@_bokuchinさん のコメント
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短期的な利益と長期的な利益、どちらを取ればいいのか? これは、なかなか答えのでない問題である。 この問題について、我々に深い示唆を与えてくれるのは、アメリカのフィルムメーカー、コダック社が見舞われた運命だ。 コダック社は、写真用フィルムのメーカーとして世界一の企業だった。その製造・販売から莫大な利益を上げており、90年代まで経営は盤石、その牙城を揺るがすものは何一つ考えられなかった。あるとすれば、富士フイルムを初めとするライバル社との競争くらいだったが、これにも圧倒的なアドバンテージを誇っており、文字通りガリバーとして、フィルム業界に君臨していたのである。 ところが、そんなコダック社は1975年に、自らのその牙城を突き崩す、怖ろしい発明をしてしまう。それは「デジカメ」だった。これが発展し普及すれば、写真用フィルムの需要がきれいさっぱりなくなってしまうという、コダック社にとっては――いやフィルム産業
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。
結構前の話ですが、
自分でいいアイデアっていうのをずっととっておいたんです。
でもとっておけばとっておくほどそれ以上のアイデアが生まれないんです。
もったいぶらずにだすようにしたらまた次のアイデアがでるようになりました。
僕はカメラに詳しくはありませんが、
そのときのことがこのコダック社のものと似ていると思いました。
コダック社にとって目先の利益だけでなく、
切り札をとっておくという感覚、あったのかな。
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