆さんの会社の支配者は誰ですか?
    そう、普通は、社長さんだったり、会長さんだったりですね。
    (株主もいますが。)
    社長さん、会長さんは、一番金があり、地位も高い。
    そして、他の人の給料を上げたり下げたりすることもできる。
    誰かがさぼっていても、さぼっていなくても、首にすること
    もできる。
    まさに、「会社の支配者」です。
    こういう見方をもっと広げてみましょう。
    皆さん、アメリカで数年前、「俺たちは99%だ!」という大規模な
    運動が起こったことを覚えておられるでしょう。
    意味は、「アメリカ人の1%はますます豊かになり、99%はますます貧しくなっている」というのです。
    私は、この運動の話を聞いて、「うまいキャッチフレーズだな」と
    思いました。
    要するに、「本質はそうかもしれないが、少々大げさだ」と思った。
    ところが、最近「それは本当なのだよ」という調査結果を知ったの
    です。
    CNN.co.jp1月18日から。
    貧困問題に取り組むNGOオックスファム・インターナショナルは、
    最新の報告書を出しました。
    そこには「驚愕の事実」が明らかにされています。
    ↓
    <オックスファムは今週スイスで開かれる世界経済フォーラム年次
    総会(ダボス会議)に向け、米経済誌フォーブスの長者番付やスイ
    スの金融大手クレディ・スイスの資産動向データに基づく2015
    年版の年次報告書を発表した。
    それによると、上位62人と下位半数に当たる36億人の資産は、
    どちらも計1兆7600億ドル(約206兆円)だった。>
    ↑
    どうですか、これ?
    <上位62人と下位半数に当たる36億人の資産は、
    どちらも計1兆7600億ドル(約206兆円)だった。>
    つまり、トップの金持ち62人の資産は、貧しい方36億人の資産に
    匹敵する!
    また、オックスファムの報告書は、「格差が急速に拡大している
    こと」をはっきり示しています。
    <富裕層の資産は近年、急激に膨れ上がっており、上位グループの
    資産はこの5年間で計約5000億ドル増えた。
    一方、下位半数の資産は計1兆ドル減少した。>(同上)
    上位グループの資産は、5年間で60兆円(!)増えた。
    下位半数の資産は、5年間で120兆円(!)減った。
    さらに、驚きの事実が出てきます
    <また、上位1%の富裕層が握る資産額は、残り99%の資産額を
    上回る水準にあるという。>(同上)
    上位1%の資産は、残り99%の資産額より多い!!!
    もう少し広くみてみましょう。
    <富裕層と貧困層の所得格差も拡大を続けている。
    1日あたりの生活費が1・90ドル未満という極貧ライン以下の生
    活を送る下位20%の所得は1988年から2011年までほとん
    ど動きがなかったのに対し、上位10%の所得は46%も増加した。>
    (同上)
    世界には、1日当たり1.9ドル(=228円)、つまり月7000円以下で暮
    らしている人が、20%もいる。
    世界の人口が73億人とすると、14億6000万人もいる。
    どうですか、皆さん。
    私は、かなり驚きました。
    もう一度。
    ・トップ62人の資産は、下から36億人分の資産と同じ。
    ・トップ1%の資産は、残り99%の資産より多い。
    ・世界には、月収7000円以下の人が14億6000万人もいる。
    ・貧富の差は、ますます拡大している。
    これを読んで、「俺たちは99%だ!」というのは、「事実なのだ
    な」と知ったのです。
    ところで、「36億人分の資産をもつ超富豪62人」って、どんだけ
    パワーもっているんでしょうね?
    ▼この世の支配者、パワーの源泉
    もう少し、別の観点から見てみましょう。
    アメリカは、レーガンさんの時代の終わりごろから、
    ・世界一の対外債務国。
    ・世界一の財政赤字国。
    ・世界一の貿易赤字国、
    であることは、皆さんご存知です。
    ところが、30年もそんな状況を維持している。
    なぜ、そんなことができるのか?
    そう、米ドルが「基軸通貨」だからです。
    つまり、アメリカは、「世界通貨」の「発行権」をもっている。
    (近年は、ユーロや人民元に、その絶対的地位を侵食されつつ
    ありますが。)
    ところで、アメリカの中央銀行は「連邦準備銀行」(FRB)とい
    います。
    RPEの皆さんは、ほとんどご存知だと思いますが、アメリカの
    中央銀行である
    FRB は、100%【民間銀行】
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    なのです。
    「トンデモ、トンデモ、トンデモ~~~!!!」
    そんな新規読者さんたちの大合唱が聞こえてきそうです。
    そうはいってもホントのことですから、ウソだと思ったら、興
    味をもって調べてみてください。
    誰でもアクセスできる情報として、ウィキペディアから引用し
    ておきましょう。
    <連邦準備制度は株式を発行していないが、
    連邦準備銀行は株式を発行している。
    ただし、合衆国政府は連邦準備銀行の株式を所有しておらず、
    各連邦準備銀行によって管轄される個別金融機関が出資
    (=株式の所有)義務を負っている。
    また、個人や非金融機関の法人は連邦準備銀行の株式を所有
    できない。>
    こんな短い文章ですが、物事の本質を示しています。
    ・FRBは、株式を発行している。(株式会社である。)
    ・アメリカ政府は、FRB株を所有していない。
    ・個人、非金融機関は、FRB株を保有できない。
    ・金融機関(=民間銀行)がFRB株を保有している。
    もう一つ、ここには書かれていませんが、「株主は非公開である」
    という事実もあります。
    ここまでの事実、意味を正確に理解しておく必要があります。
    1、アメリカは世界通貨の発行権を握っている。(いた?)
    2、世界通貨を発行しているのは、FRBである。
    3、FRB株をアメリカ政府を保有しておらず、100%民間銀行
    である。
    4、FRBの株主は非公開である。
    

