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貴兄に歴史認識が無いから、妄想となってしまうのです。カールマルクスを持ち出すまでも無く、世界の知識人が肯定する社会科学の結論たる「米国は世界を資本に依って支配したい強欲に基づき国際政治に乗り出している」ことを知って貰いたい。何もダス　キャピタルを読まなくても、孫崎先生が推薦される幾つかの本を読めば分かります。

この資本に依る支配はスペイン帝国により始まり、スペイン帝国を本格的に継いだのが大英帝国、そしてあなたが好きなUSAです。そのバックにウオール街が控えていることぐらいは認識してもらわないとどうにもなりません。ウオール街さえ国連が管理すれば、ワシントン府もむちゃなことはしなくなる。中東も平和になり、北朝鮮も民生向上に邁進できる。

悪いのは、歴史的に言えば、スペインのセビリャから始まったポルトガル改宗ユダヤの銀金融資本、それを継いだロンドンシテイ、そしてその後登場したウオール街なのです。

世界にとってウオール街の不法行為にどのような歯止めをつけるかが課題なんです。貴兄に知って貰いたいのは、我々は資本主義を廃止したいと言ってません。ウオール街はなくちゃいけません。ただ、不法行為を行うからいけないのです。暗殺とか戦争を彼らは否定しません。むしろ、肯定します。これを無くそうと世界が頑張っているということを貴兄に理解して欲しいな。