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フレデイ タンさん のコメント

渡辺さんと言えば、やはり正力翁を連想します。

マッカーサーは東京・横浜を爆撃するにあたって、自分が占領政策を遂行するにあたって使用する施設と建物をかなり前から決めていて「爆撃するな」と命令していた。横浜のグランドホテルもその中に入っていた。彼が幼少の頃、植民地フィリッピンの総督だった父に連れられて滞在したらしく、ノスタルジーがあって、爆撃させなかった。大仏次郎は軍部独裁の暗い世相に嫌気して、西欧の臭いがぷんぷんするグランドホテルに逃げ込み、ひたすら鞍馬天狗を書いたことは有名。大仏の滞在期間は10年以上になった。対米戦争が始まり、危ないと視たか、鎌倉に疎開した。そのまま滞在続けたとしても、安全だった訳だ。

マッカーサーは自分が使う箱モノを無償で残したが、私は今もサスペクトしていることは、人間も残すべき人と処罰すべき人を決めていたということだ。残すべき人の中に岸信介は入っていた。正力翁もはいっていた。勿論、吉田茂も入っていた。一方、処罰すべき人たちが軍部重鎮であることは勿論であるが、近衛文麿が入っていた。対米開戦に反対して、終戦まで軍部から付け狙われていた近衞さんが何故誅されなければいけなかったか、私にはまだ解けない謎だ。

私の憶測だが、歴史の浅い野蛮な米国のジェネラルにとって近衞さんは煙たかったのではないだろうか。近衞氏はなんと言っても皇族だから、マッカーサーとしてやりにくい。岸や正力や吉田は育ちが悪いからマッカーサーの権威にへりくだる筈だと計算した筈だ。勿論、その通り大成功だった。

続く
No.3
67ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。