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株価が21000円を突破 実感無き景気拡大をもたらすアベノミクスによって格差が広がる原因を図解
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株価が21000円を突破 実感無き景気拡大をもたらすアベノミクスによって格差が広がる原因を図解

2017-10-14 00:10

    本日、日経平均株価が21年ぶりに2万1000円を突破した。


    株価は好調で、アベノミクスの成果だと安倍自民党は述べている。


    株価が上昇する理由は主に3つある。


    ・米国の株価が過去最高値を更新していること


    ・アベノミクスによる日銀の年6兆円にも上る株の購入と、公的年金の株の購入

    (下記の図の②の部分)





    ・景気が上向いていること

    (原因は72ヶ月連続で銀行貸し出しが増加。金融庁の融資検査の緩和と、

    日銀のマイナス金利政策などの影響により増加)

    http://news.mynavi.jp/news/2017/10/13/037/


    (下の図の矢印の部分)



    今回の選挙でも安倍政権はアベノミクスの加速を公言している。


    しかし、安倍政権のもとで、景気が上向いていることを実感できている

    一般人は多くはないだろう。


    株や不動産を大量に保有している富裕層か、儲かっている経営者か、

    就職活動をしている人に限られている。


    労働者や家庭を持っている人、年金生活者などに景気回復の実感が及ばないのは

    以下のような理由からである。


    ・5%から8%に上昇させた消費税増税による家計の支出増


    ・社会保障の給付減、自己負担増


    ・それらによる実質賃金の低下(安倍政権の5年間で、労働者の実質賃金は10万円減少。

    家計消費は1世帯あたり年間22万円減少。大企業の労働者も8万円減少)


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    自民党公約で「アベノミクスの加速」 さて、4年10ヵ月のアベノミクスの実態は「格差と貧困」がますます深刻に。(表は「赤旗」から) #比例は共産 https://t.co/s4WyyObK0J

    2017年10月06日 20:06

    4da7313a2bc0a2696f0e5eb5fbcbb03f556eb6b9

    (上記図 しんぶん赤旗10月6日より転載)

    このように、アベノミクスは、日銀の量的緩和政策により

    株価や不動産を上昇させ、更に法人税(利益がでている企業が支払う税金)

    を減税させ富裕層をさらに富ませた。


    一方で、消費税増税や、社会保障の削減、負担増で、一般の生活者の

    負担を増大させた。


    アベノミクスとは富裕層優遇、一般人冷遇の政策なのである。


    確かに景気は拡大を続けてきたが、その恩恵がごく一部の富裕層に集中する

    仕組みになっている。


    これが実感無き景気拡大であり、90年代に米国で起きたのと同じ現象が

    日本でも起きているのだ。


    80年代までの日本は、正社員が労働者の殆どをしめており、税金も富裕層から多く取る

    仕組みになっていた。そのために1億総中流になり、高度経済成長の恩恵は

    全国民が受け取る仕組みになっていた。


    しかし、90年代から始まった自民党による一連の構造改革により、景気拡大の恩恵が

    一部の富裕層にしか波及しない構造が作られた。


    その構造改革の成果の見事な事例がアベノミクスである。


    富裕層に景気拡大の恩恵が集中する社会を創りたいのか?


    それともかつての日本のように富が平等に分配され、

    一般層が恩恵を受ける社会を創りたいのか?


    そこの価値観が問われている選挙である。


    当然、私は一般層が平等に恩恵を受ける社会を望んでいるので、

    共産党や立憲民主党などの議席が伸びることを期待している。

    また現在、立候補している政党の中で唯一、銀行業による通貨発行権の独占の問題を

    指摘しているフェア党の大西恒樹候補に是非とも当選して頂きたい。


    <リンク>政府通貨の発行を主張する唯一の政党、フェア党の大西恒樹候補を皆で応援しましょう!


    アベノミクスによる富裕層への富への集中を、操作される自由民主制の

    全体像のモデルから見ると以下のようになる。

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    図の左側は、日本の資本主義経済の流れである。国際銀行権力の望み通りに

    景気変動を起こす仕組みになっている。


    図の右側は、日本の民主政治の流れである。経済と同じように望み通りに

    政治政策を誘導する仕組みになっている。


    日本の政治経済は徹頭徹尾、米国支配階級である国際銀行権力によって

    管理されてきたのだ。


    現在の自由民主制度は次のような状況にある。






    この洗脳体制を次のような体制に変化させなければならない。






    日米欧の自由民主制の問題点の詳しい解説はこちらの本をお読みください。

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    <リンク>頂いた書評の一覧 『世界を騙し続けた[詐欺]経済学原論』 『洗脳政治学原論』

    <リンク>天野統康の本 amazon


    ■動画での解説

    <リンク>天野統康氏「人類を自在に操作したマネー権力の魔術」ワールドフォーラム2014年10月

     

    <リンク>天野統康氏「世界を騙し続けた【詐欺 経済学】【洗脳 政治学】を越えて」出版記念講演ワールドフォーラム2016年5月


     ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


    ■選挙関連

    <リンク>政府通貨の発行を主張する唯一の政党、フェア党の大西恒樹候補を皆で応援しましょう!
     

    ■次回の勉強会

    <リンク>10/7(土)9月の政治経済の動向の解説と、真民会で作成した小冊子の講演


    ■真の民主社会を創る会

     

    真の民主社会を創る会では、現代の自由民主主義体制の

    社会的矛盾の根本である政府と通貨発行権の分離と

    軍事支配を無くす社会を目指しています。

    <リンク>真の民主社会を創る会HP

    ■本・出版

     

    <リンク>ザ・フナイ11月号に船井氏と安西氏と私の鼎談掲載「世界に仕掛けられたマネーマインドコントロール」

    ■最新刊



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