フレデイ タンさん のコメント
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年号、「令和」、出典は万葉集。「令和」の出典は「万葉集」巻五の「梅花(うめのはな)の歌三十二首并(あわ)せて序(じょ)」。「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」から引用
貧窮問答歌
(甲)風雑 ( まじ ) り 雨降る夜 ( よ ) の 雨雑り 雪降る夜は
すべもなく 寒くしあれば 堅塩を 取りつづしろひ
糟湯酒 ( かすゆさけ ) うち啜 ( すす ) ろひて 咳 ( しはぶ ) かひ 鼻びしびしに
しかとあらぬ 髭掻き撫でて 吾 ( あれ ) をおきて 人はあらじと
誇ろへど 寒くしあれば 麻衾 ( あさふすま ) 引き被 ( かがふ ) り
布肩衣 ( ぬのかたきぬ ) ありのことごと 着襲 ( そ ) へども 寒き夜すらを
我よりも 貧しき人の 父母は 飢ゑ寒からむ
妻子 (
続き
これからが私の言いたいこと。
今回、元号採用にあたって、万葉集を持ち出して、政府の思い入れを十分込めて意味づけしたのはいただけない。漢和辞典に書いてある通りの意味以外に政府が意味付けするのは如何なものか?意味づけは民主主義日本の国民の個々の思入れに任せるべきなのです。尖閣諸島の国有化といい、今回の万葉集と言い、中国に対する子供ポイ嫌味でしかないように私には思えますね。
日本人が漢字を使用する限り中国文明の影響のお蔭様であるし、万葉集そのものが万葉仮名と呼ばれるもので漢字だらけですよ。最初は漢字の音だけを輸入した。そして、中国の文献の意味を解読する過程で文献解読法(因みに韓国は素読が主流。英語みたいにそのまま上から下へと文献を読む)を開発し、日本語の文学文体に多大な好影響を与えて、今日に至っている。日本の文学は漢字熟語を抜いたら文学足り得ないのです。
今回の元号注釈は外交的に失策です。日本人が中国で現在大勢働き、中国との経済関係は切っても切れない。中国との友好関係の拡大発展は米国との関係と同じ比重を掛けて保たれるべきなのに何を血迷ったか?実に大人げない。そう思いませんか?
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