    非公開なのでわからないですが、5~6の大銀行がFRBの株主だ
    ろうと推測されているのですね。
    「5~6の大銀行」というと、「銀行員うじゃうじゃ」思い浮
    かべますが・・・。
    しかし、5~6の銀行には、それぞれ頭取がいて、大株主がい
    る。
    そうなると、皆さんの会社と同様、「支配者は極めて少ない」
    ことになるでしょう?
    こういうことです。
    5~6の銀行のトップ → FRBを支配 → 世界通貨ドルを発
    行 → 世界に多大な影響
    こういう構造になっていることは、丁寧に事実を追っていけば
    誰にも否定できません。
    ▼なぜ彼らは支配者になれたのか?
    民間銀行のトップが、覇権国家アメリカの中央銀行を支配している。
    どうしてそのようなことが可能になったのでしょうか?
    かつて、世界のほとんどの国々は、王によって統治されていました。
    欧州の商人は平民で、なおかつ「金貸し」は、「キリスト教の倫理
    に反している!」ということで、蔑まれていた。
    (日本でも、江戸時代の身分は、士農工商。
    商人は一番下に位置していた。)
    彼ら(金貸し)たちは、そういう状況に不満で、徐々に権力に侵食
    していきます。
    そして、最終的には、覇権国家アメリカの中央銀行までも支配する
    ようになった。
    どうやって???
    この件で最近、面白い本をプレゼントしていただきました。
    「真の民主社会を創る会」天野統康代表の、
    ●「世界を騙しつづけた詐欺 経済学原論」
    (詳細は→ https://hec.su/dzmx )
    天野先生は、真の天才です。
    今、世界は思想面でも行き詰っています。
    共産主義が死に、
    ケインズが死に、
    唯一残った新自由主義の結果は、
    「62人の資産が、36億人分に匹敵」
    「トップ1%の資産が、残り99%よりも多い」
    「14億6000万人が、月収7000円以下で生活」
    世界中の人が、「現状はおかしい」と感じている。
    それで、アメリカでもサンダースさんブームが起きている。
    しかし、「じゃあ、どうすんの?」と聞かれたら、新自由
    主義に変わる説得力ある代案を誰も出せない現状。
    ところが、天野先生は違います。
    現状のシステムは何が問題で、どうすれば解決するのかを
    きっちり論理的に解説してくださる。
    ジョン・ロック、
    アダム・スミス、
    マルクス、
    ケインズ
    を凌駕する天才といえるでしょう。
    そんな天野先生はこの本の中で、
    世界の支配構造がどうなっているのか?
    どうすれば、よりよい世界をつくることができるのか?
    を詳細に解説してくださっています。
    是非ご一読ください。
    ●「世界を騙しつづけた詐欺 経済学原論」
    (詳細は→ https://hec.su/dzmx
    ●PS
    北野が「世界情勢分析する方法」を完全暴露しています。
    これを読むと、あなた自身で、日本と世界の未来を予測でき
    るようになります。
    政治家、経営者、起業家、ビジネスマン必読。
    ↓
    【4刷決定!】
    ●日本人の知らない「クレムリン・メソッド」
    ~ 世界 を動かす11の原理 (集英社インターナショナル)
    北野 幸伯
    (詳細は→ http://hec.su/hHN )
    ●面白かったら、拡散お願いいたします。>
    
    (転載終了)


    <リンク>ロシア政治経済ジャーナル 世界の支配者はだれ?




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    推奨するものではありません。
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