ご挨拶
めっきり寒くなりましたねぇ。年々秋と春が短くなってるように感じる今日この頃ですが、皆様、風邪などひかれてませんでしょうか。
秋と言えば運動会シーズン。とはいえ近年は春先に運動会をやる学校もかなりの数あります。数年前の話ですが、『バトルスピリッツ 少年突破バシン』を準備中の脚本家の佐藤大さんから、シリーズ構成を組むに当たって、運動会をどこにいれるかちょっと悩んだという話を聞いたことがあります。普通は秋だけど、今は春に運動会をやる学校が多いとなると、どちらを選んだほうが視聴者の共感を呼ぶのか。結局、『バシン』は秋に運動会のエピソードを放送するのですが(2008年10月5日放送「運動会がタイヘンだ」)、一ひねりして学校の運動会ではなく、地域の運動会を舞台にすることで「春/秋問題」を折衷していたのでした。
では、ブロマガスタートしま~す。
1.最近のお仕事紹介
2.今月のアニメビジネス・ニュースセレクション!
3.「マルチアングル」こぼれ話(ゲスト:前田久さん)
4.お蔵だし原稿「“幽霊”としての第3新東京市 ─ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』より」
5.Q&A
6.お知らせ
7.次回予告
最近のお仕事紹介
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ラジオ『渋谷アニメランド』
NHKラジオ第一で日曜日20:05分から放送中のアニメについて語るラジオ番組。音楽評論家の冨田明宏さんと交互にパーソナリティーを務めています。
前回のメルマガでも紹介しましたが台風の影響でマルっと放送がずれ込みまして、藤津『TIGER&BUNNY』のさとうけいいち監督がゲストの回が10月14日(日)より放送となりました。『タイバニ』『アシュラ』はもちろん、『鴉―KARAS―』の発想はどこからきたのかなどうかがってます。あと、DVD-BOXには入らなかったあの第一期OP「BIG-O!」(永井ルイ)がかかりますよ! さらにその次の藤津担当回(11月4日or11日でまだ不確定です)は、小見川千明さんです。こちらも収録終わりましたが、小見川さんの女優魂に迫ってみました -
講座『アニメ映画を読む』10~12月期
毎月第三土曜日18:00より朝日カルチャーセンター新宿教室で行っている講座です。今回は以下の3回のラインナップです。
【10月20日】“女子”向けアニメの歴史~魔法少女からノイタミナ~
【11月17日】「耳をすませば」
【12月15日】「映画けいおん!」
個別申し込みもできますが、まとめてお申し込みがお得です。また学割もあります。
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=173388&userflg=0 -
ZONE OF THE ENDERS HD EDITION
ゲーム『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』のPREMIUM PACKAGE(コナミスタイル特別版含む)にのみ同梱される、新規制作の特製ブックレット・リブートBOOKに寄稿しました。ロボットアニメの歴史とゲーム「ZONE OF THE ENDERS」の関係を語っています。
http://www.konami.jp/zoe_hd/jp/book.html -
神山健治 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)
10月25日に発売される同書に「アニメ史における神山健治」という原稿を寄稿しています。最初は2500wぐらいでサクッと書くつもりが、仕上がりはなぜか6000wに。アニメブームとその象徴とも言える富野監督から神山監督に線を引いています。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309977836/
http://www.amazon.co.jp/dp/4309977839 -
静岡大学学園祭でエヴァについて話します
11月18日(日)13時より、静岡大学学園祭で『新世紀エヴァンゲリオン』(ヱヴァンゲリヲンではなく)についてお話をします。同大の学生さんがたてた企画で、作品も先方指定(笑)。一般参加可能で、無料です。ただしホームページから申し込みをしてくださいとのこと。「アニメ映画を読む」超番外編みたいな感じになると思います。
http://tackk.com/jybfv6 -
連載『恋するアニメ』第2回掲載中
「アニメ!アニメ!」の連載『恋するアニメ』の第2回「人を好きになる瞬間 後編」です。『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』編の完結編です。今回俎上に載るのは、リン・ミンメイ。
今月のアニメビジネス・ニュースセレクション!
「アニメの門チャンネル」で紹介した気になるニュースを「アニメ!アニメ!ビズ」のURLつきで再紹介します。
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文化庁映画賞に アニメ監督・芝山努さん、音響監督・明田川進さん
映画の技術系スタッフを表彰する賞に、アニメ界から重鎮のお二人が選ばれました。数年前からこういった賞にアニメ関係者が選ばれることが増えつつある印象ですが、TVアニメが大衆文化として確立する過程でお仕事された方たちが今、受賞されていると思いました。 -
平日夕方にキッズアニメ1時間 (テレ玉)
枠に名前をつけてるところに、ブランディングの意思を感じます。今後はU局がアニメの発信拠点になる中、再放送にも力を入れてくれるとうれしいですね。ただ、それは地方とのアニメ放送格差が広がるということでもあるのですが。 -
「アニメ産業レポート2012」発刊 日本動画協会が1年間のデータを集計
2009年から発刊されているレポート。TVアニメや映画の本数など、基礎データが掲載されているのでプロなら入手しておきたい一冊。 -
湯浅監督の新作はクラウドファンディングで資金調達
1万$支払うと、湯浅監督・押井監督・石川社長とのディナーができるそうですが、現時点では順調に資金調達できているようです。 -
原作・桜坂洋「All You Need Is Kill」トム・クルーズ主演で2014年3月米国公開
海外ではトム・クルーズの新作というところが前面に出して報道されていたため、映画系ニュースサイトは日本発の小説が原作という側面をとりこぼしてしまったニュースだそうです。そこをすかさず「アニメ!アニメ!ビズ」が拾って報じた、と。
「マルチアングル」こぼれ話
ゲストはAniFav編集キャップのライター前田久さん。テーマは「ロボットアニメ世代論」です。前田さんは'82年生まれなので、'68年生まれの僕とは一回り違います。というわけで、ロボットアニメの体験が違えば、ロボット感も違うだろうと。そんなんでタイトルに「世代論」を入れてみました。いちおう、作品全体を語るのではなく、ロボットというお題を作品がどう消化しているのか焦点です。
ロボットアニメの放送本数が増えたのは、おおきくいって「ポスト・マジンガーZ」「ポスト・ガンダム」「ポスト・エヴァンゲリオン」の3時期があって、これが世代を生んでいるという解説をした後、前田さんのロボットアニメ体験をうかがいつつトークをスタート。
まず最近のロボットアニメで気になったものとして前田さんから出たタイトルが『エウレカセブンAO』。予想外?にも、非常にスタンダードなロボットアニメである、という評価で、ドラマとの融合感などいいバランスだという話に。個人的には『エウレカセブンAO』は、ロボットが持つ「乗り物性」と「世界の謎」がいい塩梅でバランスしているよなぁと。
そこから、最近の話題作ということで『ガンダムAGE』の話題に。
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